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★本日のメイン

新潟11R
ルミエールAD
◎14.オウノミチ
○9.トータルヒート
▲3.レッドラウダ
注13.シンボリディスコ
△7.プリンセスムーン

プリンセスムーンは確かにこの条件ベストで、この番組を中心にローテーションを組んでいる馬ですが、持ち時計は今年のアイビスSDの54秒3。これはもうレッドラウダに越されている(直線初挑戦時2着の54秒2)わけです。オープンなら無敵、という馬ではありません。枠順が外ではなく、斤量も少し背負う側に立てば、展開や馬場次第で交わされしまう程のいいボーダー馬だと思います。この水準に足りるであろう馬を探せば良い、ということですね。
直線競馬初登場で勝ち負けの期待をしたいのは、オウノミチとトータルヒート。どちらも飛節が伸びて基礎スピードの高いタイプ。腰の支えも良く、この距離で足が溜まるタイプだと思います。レッドラウダも当然上位評価。
シンボリディスコもかなり良い持ち時計がある馬で、非常に体が硬い馬なのでこの条件はいいはず。
カオスモスやシゲルカガのようなパワー寄りの馬は、あまり選びたくないのが秋の直線。

京都11R
カシオペアS
◎2.ダンツプリウス
○5.フェイマスエンド
▲8.ベルーフ
△10.ダイシンサンダー

最近はゼロスが前に行く気ないようで、どう見てもスローですね。天皇賞秋の真裏にあるレースなので、騎手確保が不安定なため例年有力馬の集まりが悪く、内枠がやたらと有利な展開になるレース。もちろんこの機を見て工夫して先行するような馬がいれば、逆転チャンスだと思うのですが、おそらくそんな勇気ある騎手、自由にさせてもらえる騎手もいないでしょう。
仕上がりはどうも甘目に見えますが、ダンツプリウスが今回は良い条件だと見て評価します。
フェイマスエンドも、京都1800mでそれほど究極の上がりが要求されないなら、今回は良い条件。
ベルーフは明らかに能力上位ですが、前回のような決め打ちの後で騎手が下がると、掛かり癖が出てしまいそう。それでなくても暴走癖が怖くて、前で促すことができない馬ですし。

東京11R
天皇賞秋
◎3.アンビシャス
○8.モーリス
▲12.リアルスティール
注15.ラブリーデイ
△7.サトノノブレス

テレビ馬やらがおらず、標準的なレース展開になるなら大穴はない、というのが天皇賞秋の特徴。超スローペースやズブズブのハイペースになれば、普段とはキャラが違うタイプの紛れが起こりえるコースですが、適度に総合スピードを問われると能力指数の足りない馬、格不足の馬では太刀打ちできません。まずは、今年になって地力が上がった馬をチェックすべきで、性能不足の馬を考慮する必要はありません。
そして、エイシンヒカリは海外のレースよりも今回は対応が難しいはずです。昨年競りこまれたクラレントが隣にいて偶数枠ですし、すぐ近くにロゴタイプ田辺騎手。そして武豊騎手の目線でもどういう立ち回りで来るのかハッキリしないアンビシャス、モーリスも間近にいます。昨年優勝したラブリーデイも競りこそせずも遠くにはいないでしょう。毎日王冠を制した時ほど楽には行けないはずです。それ以上に、走り方が1800mっぽいんですよね。昨年末から今年充実を迎えたとはいえ、日本馬とのスピード勝負でどうか、という疑問は拭えないままだと思います。当日バカついていれば消しで。
ただ、こうして相手次第で対応して立ち回れるタイプが多く、それらがほとんどG1好走歴のある馬ばかりですから、昨年より頭数は少ないものの、メンバーレベルは高いと思いますね。

今年になって中距離G1戦線に登場した新興勢力の筆頭といえばモーリス。続いて4歳リアルスティール。今季はそれと同格か、あるいは上回っている可能性のあるアンビシャス。序列を変える可能性があるのはこの3頭だと思っています。
注目したいのは横山典弘騎手が騎乗し、今度は控える競馬に回れるアンビシャス。これまでG1の壁に跳ね返されていますが、今年は指数を大幅に跳ね上げてきていますし、今回は理想的な調整過程。枠も理想で前に目標の馬を置いて競馬できますし、落ち着いた流れでサッと立ち回れる強みが大きいと思います。速い馬場もOK、直線でバラける馬場もいいでしょう。
モーリスはこの路線でも主役を張っていい強力馬で、決して評価は下げられません。
そして、調整過程は良いのにマークが落ちているのがリアルスティール。既にG1級の評価は確定しており、鞍上も替わって距離も守備範囲。毎日王冠を取りやめたのは、調整遅れのようにまとめていましたが、追い切りは栗東坂路1番時計を出していましたし、「ここを使って短い間隔で天皇賞を使うと消耗が厳しい」という判断だったそうなので、鉄砲で挑むのが不安視されているだけ。パドックで並べてみればおそらく察知できるかと思いますが、格では上のはずです。
今回評価を下げたいのは、得意の1800mだけの内容で評価されているルージュバック(輸送続きで中間に既に減っていて、今回は生涯最低馬体重か?)と、上で触れたようにやはり今年も流れが厳しいと見えるエイシンヒカリ。
今年はレベルが高い年だとみて、まず格が足りている馬を評価したいという方針です。





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