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★本日のメイン

京都11R オータムリーフS
◎13.エイシンバッケン
◯09.ゴーイングパワー
▲06.ワディ

室町Sでブルドッグボスにアッサリ千切られてしまったメンバー同士、おまけにやたらと高齢馬が多い番組。
上積みを見せそうな若い馬が極端に少なく、上昇機運にいる馬もいないのなら、さすがにここはエイシンバッケンとしか見れません。
ゴーイングパワーの型通りの巻き返し、そして体調だけは非常に良いワディ。可能性を感じる馬が少ないと思います。

ただし、古馬オープンクラスのダートでもレベルの低い方の番組で、能力の拮抗した混戦です。
エイシンバッケン自身はかなり頭の高い走りをする不器用な馬なので、ワンミスで簡単にコケるタイプ。当日の馬場状態に偏りがあるなら、それで決着する可能性もありそうですが。

東京11R ジャパンカップ
◎01.キタサンブラック
◎16.リアルスティール
▲04.ルージュバック
▲14.レインボーライン
△03.ゴールドアクター
△17.シュヴァルグラン

雨がいつごろ降り始めるのか微妙で、どうしても馬場状況もパドックも当日待ちとなってしまいますが、大まかには4歳馬優位で良いと思います。
特に、昨年のジャパンカップ〜有馬記念でラブリーデイ辺りとつばぜり合いをしていたレベルの馬は、さすがに避けてもいいのでは。
ズブズブの重ということはおそらくない予報のようなので、キタサンブラック相手に正面切ってケンカを売れて数回交わせる能力を既に持っている馬を重視したいところ。

そして、キタサンブラックに堂々とケンカを売ると主張しているゴールドアクター陣営も、それほど突飛な作戦は立てにくく、同型タイプがいないのをいいことに遅い流れで落ち着くことになると思います。
雨の降り始めで微妙な馬場状態となるなら、有利なのはキタサンブラックだと改めて考えます。そして、キタサンブラック有利の流れが生まれた際に一番有力視すべきなのは、ゴールドアクターよりもリアルスティールでしょう。
3歳クラシック戦線の時から、キタサンブラックとリアルスティールはしのぎを削り合った中でありながら、この2頭は好走する時はほぼ同時。スプリングS、皐月賞、菊花賞とともに好走し、ダービーの厳しい流れで根負けする過程でした。
そして古馬になって1年近く、リアルスティールはキタサンブラックと全く別の路線を歩みましたが、結局はリアルスティールは課題の気性難さえ解決すれば距離を延ばした方がいいタイプなんです。
キタサンブラックが作るリードに合致できる適性をリアルスティールは持っていますし、前哨戦が明らかに半端な造りで、今回大幅な上昇があり得るのも、リアルスティールしかあり得ないと考えています。

そして、大穴でもルージュバックかレインボーラインまで。ルージュバックは仕上がりこそそこまで上昇はしないでしょうけど、天皇賞秋で不利を受けて脚を余した分、次に向けての余力がまだあります。
タフな展開では底力のなさが露呈してしまいますが、キタサンブラックが作る展開にも合致する方。
レインボーラインはこの秋に性能を一気に引き上げた上がり馬と考えれば、春から夏の競馬ぶりは度外視していいです。ルメール騎手が騎乗するなら、何か変わるかも知れません。
とにかく、何か変化を起こしたい、より力を引き出したいという願望の表れが、外人騎手への依頼として現れるレース。仕上げの上積み、能力のもう一押しがあるのなら。

京都12R 京阪杯
◎18.エイシンスパルタン
◯17.メラグラーナ
▲07.アースソニック
△09.クリスマス
△03.セカンドテーブル
△10.ペイシャフェリス

スプリンターズS出走馬などは、この夏にそのレースを頂点としてローテーションを組み、目標に据えて臨んだものであるので、言うなれば高いパフォーマンス(今シーズン能力最大と言える水準)は出て当然と言えます。
また、同時に、それだけ数か月前まで無理を強いて連戦させ、ガス欠にまで至ったことが最近あったわけなので、2〜3走前に高いパフォーマンスが出ていたとしても、それを鵜呑みにはしにくい場面。季節も変わりますし、この京都1200mは他の短距離コースとラップ適性も変わるわけですからね。
この京阪杯はあまり良いローテーションとは言えないレースですし、有力馬と目された馬の頓死が数々起こっている傾向もあります。
当日見てみたら、目に見えて出来が悪くなっていたということが多数あるレースなので、夏場に根を詰めて出走してきていた馬に手を出す際は特に気を付けたい場面です。調教を見ても動きガタ落ちなどモロに出ているので。
サマーシリーズ路線で結構頑張ってきたネロなどは、特にそういう注意を払いたいですよね。

エイシンスパルタンが大外枠を引いたことで、いろいろ逆転の目がないか考えましたが、やはり強い馬を素直に評価することにします。
何よりローテーションが理想的。京王杯で変な負け方をした後、思い切って夏場全休。スワンSは一定のスピード性能を示したうえで、いいひと叩きで距離を縮めてきました。
1200mがベストかどうかは意見が分かれるところですし、自分もできれば1400mだとは思いますが、夏場に消耗しきった可能性のある馬より、この時期に痛みもなく万全で出られることを重視しました。
メラグラーナ、アースソニック、クリスマス辺りは、このレベルで底を見せておらず消耗もしていないということで評価します。あまり間隔が空きすぎるのも良くないのですが。







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