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★本日のメイン

函館11R
UHB杯
▲6.ツクバジャパン

開催タイミングとしては、確かに毎年、函館2週目に1000万下条件のハンデ戦が組まれてはいます。が、そのレース名がコロコロ入れ替わるので過去傾向を参照しにくいですね…。
函館開催2週目の1000万でハンデ戦を行うと、性質がどう変わるのか。3歳馬や降級馬の動向はどうなっているのか。
そういうことに目を奪われがちなのですが、傾向を見ようとして函館3日目の結果を見る限り、連闘馬がかなり活躍しているようでまた驚き。
馬の能力や性質ではなく、現地にいて早く水に慣れることが結構大事なようです。世間のマークを外れた穴ばかり来ていますから、能力を評価された馬が函館では戸惑いまくってる状況らしいですね。

本来はこのレース、HTB杯のレベルが一息だったので、別路線の降級馬アドマイヤゴッドから入りたいところだったのですが、一筋縄ではいかないようですね。
HTB杯で全く力を発揮できずに終わってしまい、このままでは惜しすぎる…と思える馬とするなら。ツクバジャパンですかね?
マジックシャトル、ゴースルー、ワンダフルラッシュ辺りは、もうパフォーマンスの上限が見えています。力を発揮できたとしても、ここで強さで抜きんでてるとは言えないでしょう。
ツクバジャパンは、上手く流れて本来のリズムで走れれば、アドマイヤゴッドやウォーターショパンのような差し馬相手でも凌ぎ切れる性質を持ってます。スローで上りをまとめられるタイプなので。
行き切れなかった上に、コーナーで強烈に包まれて引かざるを得なかったHTB杯のリベンジ、というならまさにこれ。
初挑戦馬のハードルが結構高いようなので、連闘馬からのチョイスのみで相手を広げようとは考えません。

東京11R
パラダイスS
◎9.ミッキーラブソング
○8.ショウナンアチーヴ
▲4.ゼウス
△13.バクシンテイオー

ミッキーラブソングは、明らかに不振馬ばかりが集まりがちな、重賞裏オープンを狙っている節がありますね。
開業からしばらく橋口慎介厩舎もこの馬にばかり掛かり切りですが、それだけ見返りがあるということでしょう。
ひとまず中心はこの馬で当然かと。

そしてこの馬柱から巻き返しを狙うなら、折合難なのか後方からの競馬が続き、道中外ロスや接触などの不利ばかりだったショウナンアチーヴ。
そこまで展開が後ろに偏らないというのなら、単騎逃げが見えるゼウスがここでも恵まれる可能性あり。
バクシンテイオーは、あくまで休み明けの仕上がり次第です。しかし、この馬でも通用しそうなメンバーだけに。

阪神11R
宝塚記念
◎9.ドゥラメンテ
○5.シュヴァルグラン
▲2.アンビシャス
△12.サトノノブレス
△16.マリアライト
△8.ステファノス

キタサンブラックは、有馬記念・大阪杯・天皇賞春で全て逃げて、その実力をいかんなく発揮。しかし栄冠を得ると同時に、「あそこでキタサンブラックに譲らず、もう少し強気で行けるなら」と、他陣営に思われているはずです。
有馬記念ではどうしてもゴールドシップの捲りをケアしなければいけないため、動くポイントが不利だったマリアライト然り。
大阪杯では他馬の執拗な集中マークに遭い、前を追うどころではなかったラブリーデイ然り。
そして天皇賞春ではキタサンブラックに沿うように追走し、一度は完ぺきに前に出たカレンミロティック然り。ここでは「マークを間違えた」と酒井騎手が述べている、トーホウジャッカルもそうですか。
もちろんああいった展開のアヤやワンチャンスを、常に制している運も強みと言えるんですが、「してやられた方」があんな交わされ方をするまい、今度は上手く交わそうと、対策を期すのも当然。
今回宝塚記念においてのキタサンブラックは、ファン投票も断然の1位で、ドゥラメンテが蚊帳の外だったのも影響するのでは。他馬のマークを一身に受ける立場にあるのは間違いないはずです。

馬場の回復度合いが不明で、予想する側も判別しにくく、おそらくは騎手だってそうでしょう。
確実にこういう馬に馬場が向くと言い切れない状況なら、相手の脚を測るか相手を封じに行くマーク合戦に比重が移るようになると思います。
となれば今回の有利は、不安説が出回って他陣営のケアが少し薄れる実力馬や、キタサンブラックと同路線にあって展開が向かなかった馬。

改めて今回は、ドゥラメンテに有利があると考えなおしました。
そして自分は4歳世代が強力という説も主張しているんですが、その中で「人気や世間のマークを4歳世代が集めつつ、それではない別の4歳馬がまた新たなヒーローになる」と考えているので、シュヴァルグランとアンビシャスを高く評価します。
アンビシャスは阪神2000mの外枠で出遅れをフォローできた強みが大阪杯ではあったので、今回内枠では隊列がどうなるか…の不安はあります。ただこう言う状況の馬場読みの確かさを、横山典弘騎手には期待したいです。
シュヴァルグランは3000mを2回使ってる弱みはありますが、この馬場状態です。スピードが高いレベルで問われてるわけではないので、反応の鈍さはそう弱点にならないのでは。であれば、推定上がり上位候補になったことは強みですね。
後は例年通り鳴尾記念好走馬と、有馬記念で見せたようにキタサンブラックとどっこいの実力があって、重馬場が滅法得意なマリアライトを評価します。






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