前日情報へ戻る



★本日のメイン

阪神11R
エニフS
◎5.トータルヒート
○7.ラテンロック
▲11.キングズガード
△8.ゴーイングパワー

キングズガードの力が抜けているのはもちろんで、オープンにしても結構レベルの低い番組なのは承知なのですが、今回は田中章博厩舎→音無厩舎への転厩初戦。おまけに逃げ馬不在でスロー濃厚条件で、若干ですが斤量が不利。
蹄の不安が解消してから体が増えて充実期に入った馬ですし、重賞3着とはいえローテーションの切れ目で環境が替わるのは怖いですね。
音無厩舎はダートのオープンクラス以上の実績が乏しく、ダノンリバティを芝馬にしてしまうほどなので、追い切りの質がどうなのか…。
おまけに藤岡祐介騎手も最近はどん底。ここ1か月勝ち星なし、オープン勝ちも5月以来ゼロと言う体たらくです。重箱の隅というほどでなくても、負けておかしくない要素はかなりあるんですよね。
調べていくにつれ、やはり絶対に本命にしたくない…と言う気持ちが膨れ上がってきます。今回楽に競馬できる馬に、逆転の可能性を期待したい場面。

芝で好走していた時もこの春も、ずっといい体つきをキープしていた、トータルヒートに期待。
腰は決まっているんですがかなり歩様が窮屈なタイプで、上のレベルの芝だとさすがにバネが足りなかったかもしれません。追走だけなら全く問題もなく、脚も溜まっているように見えるんですが、追い出して限界がすぐ来てしまいましたね。
体つきはそれほど劣らない馬だと思うので、得意の阪神ダートに戻ってスンナリ先行するなら。
ラテンロックも、阪神が滅法得意なタイプで、今回は展開有利をもらえます。持ち時計がないのはやや難点ですが、上がりをまとめられる先行馬なので、盲点になっているようならなお注意。

中山11R
紫苑S
◎10.パールコード
○9.ヴィブロス
▲11.パーシーズベスト
△17.クィーンズベスト
△18.ビッシュ

重賞に昇格して1着賞金が1900万→3500万になっただけでなく、秋華賞の優先出走権も3着まで拡大。
となれば、例年であれば頑なにローズSにばかり拘っていた関西陣営も、多少は紫苑Sに流れてくるのが道理。
これまでは夏の上がり馬もあまり東上することがなく、S級馬・A級馬が2頭3頭毎年出揃うローズSで3着までの狭い枠を争っていたのが通例でしたが、それは長距離輸送もあり優先権の枠も狭く、期待値からすると使うメリットば乏しかったからでしょう。
賞金不足ながら秋華賞に是が非でも出たい夏の上がり馬からすれば、シンハライトとジュエラーが出てくるローズSで3着以内の枠を争うより、チェッキーノがおらず距離実績もないビッシュが関東トップになる紫苑Sの方がいいに決まっています。
なので重賞に昇格した紫苑Sのポイントは、「今までローズSに出ていた関西のB級馬が流れてくる」というところ。
特に今年は、紫苑Sに登場する関東馬のレベルと言う視点ではほぼ例年と変わり映えしない程度でしょう。500万勝ち馬も数える程度しかおらず、春の実績馬は地元関東の重賞・関東馬が8割9割占めるメンバーで勝ちきれなかった馬ばかり。
重賞勝ちの下、あるいは有望なディープ産駒の関西馬が、秋になってパンとして出てくるのに、その成長力に関東馬が追いつけるのかどうか。むしろそれこそが問題でしょう。
今年はまず関西馬から重視すべきで、ビッシュがコケれば関西馬独占もあり得ると思っています。

オークスへの優先出走権を得たのに、馬のことを考えて全休の決断を下したパールコードが、秋になって相当良化してきたのでは、とまず考えています。追い切りの動きは抜群に良かったですね。
この馬がポジティブになれるのは、中山への輸送を春にクリアしていることと、中山2000mと直線の坂も全く問題ないと示していること。川田騎手が乗り慣れていることもプラスでしょう。
そしてヴィルシーナ・シュヴァルグランの下のヴィブロスも、前走内容や追い切りの動きはなかなかでした。パーシーズベストも勢いを感じます。
ポテンシャルからすればこの3頭は相当有望だと考えています。

ビッシュが不安なのは、牧場で調整してきたということをやたらと強調しているムード。鹿戸厩舎に戻ってから全くの軽めしかなく、直前追い切りも戸崎騎手が騎乗したのに、映像を見ると一切スピードを出さないよう引っ張っていました。これが「思い通りの調整」?中間の追い切りを総合的にまとめて算出する仕上がり指数が、出走メンバー中最低レベルですよ。
一番まずい時は400kg台にまで減ってしまった馬ですし、馬体を減らしたくないのはわかりますが、オークス直前とは違って終いだけ伸ばす追い切りすらないというのは不満です。戻してきた時の状態がそもそも悪かったのでは?
この大外枠も不運ですし、少なからず勝ちに動く競馬は出来ないものと見て、かなり評価は下げます。







前日情報へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定 ||