出 馬 表へ戻る



札幌5日目11R 札幌2歳S(G3)

 クローバー賞では2着に敗れたものの、札幌2歳Sの出走権を獲得したトラスト。川崎からの遠征馬で、15日に川崎の小向トレセンで追い切り、札幌競馬場に着いた翌18日に本馬場で追い切るハードワークに耐えての権利獲りは、レース内容以上の凄みを感じた。

 中1週のローテーションだが、今回は札幌競馬場に滞在する形で馬にゆとりも感じる。その中で本馬場での追い切りも、多少内にササる面は見せたものの、前走時の動きとは一変した。

「前に馬を置けば折り合いはつく」

と、前走後に柴田大騎手は話していたが、前走は大外枠が仇となり、前に壁を作るのに時間を要した。しかし、今回は芝1800mでの5番枠なら、壁を作りやすい枠順となり、レースのしやすさでも一変する。前走は決して、トラスト本来の走りではない。輸送に弱いタイプが、あれだけのパフォーマンスを見せたことに、この馬を評価すべきである。

◎トラスト
○コリエドール
▲インヴィクタ
注タガノアシュラ
△アドマイヤウイナー
△トリオンフ
△ディープウォーリア
----------------------
<明日の狙い馬>
札幌1R バニーテール
 ハイレベルの開幕週ダートの新馬で2着。前走は、それこそレコード決着となるハイペースながら、前が止まらない展開で出番がなかった。時計は大幅に詰め、使いつつ良化している状況からも、ソロソロ順番がやって来そうだ。バニーテールと同じローテーションのカンムルが、減量器用で前進見込め、相手筆頭に。

札幌3R ヒルノサルバドール
 4カ月振りの前走、出遅れながら早めスパートでアワヤのシーンを作った。さすがに最後は脚色が衰え、イントゥザターフに差し切られたが、前走後に連闘を決めて調整。今回もひと捲りの戦法で初勝利を目指す。

札幌5R ヤマカツグレース
 札幌2歳S出走のタガノアシュラと併せ、相手とともに余力を持っての入線と、動きの良さはメンバー中1番。ヤマカツエースの半妹だが、洋芝での成績が抜群のハービンジャー産駒で初陣を飾る。

札幌12R ハナズレジェンド
 後方で脚を溜めるスタイルがズバリ嵌まった面はあるが、直線の短い札幌で鮮やかな差し切り勝ちを演じた前走は、鳥肌が立つ内容だった。モレイラ騎手も、決してお世辞ではなくベタ褒めしていた様子から、1000万への昇級でも好結果を期待できる。




出 馬 表へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定 ||