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★本日のメイン

小倉11R
帆柱山特別
◎17.ヤマニンマルキーザ
○12.ホッコーサラスター
▲10.ファンファーレ
△8.キタサンエピソード
△4.エクシードリミッツ
△5.コウエイタケル

17頭どの馬も、過去4走以内にIDM54〜55ぐらいを一度出している馬ばかりで、最大パフォーマンスを示せば定量戦でも相当な混戦になるメンバー。
前走主義で人気させるのはちょっとかわいそうですね。当日のトラックバイアス、当日の仕上がり、あるいは騎手の腕の差などで結果は簡単に変わるはず。
JRAホームページの馬場情報を見ても、この寒さもあってあまり芝の根付きは良くなさそうです。夏の連続開催から間隔は開いているんですけど、それでも芝が良いと言い切るには悩ましい写真でした。
となれば、もうちょっとざっくり広めに見て何か偏りがないか考えます。

帆柱山特別自体は、開幕週でないタイミングでこれまで行われてきて、今年は施行タイミングがズレているのですが、調べてみて気になったのは過去5年で帆柱山特別に4回出走し、2勝2着1回の丸田恭介騎手。
今回の出走メンバーで小倉芝1200m成績を比較しても若干成績が良いぐらいで、常に人気薄を激走させてるレベルではないはずですが、この裏開催小倉になると成績が良いんですよね。
こりゃ何でじゃ?と軽く調べてみるに、丸田恭介騎手自身がこの冬場は小倉に滞在して調整をつけていて、その対象馬が良く走っていることがまず一つ。そして同時に、丸田騎手が激走したレースは関東馬が同時に好走してたりして、輸送する関西馬が妙に力を出せてないタイミングだった、というのもありました。
そう、改めて考えるに、丸田騎手が好調なシーズンは、関東の小倉滞在馬が上手く行ってる時でもあり、同時にそれは冬場なんです。
今週の水曜日は、栗東が猛烈な雪に見舞われていましたね。AJCCを開催してた週がそうなんですが、水曜日の栗東が大雪で、美浦が快晴だったあの週。東西で連闘馬が激走しまくり、水曜日栗東で追い切った馬は重賞で全滅といった週がありました。
栗東で調教をつけている馬よりも、小倉で滞在している馬の方が、断然良いムードで臨めるレースがたまにある。それが今回の条件なんじゃないかと思います。

おりしも雨が近づき馬場も微妙、時計もそこまで超高速とは思えません。3走前に同クラスを勝っているヤマニンマルキーザにとっては、好走要件が揃いつつあると思います。
飛節の角度がかなり深い馬だからこそ、小倉が得意というのもあるんでしょう。アドマイヤムーン産駒も丸田騎手もこの条件は得意というのを実績で示してますし、今回は得意の滞在調整です。3走前に勝った時も、直前のダートで速い時計を出したわけでもないので、別に問題はないでしょう。
開幕週小倉芝らしい断然内伸びになったら、もうどうしようもありませんが、馬場を湿らすほどに雨が降るならそうはならないはず。

関西馬なのに入れ込み対策で小倉入りしているホッコーサラスターを上位に。武幸四郎騎手はずっと絶不調ですけど…。
その他は関東馬も関西馬も、能力自体は抜けているとは思えず、中間の調整次第でいくらでも落ちてしまうだけに、人気でアテにするのは避けたいと思います。

京都11R
洛陽S
◎2.シベリアンスパーブ
○1.アルバタックス
▲4.エイシンブルズアイ
△9.ラングレー

上でも触れましたが、大雪が降っていた今週水曜日の栗東坂路で調教した馬はすべて信用しません。この条件は良い、と思える馬なら少し拾うぐらいで。
(朝一番がホント酷かったのと対照的に、昼近くの深い時間帯は雪が止み馬場も均され結構マシだったようなので、それを確認できるなら確認したいんですが)
となれば、万全の状態で臨めそうなシベリアンスパーブ一択。
京都のスローで切れる馬とは確かに思ってませんけど、条件落ちというほどはないはず。能力が真っ当で今がピークの馬。今回は乗り上がりでしょうし。

アルバタックスは重賞挑戦が長く続いて、おまけに外枠ばかり引かされて結果が出ませんでしたが、オープンならちゃんと実力上位の馬です。
落馬明けの福永騎手ですが、大急ぎで仕上げてきたわけでもなく、ちゃんと万全の態勢まで待ち、騎手とエージェントの動向を見たうえで復帰しているので、かなり良いムードじゃないかと見ています。
本来の復帰予定を1週早めてるのは普通なら不安材料ですけど、ちゃんと治しきった後からとんとん拍子に騎乗予定まで整いましたし。

東京11R
クイーンカップ
◎6.メジャーエンブレム
○11.ビービーバーレル
▲8.ペルソナリテ
△7.ダイワドレッサー
△13.サブルマインド
△3.ロッテンマイヤー

全然深く考えていない予想です。
馬場状態がどうであれ、やっぱり力勝負となりやすい条件なんでしょうね。クイーンカップはここ数年、ホント人気馬が強すぎ。
過去10年で1番人気が連対率6割、2番人気が複勝率7割。前走3〜5着の馬でも、当日2番人気に押し上げられるような馬であれば、評価された能力でちゃんと好走します。
4・5番人気ぐらいの馬が、トラックバイアスや騎手の腕で人気馬に逆転できるチャンスがあるかどうか、ですね。同時に、1戦1勝馬で経験不足なのに過剰人気し過ぎる馬をバッサリ外すのがポイント。
冬場の放牧帰りでもちゃんと仕上がって出てくる時代になり、ことさら実績馬の信頼感が増しました。おまけに、フルゲートを埋めて馬群を構成する関東馬がどれも弱すぎなんですよね。弱い馬が坂下でバラけるのを待って、そこから仕掛けても十分に間に合うぐらい、実力差が出てしまうのが東京マイル。
こちらがいくら現場的な視点で「この馬は馬体が良い」「隊列が有利なのでは」とこねくり回して考えても、ここまでにパフォーマンスを出せてない馬はこの場面でテレテレのままですし、世間のモノサシ評価の方が精度が高いんですよね。

1番人気がコケるパターンは、阪神JFを負けて帰ってきた馬が、2〜4番人気の馬に馬群で押し潰された(≒つまり、拮抗するぐらいの力差でしかなかった)時。
今回のメジャーエンブレムに関しては、前走のパフォーマンスを認めないわけには行きません。展開の的にされても押し切れるぐらいの力は実際あるでしょう。

そして相手も、1kg背負いますが重賞勝ち馬を素直に信用するか、と考えているところ。
ビービーバーレルの逃げは、パフォーマンスとしてまずまず高いものと思います。特に、上がり脚にのみ頼っている小柄な牝馬にとっては。
土曜日の東京競馬場は曇りで留まりそうなので、馬場状態も加味して内を取れる馬は注目します。
もちろんそれ以上に、フェアリーSとの直結性もありますから。適性はまるで違うように思えるんですが、相手関係がほぼ同等で、重賞を勝てる自分の型を持ってる馬が強いということでしょう。
前走時点でギリギリっぽい体つきでも、この時期にグッと出来を上げてくる馬が少ない・ほぼいないレースなので評価できるわけですし。






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