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★本日のメイン

函館11R
HTB杯
◎4.メジェルダ
○3.レンイングランド
▲16.ペイシャオブロー
△7.カレンステイシー
△11.ワンダフルラッシュ
△8.テーオーソルジャー

ここ4年間は、函館開幕週の芝1200m:1000万下条件は、UHB杯とHTB杯がクルクル入れ替わっています。函館スプリントが開幕週になったり、2週目になったりした関係もあるんですが、一応芝1200mのレースに限って集計しました。
上記の条件(今回のHTB杯の疑似条件・過去5年)に限って言うと、4歳降級馬は、準オープンからの降級だとイマイチで、オープン・重賞からの2段階降級馬ばかりが活躍しています。

◆前走クラス別集計
集計期間:2011. 6.19 〜 2015. 6.20
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前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率
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1600万下 0- 1- 2-11/14 0.0% 7.1% 21.4%
OPEN特別 2- 2- 1- 6/11 18.2% 36.4% 45.5%
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ホントはノイズ例をちょいちょい外したいのですが、ざっくりと準オープンからの降級馬が本当に走らないことを示したかっただけです。
準オープンで2〜4着だった馬ですら、1000万下に降級して着順を下げてますから。

冷静に考えてみればクラス格差がかなりあるのでそれも当然。短距離でまともに強い馬は、年末までに既に準オープンを勝ち上がり、年明けには高松宮記念へのステップ重賞に一つ二つ駒を進めてるものでしょう。
逆に、年明け2月以降の準オープン芝1200mなんて、もうどの馬も頭打ち。今年は酷いもんでした。ちょっと遅れたタイミングで1000万下を勝ち上がってきた馬が、間違えて人気してしまうほどに層が薄いんです。
ここにも出走しているカービングパスやナイトフォックスも、クラスを移動したタイミングで人気を集めた経験あり。むしろ、カービングパスの前走:アクアラインSのメンバーと比較すると、3歳と合流し、2段階降級馬を多数含む今の時期の1000万下の方が、レベルが高いんじゃないか?と思わせるぐらいです。

なので今回のポイントはおおよそ3つ。
○準オープンからの降級馬はすべて軽視。近4走ボロボロのレンイングランド・ペイシャオブロー2頭のみを降級馬としてみなすこと。
○3歳馬のオープン帰りを結構重く見ること。
○カービングパスの2走前1000万勝ちや、アドマイヤサブリナの前走1000万2着よりも高いレベルでの決着が起こりうると考えること。
ここらへんでしょうね。あと、雨の影響が気になりますが、当日の馬場状態次第では、隊列を予想しつつ先行馬重視に切り替えることも大事でしょう。

現時点ではIDMが足らないのですが、北海道の滞在開催が合うこと、芝1200m向きのスピードも十分あることから、メジェルダを中心視します。
展開予想で逃げているのもポイントが高いです。四位騎手が本当に逃げてくれるかどうかが怖いものの、この枠を引いて回りの隊列を考えれば、行ききらないとおかしいはず。
そしてペイシャオブロー、レンイングランドの降級馬の一変に期待。やはり近4〜5走で勝たれた馬の名前が、準オープンとは違いすぎますから。
カレンステイシーは、函館適性もあり、入念に調整してきて明らかな勝負気配があるのですが、さすがにここはレベルの高いレースだろうと考えているので少し下の評価。

阪神11R
天保山S
◎8.ワディ
○1.ポメグラネイト
▲10.ゴーイングパワー

オープンで実績があり斤量を背負う馬は、4頭ともみな後方からの馬。
絶賛大スランプ中の馬も多く、近走まともにオープンで戦えてるのは、ポメグラネイトとゴーイングパワーのみ。この2頭も、ダート1400mの高速決着では難アリ、ということですね。
それならば、だいぶ準オープンをクリアするのに時間が掛かりましたが、ワディで十分足りてしまうのでは?
この馬は脚抜き良い高速ダートになると勝ちきれませんでしたが、馬場が標準ぐらいの良馬場なら。ダートの1400mも、下級条件のものとはいえ大崩れしていません。むしろこういう距離の方がいいのでは…。

東京11R
ジューンS
◎13.レッドルーファス
○7.ルミナスウォリアー
▲10.エアアンセム

ジューンSは3年前からユニコーンS週の土曜日メイン、2000mに切り替わりましたね。4年前はエプソムCの直前レースでしたが。
そして昔から馬場がボロボロの状況でやるイメージが強いエプソムCの、その後の週に行うレースだというのに、3年続けて好タイム決着です。人気の差し馬が、ちゃんと力を発揮しているのもポイントでしょう。
今週からDコースに移動しますが、それでも展開如何にかかわらず大外ぶん回しが通用すると。馬群がバラけるので不利を受けにくく、スピード性能さえ足りればOK。

そうなると途端に不安なのが、アングライフェンでしょう。
この馬はすぐに未勝利を勝ち上がるスピードが足らず、8月半ばのホント3歳未勝利が終了するギリギリに勝ち上がった馬です。その後一気に軌道に乗り、徐々に距離を延ばして対応するようになったスタミナタイプ。
その間勝ち上がったのは、かなり時計が掛かる馬場状態でのもの。1800mも1分48秒台、2000mも2分1秒を超す決着でやっと勝ち切った馬ですよね。アメジストSは、ズブズブの馬場で全馬バテてる時に脚を使った馬です。その後、格上げで重賞に挑戦すると、まるで通用するスピードなしで大敗。
この馬は高速決着をかなり苦手としてるんじゃないか?というのが、履歴でわかりますし、勢いが切れた時にサッと巻き返せる軽いタイプでもなさそう…と言うのも感じます。
そもそも、飛節の角度がかなり怪しく、後肢をスムーズに回せないタイプなんですよね。だからあまり大した瞬発力がなくて、極端に上りが掛かる馬場になると強さを見せるのでしょう。

昨年このレースで2着したレッドルーファスから入り、2000mで好タイム好走がある2頭を、人気通り対抗に。
ルミナスウォリアーは、下級条件での経過を見る限り、アングライフェンと似たようなタイプに見えますが、前走の千里山特別の勝ちっぷりが良かったです。1分59秒3の記録も優秀。








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