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★本日のメイン

札幌11R
TVh賞
◎3.ウインマーレライ
○6.サンソヴール
△1.フェルメッツァ
△4.シャドウアプローチ

ここ2年ぐらいですか、函館での現地滞在組の成績がどんどん悪化してて、函館W調教馬の効力がグンと落ちてきたのは。
函館開催のパドック映像は本当に角度が悪く、分析しにくいものだとはいえ、それでも函館組は使うたびに馬体がガサガサになっていってる…という判断は、間違いじゃないはずです。
開催が12日間に短縮されたのもちょっとは影響しているんでしょうね。昨年も今年も、函館開催リーディングは5勝するかどうかで争うライン。
16日開催だった時は7〜8勝、時に10勝が目安のラインでしたが、このレベルだったら松田国英厩舎のようにした方がいいですね。入れ替えや休養を効率良く使い、省エネでも戦えるような体制が組めれば人員も割かないし…というわけなんでしょう。
昔ほど函館開催に拘って馬房を一定数早くから確保し、開催通して延べ25〜30鞍ほど根詰めての勝負開催にする…と言った動きが、どの厩舎にも見られません。
パドックを通してチェックしていても、函館に滞在して使い詰めだと、相手が弱くて結果が出ることはあっても、体は枯れる一方。「この厩舎は所属馬を函館に置いてグングン良くなってる」と言う厩舎が全く見られません。

今回のTVh賞は、五稜郭Sで勝負にならなかった馬ばかりが集まったメンバー。
上で述べたように、前走の時点であきらめがつくような体つきでしたし、札幌に移動して負荷を掛ける追い切りができるとも思えず、まともな水準の出来は望めそうにありません。
(札幌クイーンS出走予定だったチェッキーノが、札幌芝での追い切り(別に強く追ってもいない)後に軽度の屈腱炎を発症し、休養だそうですね…。札幌芝も例年より妙に硬いそうで、これも何か言われそうです)
なのでアドバンテージがあるのは、全くの別路線・放牧帰りの馬でしょう。実際、昨年のTVh賞も似たような状況。五稜郭Sの2・3着馬が出走して人気もしていたのに、1〜3着したのは全くの別路線。
そして、昨年と前走履歴こそ違いますが、ここに臨むうえではほぼ同じローテーションと言えるウインマーレライが狙えるはず。
昨年、このレースを57.5kgで連対。決して鉄砲実績があるわけでもないのに好走できたのは、おそらくは洋芝適性が高いためでもあるでしょう。
こと、札幌ダートでの追い切り本数が重要だとは決して思いませんし、価値が出るように感じないのですが、1か月前から函館入りして調整しているのは、体を慣らす意味でも重要ですし、とにかくこのレース目標のやる気を感じます。

あと、函館開催の内容があまりにも悪く、相当評価が地に落ちていそうなティータン騎手ですが、緩急が発生せず比較的緩いリズムで乗れる札幌はちょっとマシにならないか?とまだちょっと期待してます。
あそこまでとことん、どんなジャンルをやらせても全然ダメな外人騎手なんているわけないですから、場が変わって何かないかと。
馬の能力が余裕で足りるのに、評価が確定してない場面で不当に評価が下がるなら…の期待値的な考えです。

小倉11R
KBC杯
◎8.サンライズホーム
○9.メイショウヒコボシ
▲1.パワースポット
注12.テイエムジンソク
△10.ミキノハルモニー

同路線で敗れた馬が一緒に数頭出ているため、狙い辛さはあるんですが、サンライズホームは小倉替わりがかなりプラスに出るはず。
やはり小倉ダート1700mの高額条件は、馬格と一歩のトビの広さが最重要と、調べるほどに実感します。向正面からの下り坂の効き具合が、他場と比べて全然違いますからね。
トップボンバーのような自滅型逃げ馬を楽々追いかけて、コーナーを回り切る前に持ったまま交わすスピードがありますからね。
2度交わされているテイエムジンソクにも、コース適性と脚の使い方の差で、この条件なら前で残せるんじゃないでしょうか。
その上今週の栗東坂路の追い切りで自己ベストを更新したとあれば。
路線考えると、この2頭とほぼ能力同等のメイショウヒコボシは、1700mで性能が上がるタイプ。当然上位評価です。
パワーポケットは、オープンでスランプに落ちかけましたが、脚元も改善し復活なったと思っています。体調ピークではなくても、準オープンなら力上位扱いを常にすべきです。

サージェントバッジは札幌ダート1700mを差して勝った履歴がありますが、中山ダート1800mはとことんダメでした。この馬は小回りダメでしょう。札幌のように大きく緩いカーブじゃないと。

新潟11R
佐渡S
◎4.ナスノセイカン
○6.シャドウウィザード

M.デムーロ騎手と戸崎騎手だからと怖がらず、このクラスで力が足りて新潟外回り適性が確実、と言う2頭をちゃんと評価すべきレースでしょう。

ディスキーダンスはどう見ても2000mのスピードも、瞬発力適性もない馬なのに、2番人気争いに割ってくるかと言う人気のようです。
マローブルーも直線坂コースでしか好走歴がないのに、戸崎騎手の力で1番人気になりそうですね。
いやいや…。デムーロ騎手は昨年ホント凄かったのは確かですが、鈍足馬を瞬発力勝負で勝たせたりはしてませんでした。
トップスピードを2F以上持続させる性能や高速決着適性を、騎手の力で何とかすることなんてできません。好走機会があまりに多かったことで数字が凄いように見えますが、あれだけ勝ってて回収率は期待値割れしているんですから、あれは相当いい馬を多く集めた結果での実績だったと言えるでしょう。
ここは新潟外回りに照準を合わせて使ってきた2頭を真っ当に評価しましょう。騎手が微妙すぎるから…とひよるか踏ん張るかの勝負だと思います。







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