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★本日のメイン

阪神11R
産経大阪杯
◎7.キタサンブラック
○6.タッチングスピーチ
▲3.ヌーヴォレコルト
△8.ショウナンパンドラ

日曜の雨予報は後にズレたんでしょうか?どうやらギリギリ降り出したとしても14時ぐらい、おそらく渋るほどの雨はないという感じですね。
いかにも瞬発力が効くタイプにプラスになりそうですけども…。
それでもまともなG1級がこれだけ揃った番組であれば、この馬が絶対ズバ抜けて強い!なんてことは言いません。
単純な能力を比較しても、絶対ここ万全と言える出来が確実だというわけでもないですし、当日の1番人気と5番人気とで現実問題差がないでしょう。
究極に考えればこの馬が強いよ、ということを拘ることにあまり意味を見出せません。

なのでこういうレースの場合、有馬記念で示した考え方と似たようなことが起きるかも。
能力の全貌が知れていて、人気しやすいキャラがマークを集めるのであれば、対照的にどうもマークの中心から外れやすい4・5番人気の方が競馬がしやすくなる現象に期待します。
チャンスがあればG1を勝つ力がちゃんとあるのに、世間では「▲あるいは注」扱いされ過ぎる地味キャラ。
改めてここでも、キタサンブラックを評価してみます。

キタサンブラックは、1番人気になってしまうのなら評価はしません。こういう絶妙に評価されきらない時こそ、ほぼ単騎での先導あるいは超スロー逃げを導き、展開をコントロールできる強みが活きるはず。
北村宏司騎手が間に合わなかったのは残念ですが、武豊騎手が乗る強みはこういう場面でしょう。
ショウナンパンドラやアンビシャス、ヌーヴォレコルト辺りは、相手の力を引き出しつつさらに自分も持ち味を発揮する方だと思いますが、キタサンブラックは相手の持ち味を封じ込めて自分が生きるタイプ。

その他、能力の全貌を他の陣営にまだバレてない、という意味でタッチングスピーチは期待があります。
あとは岩田騎手騎乗のヌーヴォレコルト。絶不調が続く中、その転機となることを期待して美浦に拠点を移すキッカケとなった馬です。何だかんだでこの土日は阪神で乗っているわけですが、移籍モチベーションの核であろう馬を、勝算・作戦無しに乗るはずがありません。
単純な能力・適性比べだけではない、それ以上の理由がある馬に、このレースでは勝ってほしいと思いますね。

ラブリーデイは2015年に通算10戦、宝塚記念制覇どころではなく、天皇賞春にも出ましたし、秋のG1も皆勤。
有馬記念でとうとう根負けした疲労はただならぬものがあったと思いますが、有馬記念で人気ゴケした歴代の馬と比較しても格段に消耗しているのでは?
いくらラブリーデイがタフで頑丈だとしても、スランプにハマる可能性があっておかしくないタイミングです。疲労ダメージのせいで、2015年と2016年で全くの別馬になってる可能性すらあるはず。

中山11R
ダービー卿CT
◎1.キャンベルジュニア
○10.マジックタイム
▲6.サトノアラジン

天気はどうやらギリギリ持ちそうですね。何とか良馬場でやれるなら、決着時計は1分33秒フラット、というところでしょうか。
重賞未勝利ながらサトノアラジンも押さえなければいけませんし、昇級組もかなり良い勢いがある上に斤量が軽い。悩ましい場面です…。

しかし1分35秒台に迫るかのような、タフな芝なら高齢馬を選びますが、速い時計で決まるのならやっぱり若い馬から。特にこのレースでは、5歳以下ですね。
準オープンから上がったばかり、かつ軽量の2頭に期待します。
キャンベルジュニアは3走前のパフォーマンスを信じます。マイルが理想という体型ではないと思うんですが、単純に走破力お化けのようなポテンシャルがありますし、初富士Sのような競馬ができるのなら、負ける時は気後れして大敗というタイプでもなさそう。馬群の内で立ち回れるのも強みですね。
そしてマジックタイムは、長らく避けていた右回りが全く問題なかったという厩舎の強気がいいですね。昨秋は一番体が増えていたという好材料もあり、体がイキイキしていて幅が出てる、勢いがある状況なのでしょう。
ラスト週で捨て身で乗ってくれそうなシュタルケ騎手なのもよいと思います。

ダッシングブレイズは、前走のようなことがあるなら、さすがに陣営の作戦あるいは要請で内を突いたりしないでしょう。騎手が違うとはいえ。
行き脚がいい馬でもなし、この内枠をむざむざ無駄にする騎乗をしそう、と思えば好材料も失われます。






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