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★本日のメイン

新潟11R
谷川岳S
◎12.ピークトラム
○2.ヤングマンパワー
▲13.グァンチャーレ

ゼロス、ミナレット、フェスティヴタローと特徴的な逃げ馬が出揃ってしまったのがまず不運。
そして、この新潟外回りマイルは、どういう上手いレース運びをしたとしても、最後は結局速力戦になってしまう条件。
直線の平坦部分が長く摩擦がないので、道中で中途半端に脚を使わなければいけない馬では苦しく、脚を溜めて直線部分で爆発させられなければ、オープンクラスで勝ち負けには絡めません。
なので、東風Sのような一貫したラップを刻む持久戦のレースとは、非常に相性が悪いんですね。

インパルスヒーローとアルバタックスは、過去このレースに出走して掲示板には載れても、勝ち負けに届く脚は使いこなせませんでした。
その2頭が東風Sで本領を発揮しているだけに、今年も評価を下げます。
阪神や京都の外回りの上がりの競馬で力を示してる、あるいは1分32秒台の記録を持っている馬に注目したいところです。
武庫川Sで見せた加速力をここで再現できれば、十分勝負になるピークトラム。そして、関屋記念3着の履歴があり、このコースに脚の使い方が合うヤングマンパワーの2頭を重視したい場面です。
速いタイムの記録こそありませんが、坂路でビシバシ動くようになってからオープンで通用するようになってきたグァンチャーレも、リゲルSの内容からはここで通用していい素地があると思います。

東京11R
スイートピーS
◎1.フロムマイハート
○6.アオイサンシャイン
▲13.サクレディーヴァ
注2.コルコバード

2勝しているのが唯一フロムマイハートだけ、昇級初戦で好走して注目されている馬も、1勝馬ばかりのレース(フラワーC、フィリーズレビュー)で出したIDM。おまけに基本的に人気はハービンジャー産駒に集中しているメンバー。
危険この上ないですね。当日になってグッと伸びしろを見せる馬が必ずいるはず、と思うのですが。

その中で一応は2勝しているアドバンテージがあるフロムマイハートは、1800mベストということと競馬ぶり・立ち回りの安定感があるということで評価します。
関西で連戦を続けていて負けた数の方が多い馬は、輸送での馬体減りが非常に心配なのですが、前日予想では贅沢言っていられません。
現場で見ていて馬体的に伸びしろが大きそうだなと感じた馬が○、▲、注。

東京開催に替わって、絶賛全滅中のハービンジャー産駒は消します。やはり飛節と繋の質が、サンデー系に比べるとはるかに劣っていると感じますね。
その他、現場で輸送を見事にクリアできていい準備をして出てきた関西馬がいれば、印を回したいところなのですが。

京都11R
天皇賞(春)
◎14.サトノノブレス
○1.キタサンブラック
▲8.シュヴァルグラン
注6.アドマイヤデウス
△10.アルバート

土曜日の下鴨S、準オープンの芝2000mで1分58秒8ですか。やはり京都は相当に速い芝になっていますね。
内枠が圧倒的に有利な、偏った馬場状態でないのはいいこと。外枠の馬でもスピードセンスと立回りでフォローできるようです。
その上で、日曜の京都は猛暑が濃厚。水撒きが追いつかない乾燥度合いでしょうし、高いスピード性能がないと厳しい馬場のはず。
馬体としては、体格良く筋力にも秀でていながら、抜群の柔軟性でグイグイ大歩きするタイプがいいはずです。腰や背中がカチッと固まって緊張しすぎるタイプが良くないと思います。
そしてこうなると、おそらくは例年通り、若干短い距離の好タイムレースを経て出走してくる馬が有利になるはず。
昨年は馬場がおかしくてスタミナに寄り過ぎて、阪神大賞典勝ち馬+ダイヤモンドS勝ち馬のワンツーとなりましたが、今年は性質として、昨年とは違い2年前以前の傾向に戻るはずです。

2年前に天皇賞春に登場して8着だった頃、いやオールカマーで10着と敗れた頃とは、馬が雲泥の差に見えるサトノノブレスがかなり気になります。
やたらとスランプにハマったシーズンもありましたし、オールカマーからアルゼンチン共和国杯では骨瘤不安明けからまだ馬体が緩かったはず。しかし慎重に使いつつ脚部不安を克服し、体が引き締まってトモがしっかりハマったのが、前走の中日新聞杯でした。
オールカマーどころか、アルゼンチン共和国杯当時の出来で中日新聞杯のメンバーと勝負しても、絶対に相手にならなかったと思いますし、あの馬群でモタモタしたままだったはずです。
一度相当悪い状態に落ち込んだものの、半年ぐらい先を見て慎重に体を造り変えて、性能を跳ね上げて完全に復調なったのが前走なのです。
天皇賞春は、基本折り合いに問題さえなければ距離適性は二の次でいいレース。勝ってからG1に臨める今年は、経験蓄積もタフさも2年前とは違います。
重賞はここまで3勝、ここ2走はハンデ戦で58kgを克服しつつの好走。隣枠に同じ菊花賞2着馬がいますが、ちゃんとした重賞勝利実績持ち・スピードレース勝利ありですし、これだけ単複オッズで差が開くのはおかしいとは思います。

キタサンブラックは、いい前哨戦を経由して絶好枠も引けました。武豊騎手も連続騎乗できてるのも大きいと思います。
前走逃げて好走した後のG1で、控えて変な気の悪さを出さないかが心配ですが、そこで苦労しなければ。
阪神大賞典組からは、勝ち馬のシュヴァルグランと直線で不利を受けたアドマイヤデウスを推奨。タンタアレグリアは3000m級のレースを3走続けているのも嫌ですし、伸びしろは微妙ではないかと。
シュヴァルグランは、3000mレースに前走初めて出走して強い競馬をしてみせましたし、ローテーションにゆとりがあって疲れてる気配がなく、この中間もしっかり追い切れているのが好感持てます。
アドマイヤデウスは骨折で休養し、しばらく大スランプでしたが、そこから立ち直ってきました。昨年とはローテーションが違うものの、相変わらず追い切りは抜群に動きますし、昨年とは違っていい枠も引けました。スランプが長引いていた分、ここでバシッと仕上げる余地が残っているのもいいはず。

日経賞組は、みな有馬記念に登場していた馬ですし、有馬記念で決まった序列のまま、さらに言えば展開も極端なマーク戦となっただけで内容が薄いです。
有馬記念自体も、スランプになってたゴールドシップや、疲労困憊だったラブリーデイに人気が集まり、展開を見直しても底力を証明したものとは正直言いにくい内容。有馬記念に出走するまでの過程での、新鮮味が大いにプラスになっただけですよね。
今回は再度スローペースになるでしょうけども、ゴールドシップばりの大捲りが2つ3つ入るはず。ここまで注目を集め、受けの競馬に回り、見せ場十分で渋太さは示すでしょうけども、直線半ばまでだと思います。
そして乾燥した高速芝になるなら、ダイヤモンドS組は当然軽視ですね。求められる適性・必要なフットワークの形がさすがに全く違います。






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