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京都10R
白百合S
◎4.メートルダール

過去最大パフォーマンスを記録したIDMだけ比べれば、52〜53で非常に拮抗したメンバーなんですよね。
そしてロイカバードは、ディープインパクト産駒有利のきさらぎ賞→京都新聞杯と使い、前走の距離になってIDM53を記録。
距離短縮して本当に決めきれるのか?の不安はあるはず。

メートルダールは、おそらく今シーズン一番運のなかった実力馬でしょうね。出遅れが影響して位置取り〜追い上げが不安定、というのが一番大きいのですが。
この馬は共同通信杯の内容が良く、コーナー自体少ない条件の方がいいタイプだと思います。
前走青葉賞は、休み明けでタフな展開。いい脚を長く使うよう配分するのも合わなかったのでしょう。
今回の相手に限り、関西で人気のディープ産駒を、ゼンノロブロイ産駒が直線で交わす、というシーンを見てみたいですね。

★本日のメイン

京都11R
朱雀S
◎5.ラヴァーズポイント
○6.エーシンマイェスタ
▲4.オースミナイン
△1.ユキノアイオロス
△2.カフェリュウジン

京都の芝は、オープンや中距離だとそんなでもないんですが、条件戦の1400m以下では外を回すともう全然ダメですね。
同じような能力の追い込み馬が、インベタを突いて伸びて、外に膨れた馬が来ないパターンばかりのようです。
京都は最初からCコースで始まり、今週はDコース3週目。芝が強固と言うべきなのか、補正が早いのか…。「使い込まれた馬場の内伸び」の典型のような状況だと思います。
そして短距離路線も、今週は降級直前の最後の週。強力な先行馬もおおむね抜けきってしまっていて、有力視扱いされるのは追い込み馬か前走1着馬ばかり。
また追い込みに回るのは間違いないのに、断然の人気を集めるキャラは、今の時期に「モノが上だから」みたいなことは言いたくありません。
ボタンの掛け違いを何度も繰り返して、勝ちそびれた馬ですからね。トラックバイアス一つで、変な負け方を喫してもおかしくないと思っています。

というわけで、昨季に重賞を勝ち負けするような馬と、準オープンで数回やり合ったラヴァーズポイントに注目しています。ポイントは、この馬の履歴と、この休養5か月半。
まずこの馬は、昨年調教師が定年解散した境直行厩舎から、新人高橋康之厩舎に移った馬で、転厩初戦から勝ち星を挙げました。
元々新馬勝ちをして、小倉2歳で3着に入線するような高いスピード能力の素地はあったんですが、500万下を勝ち上がるのにすら苦労していて、1000万ではダートを試していたりと迷い道に入っていたんです。それが、転厩したら半端な仕上がりで1000万下をアッサリですよ。
おまけに夏場の準オープンで戦った馬は、みな今の短距離オープン〜重賞戦線で名前を見る馬ばかり。これら勝ち馬を今回の朱雀Sに放り込んで、誰が勝てるの?というぐらい、レベルの高い戦いを演じてきた…ということになります。
そして今回の、半年近い休養で、相手関係がグッと落ちたのは間違いありません。もう単純に、準オープンで先行して展開を仕切れる先行馬が皆無なんですよね。ノンプレッシャーで行けて、トラックバイアスも有利とあれば、ここはチャンスでしょう。

エーシンマイェスタは、気性に難があるのか戦略を縛り過ぎなのが一番の気がかり。ソラを使うのをよほど良しとしないようで、巨体で大味なタイプなのに、馬群の中を突いて行って最後に出るという競馬にしたいようです。
まあ、それでも連勝できるパフォーマンスがあるというのは確かに能力の高さですし、今はその戦略が合う馬場状態。外枠を引いて捲りに近い競馬をするスナッチマインドよりはマシかと。
オースミナインは、能力はあるはずなんですが…。ノドやら悪くしていたようですし、オープンに上がってからは「外枠病」が酷すぎたのもあります。久々に馬群に入れて、パフォーマンスも変わると思うんですが。

東京11R
欅S
◎4.レッドファルクス
◎2.テーオーヘリオス
▲10.エイシンバッケン
注11.キタサンミカヅキ
△3.プロトコル

金曜日の雨の影響が気になりますね。もちろん都内ではもう止んでいるんですが、芝がやや重になる(金曜発表)ほど降ったそうで、そして土曜日もスカッと晴れるわけではないらしく。
気温が高いので、日が出れば乾燥一途になるのは間違いないんですが、案外湿り気が残りそうです。
ここ最近のダービー週はずっと天気が良く、この欅Sも良馬場が続きましたが、それでも東京・オープン戦なので決着時計は1分23秒フラットが目安。スピードに寄れば1分22秒5、あるいは22秒前半…。今回のメンバーでは全然見ない記録ですね。
気になるのはそこです。オープン競走なのですが、あまり高速決着の記録が少ない差し・追い込み馬が多いこと。展開予想を見ても、前走追い込んでいるはずのエイシンバッケンが前付けしていて、プロトコルが逃げ候補になるメンバーですから。これは展開が怪しいと。
アンズチャンも過去に通用したのは、そこまで速くはない馬場の時。横山典弘騎手が見事な騎乗で届いた4走前銀嶺Sも、エイシンバッケンの前走勝ちタイムと同じ1分23秒3でした。重にしては確かに遅い…。

一番のポイントは展開だと見ています。4コーナー1列目にいる馬か、上がり上位候補なのに好位追走出来ている馬。期待は内枠の先行馬2頭。
レッドファルクスは、現時点でいい記録は持っていないんですが、根岸Sで積極果敢に2列目で攻めた内容が好感持てます。展開予想上位にいますし、速い上がりの実績があるのも良し。
テーオーヘリオスは連勝最後の4走前の内容を再現できれば。フサイチペガサス産駒ですし、異様なほど脚抜き良いダートの方がプラスになるはず。
横山典弘騎手のお手馬になり、もうまるで戦略を変える気がないアンズチャンの裏を取ると言う考えです。キタサンミカヅキやニットウスバルも、そこそこ充実してる馬なのですが、IDMで比較するような考えでこのレースを見ても良くないと思います。差し馬が届くなら、どのみちアンズチャンが来るでしょう。







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