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★本日のメイン

中山11R
カペラS
◎11.ニシケンモノノフ
◯7.ダノングッド
▲13.キタサンミカヅキ
△10.マキャヴィティ
△1.ノボバカラ

ノボバカラもコーリンベリーも、一応は逃げても2番手でもいいタイプ。しかし、ルックスザットキルやフラットライナーズが結構本腰入れて先行争いに参加するようで、今年は良馬場でもかなり速くなりそうですね。
その流れに釣られず対応できるならいいんですが、これまで外枠の好走ばかりで外から被されたくないノボバカラが、1番枠を引いてしまいました。主張したくてもコーリンベリーがいますし、ハコ内でも嫌がる馬です。おそらくは凌ぎあいの中で、自分のリズムで行くことは難しいかもしれません。
となれば、このカペラSの差しパターン通り、上がり性能のいい差し馬のズブズブを狙う予想でいいかもしれません。
休養明けにはなりますが、推定上がり最速で外目の枠を引いたニシケンモノノフを有利と見ます。

脚抜きの良い馬場ではなく、かなり終いが掛かる馬場状態で、いくら高レベル短距離馬とは言えハイペース想定ならラストも12秒5以上掛かるラップになるでしょう。
ラスト2F目が11秒台だったり、後半2Fが25秒以内でまとまる速力必須の流れだと、内枠でロスなく回ることが大事な条件。しかし今回の超Hペースも見える+良馬場でラストが止まる流れなら、馬群の外を少しばかりロスしながら回ってても、惰性が効くことの方が大事な展開なので、外枠差し馬が穴になります。
中山コースがメチャメチャ得意なキタサンミカヅキ、マキャヴィティをぜひ拾いたいですね。

また、プロキオンSでノボバカラよりもいい出足を見せていたダノングッドは、距離短縮で気になる存在。
コーナーでノボバカラが被せてきた時に、怯んだように後退してしまって一度は圏外に去りましたが、直線盛り返す脚を見せての僅差6着という内容。
おそらくあの場面は、左回りに戸惑ったのが原因でしょう。ユニコーンSで最下位に喫していたりしますし(あの時も向正面から物見しながら変な挙動で後退していました)、左回りがよっぽど苦手というだけかも。
しばらく1800mを使われていましたが、マイル戦でもパドックで他馬と並べると捌きが硬く短距離馬に見えるようなバランスでした。ダノンレジェンドとプロフィールがほとんど一緒の陣営が、ダノンレジェンドと似たローテーション(準オープン勝ち直後に軽く負けてカペラS)での挑戦なので、これは改めて馬体を見比べてみたいところ。

中京11R
名古屋日刊スポーツ杯
◎9.タイセイサミット
◯6.ビオラフォーエバー
△8.キンショーユキヒメ

特にこのクラスで能力上位なり、体調が抜群なりの馬が見当たらないメンバー。
タイセイサミットはもう少し余裕を削いでほしいと思うんですが、このメンバーならさすがに力が上でしょう。
そして中京競馬場との相性が抜群のビオラフォーエバーが逆転候補か、というところ。
キンショーユキヒメは、あまり中京が合ってないような…。

阪神11R
阪神ジュベナイルフィリーズ
◎11.ジューヌエコール
◯1.ディーパワンサ
▲18.リスグラシュー
注2.ソウルスターリング
△10.クインズサリナ

ちょっと前ならモチベーションの高い地方ジョッキー、最近ならここで結果を出して来年以降の騎乗に繋げたい外国人騎手。
他の古馬重賞では有力馬とそれ以外の能力格差が大きく、騎手の力ではどうしようもない負けもあるんですが、こと2歳Sにおいてはそうではありません。
数あるG1の中でも、このレースは騎手の技術での逆転が大いに起こり得るレースだと言えるでしょう。

ましてや、まだ1勝2勝という馬同士で力の差も大きな開きはなく、このレースは全馬が万全の仕上げというのはあり得ません。急激に寒くなる時期で、成長どころか1勝2勝目の後に反動が出る馬もいます。大半は出来が落ちている可能性すらあるんです。
おまけに、中央の騎手はここ以降も継続騎乗が決まっていたら、明け3歳から先のことも考えて、強く追い出せない事情があることも。
阪神JFは、どちらかというと唐突な逃げがハマることもあるレースですけど、現実問題能力で残した内容ではないですよね?
何でアローキャリーやヤマニンアルシオンが残せて、明らかに直前で示した能力はそれより高いアサヒライジングが残せないんでしょうか。
ラインクラフトがどうしてもあの時点での履歴で負けるのか。まだ現時点で無理させられないハープスター、という例もありました。
それに、レースリプレイを詳しく見直しても、実際勝ち負けしている馬が、頭を上げて苦しがったり、尻尾を振って嫌がったり、明らかにモタれたり、手前を何度も入れ替えたりで上位に踏ん張らせている例は多数あるんです。しかし最後の坂の上りに差しかかった際、追い出すのを躊躇するかさらに無理させるかは露骨に出ます。
例えば人気薄ですが、2年前5着のアルマオンディーナは、絶好のハコ内ポジションから直線で前に出かかった時に馬が反抗し、結局確り伸びるフォームには移れないままの5着入線でした。
あそこも気の悪い馬だったとしても、バランスを取れてビシッと追い出せることができれば、その技術があれば全然結果が違ったことでしょう。
馬を前向きに走らせる技術が大いに活きるなら、そして馬の力の差を騎手で逆転するなら、やはりこの牝馬限定戦・一発勝負の2歳戦でこそなんです。

そしてもう一つ、ルメール騎手が2歳デビュー戦・2戦目で騎乗した馬は、ノーザンF陣営がかなり期待を懸けた背景があると考えてよし。それなりの能力を保証されている証拠だと言えるでしょう。
そういう馬に、スポット参戦の外人騎手・地方騎手が乗ってきたパターンが、ここでは一番の狙い目。
デイリー杯2歳S組の2頭、ジューヌエコールとディーパワンサに、単勝の期待をしたいと思います。
シュタルケ騎手、バルザローナ騎手ともに、千載一遇のチャンス。ディーパワンサは叩き良化が明らかと感じますし、ジューヌエコールは追い切りの動きが抜群でした。
ソウルスターリングもそれなりに良い馬なのですが、まだ先を見越した仕上げのようにも感じますし、馬のキャラとして鈍い一面があるのも事実、フランケル産駒のG1未勝利という傾向も気になります。母父モンズーンですし…。
ただし、ソウルスターリングもリスグラシューも、高い能力を示しているのは事実。そこを騎手の差で逆転できる可能性がある、と見込んでの評価です。バッサリ外せるとは考えていません。
前走で試す競馬をしながら、ミスエルテと同じ末脚を使ったクインズサリナも、今回シュミノー騎手ということなら一考あり。

基本的に直線みなバテバテになるレースだと思っているので、スピードが勝ったレーヌミノルや、掛かり癖を見せたサトノアリシアは評価下げ。






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