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★本日のメイン

福島11R
奥の細道特別
◎10.ジューヴルエール
○8.メイショウブシン
▲11.ララエクラテール
注15.エクストレミティー
△3.ラルプデュエズ
△4.プレストウィック

もう1000万クラスのローカル芝長距離部門なんて、強い馬は残っていないはずです。どちらかというと単純な能力比べというより、上積み勝負だったり前走内容比べだったりでしょう。
この部門で中団後方から反応せず大敗を続ける馬なんて、本当にスピードがありませんし、四肢の弱さも歴然ですから。
同時に、連戦していていい競馬どまりの馬よりは、間隔を空けて立て直してきた馬の変わり身に期待したいです。

ジューヴルエールは本当はちゃんと強いはず。まず戦った相手がかなり強いですね。
4走前の鳴滝特別は、グリュイエールとヤマニンボワラクテの決着でしたが、2頭ともに準オープンをすぐに勝ち上がりました。3走前と2走前の勝ち馬も、同じく準オープンに昇級して即好走。前走の連対馬はまだ次走報がありませんが、4着から6着までの3頭が次走すぐ1000万で勝ち負けしています。
相手が悪かった、と言える一つ下ぐらいには毎回安定して走っているんです。
池江泰寿厩舎→池添学厩舎にて500万をしばらくウロついていた馬ですが、WSJSでの激走を見るにスタミナはあります。捲り合戦に持ち込めれば。
メイショウブシンは引き続き評価したいですね。

阪神11R
◎11.ティーエスネオ
○6.ダノンムーン
▲5.トーセンビクトリー

一つ歯車がかみ合えば、復調していい馬が多いのですが、どの馬もスランプが長いですね。
前回Hペース総崩れ展開に巻き込まれたティーエスネオは、さすがにこのメンバーなら相当楽になるでしょう。
かなり骨太で余裕あるように見える体つきですが、中山のようなコースで器用に回ることはできなくても、ゆったり入る展開で伸び伸び走れれば全然違うはずです。
安定のダノンムーン、前回位置取りがそもそもおかしかったトーセンビクトリー。

中山11R
皐月賞
◎16.リオンディーズ
○15.エアスピネル
▲4.アドマイヤダイオウ
▲3.マカヒキ
注11.サトノダイヤモンド

まだ中山の雨はどれぐらい強いのか分かりにくく、大雨にぶち当たる可能性もありそうです。
しかし、下が雨で緩んだ馬場の時は、馬群がバラけようが固まろうが、上位接戦とはなりにくいのがポイントでしょう。
コーナーのせめぎ合いを超えてスタミナが必要な次元にまで進むので、軽い芝の時の坂上僅差勝負にはならないはず。直線半ばで脚色一杯の馬が頻出し、地力勝負となるので、結局はIDM上位=レベルの高いタフな経験を積んでいる馬がもうひと押し効く、となりがちです。
2010年のヒルノダムールも、決着時計が2分を切った若葉Sで僅差2着したことで、IDM○になる力を見せていました。
実際の重レースでポイントとなるのは、フルゲートになる皐月賞で集団馬群に影響されないようにレース運びをすること。「先行してたレースのIDMで、今回IDM◎〜▲になる」力関係になるのが望ましいです。後方待機で競馬の形が固まってる馬では、上手く運べてもワールドエースの二の舞になるでしょう。
特に今年は明らかに昇級戦で底を見せている1勝馬が多く、雨でタフな馬場では早々にバテて勝負所の邪魔役になるはず。これをレース中盤でとっとと交わしている先行馬と、コーナーで外を大回りしながら交わす追い込み馬では、競馬のしやすさが全然違います。

弥生賞はひと叩きと割り切って臨み、相手に隙を見せながらの先行でも上がりをまとめた、これ以上ない良い形での僅差負けだったリオンディーズ。
そのレースぶりのまま今回臨むわけはありませんし、ハッキリ改善点を見出した上でマカヒキとの距離感も測れる。今回は有利に回る要素が多いでしょう。
エアスピネルも、例年の皐月賞なら1番人気であってもおかしくない有力候補。リアルスティールと同格ぐらいの立ち回り力はあるはずなんです。後方からズバズバ追い込みが決まる馬場ならともかく、雨で変化がある紛れ状況の方がチャンスはあると思います。
前回の弥生賞がどう見ても内容は完敗だったので、陣営が一丸となって改善に徹している姿勢が見えるのも好感が持てます。
サトノダイヤモンドの抜群の推進力の高さも認めないわけではないんですが、馬場の変化が大きくかなりの頭数増+相手強化になる場面ですから、前走並みの立ち回りではさすがにまずいだろうと思われます。中山で1戦してくれれば違うんですが…。
そしてゲート難がある馬ですが、アドマイヤダイオウもかなりポテンシャルの高い馬だと感じます。前回は向正面で自分で捲って先行馬を潰し、完全に展開が向いたナムラシングンに交わされたのを、直線で叩き合いで盛り返す。2度3度と脚を使っているんですよね。
3連勝した馬の3勝目としては、不利な態勢に陥って再度挽回する、一番中身の濃い勝利でしょう。弥生賞3強に対しての一角崩しは、サトノダイヤモンドよりはこの馬に期待してみたいですね。






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