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★本日のメイン

札幌11R
UHB杯
◎7.セカンドテーブル
○3.クリスマス
▲2.フミノムーン
注12.サドンストーム
△10.オデュッセウス


函館で複数回出走していて、ずっと滞在している馬の中間過程を見ていると、やっぱり単純に直前追い切りのタイムは遅くなっていますし、追い切り指数も下がるばかり。
ローレルベローチェのような馬も、中間間隔を取っているのに、いいタイムが3本4本出るような中身ではないです。しばらく終いだけ、直前になってようやくタイムを出すような長め追いをするものの、それでも上がりに見所なし。
やっぱりこう、滞在調整と言うのは勝手が違うんでしょうね。おまけに、馬の中身が良くなるとも思えません。現地の環境に対応する体つきにはなっても、レースを走る精度の面でいえば現状維持がやっとで、体のキレが増す・性能をグンと上げる攻めた調整ができるとは考えられません。

なので実際、2012年からUHB杯が1200mに変わってからは、単純に「前走良い着順だった馬が、今回もそのまま走る」例が続いています。前走好走した馬=「現地の環境で動ける馬、馬場や芝が合う馬」が再度ここで走り、前走大敗からの巻き返しが皆無。
前回重賞なら不利を受けた馬が巻き返す例があること、格上挑戦組が若干劣勢、あまりに長い休み明けは環境が大きく変わり過ぎるので通用せず…辺りの細かいポイントを押さえていれば、答にたどり着くのは容易かと思います。

前走1着が単純に良いということを重く受け、前走1着馬の2頭を評価します。どちらも決してレベルの高いレースではないのですが、現状体がかなり動くというのを重視した方がいいので。
セカンドテーブルは休み明けにはなりますが、昨年ルチャドルアスールが同じローテーションで好走できています。このぐらいなら勢い切らさず足りてしまうのでしょう。実際格上挑戦+近走不振馬ばかりのこのメンバーなら、相手が弱いと解釈もできます。
クリスマスは2年前に不利を受けた相性悪そうなレースですが、今回の方がいい状態で臨めてるでしょう。TVh杯は相当特殊な馬場で、決してレベルの高いレースではなかったのですが、レベルやIDMうんぬんを言うレースではないので。
フミノムーンやサドンストームのように少し惜しい内容の馬は、上位2頭の少し下。函館SSでハッキリではなくても不利があったオデュッセウスは、確実に変われると言えませんがケアします。

小倉11R
小倉記念
◎12.プランスペスカ
○11.ダコール
▲4.アングライフェン
△6.マーティンボロ
△7.メイショウナルト

近2走内に1着があるのがアングライフェンのみ、馬券圏内好走も3頭のみ。おまけに前走G1馬もなし。
小倉記念はこれまでこういうレベルではなかったですよね?最近にないほどメンバーが落ちたとハッキリ言えるでしょう。
細かく小倉適性を問うレベルではないのでは…。

追い切りを見てもそれほど目立った伸びしろや大した違いを感じなかったので、前走内容を素直に信じるようにします。
プランスペスカの前走鳴尾記念3着は、非常に目立った内容でした。特殊馬場だったとは言え、IDMもかなり出ています。これまでオープンクラスで全く力が足りない競馬ばかりが続きましたが、それは距離がハマってなかったからでは?
全体のハコが小さめで後肢の捌きが硬い馬なのですが、よく考えればそれで2400m超の距離ばかり走らせていたのがおかしかったような。路線変更でピントが当たった、とする説の方が当たっていると思います。
ダコール、アングライフェンはキャラとしての不安はあるものの、ここで人気になる評価自体は妥当。
後はマーティンボロの復調か、メイショウナルトの後続をだます楽逃げが上手くハマった時。

基本的に超高速馬場で走破力が問われるレースですから、G1帰りやこの夏かなり好調だったりしないと巻き返さない条件です。前走見所なく大敗した馬を、無理して引き上げる根拠には乏しいですね。

新潟11R
レパードS
◎6.グレンツェント
○5.ケイティブレイブ
△13.グランセブルス
△7.ピットボス

前走ユニコーンSで着差の近い3着4着でしたが、自分はグレンツェントとピットボスが接近しているとは思いません。2強のメンバーだと思っています。
T.ベリー騎手も安田記念で失意の大敗(2着)を喫し、再度呼び戻し(来日2度目)た直後のレースでしたし、何かしら直前でおかしな気配もありました。ルメール騎手の青竜Sほど、上手く乗れなかったのも事実でしょう。
伏竜Sで結構まともに乗ったケイティブレイブを、ビシッと差して交わした実力はかなり高い方だと思いますし。
ケイティブレイブの実績は文句なしですから、あとは状態維持だけ。

ローテーションは決して良くないものの、まだ頭打ちになっていないことでグランセブルスに成長の可能性を見ます。
レースのポイントはケイティブレイブが作るペースですが、馬券のポイントは3着争い。ここに足りる水準を、1000万レベルに置くか準オープン級まで引き上げるか、あるいは展開恩恵の結果の運の良い馬かの判断でしょう。
自分は結構低めのレベルで、展開の分でのラッキーな3着もあると見ています。





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