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★本日のメイン

中山11R
ターコイズS
◎12.カフェブリリアント
○2.アルマディヴァン
▲6.ディープジュエリー
注3.ノボリディアーナ
△14.オツウ
△13.レッドリヴェール

まともな重賞レベルでは決して通用しないオープン牝馬のための、年末ハンデ戦だったレースでしたが、今年から重賞に昇格。
そうなると、厩舎ランクが大半真っ赤っかになるんですね。これは驚きました。
愛知杯や京都牝馬Sと、場合によっては京都金杯とでメンバーが割れてしまう、とぼんやり思っていたんですが、そんなこともなさそうです。おそらくここに出た馬の大半が京都牝馬Sに回るんでしょうね。
オープンにとても足りそうにない、ハンデ55kgを割る、もう終わった馬が16頭集まるレースだったところから、ちゃんとしたマイラーや牝馬重賞格を持つ馬が、重賞を勝つために集まるレースにランクアップしたということです。
となると、重賞帰りかつ輸送にやられ肌艶がもうボロボロだったアグネスワルツや、出来落ちが激しく体が弛んでいたミナレットが、「相手が弱すぎる+軽ハンデだから」逃げ粘れるレースではなくなったわけです。
実際今回の中山開催は、いつもの年末開催とは違って馬場を硬くする方針ではなく、エアレーションも入れたために相当タフな展開が多いです。
体力のある馬がちゃんと勝つ仕組みが増えた開催だと思った方がいいのかも…ですね。

その上で、中山マイルは中山が得意な馬に聞け…の考えがあってもいいんですが、今回は初中山になるカフェブリリアントに期待します。
この馬はちゃんと強いからです。それと同時に、堀厩舎にてオープン入りできるまあまあ強い牝馬は、まず例外なく中山で勝てる(同格相手なら)からです。
鍛錬量がそこらの関東B級厩舎とは段違いということなんでしょう。確かにヨロの安定感やら横幅やら繋の質やら、全然違いますからね。
前回の府中牝馬Sは、ぎりぎり持つかな?という1800mなのに、府中1800mの大外枠。430kgを割るややストライドの狭い馬には、これはさすがに厳しかったと思います。何度も繰り返しますが初中山ですけども、これは条件好転のはず。

展開さえ厳しくなってくれれば、というアルマディヴァンを対抗に。中山は間違いなく得意ですしね。
ディープジュエリーは、天栄帰りだからか直前追い切りの動きが全然違いました。ローズSとは別馬になってる可能性があります。
レッドリヴェールは早熟小柄ステイゴールド産駒、あまり信用はしたくないですが…。キャットコインは全然戻ってないのに53kgは厳しいでしょう。
レッドセシリアは4才でこの成績なら評価しました。5歳冬ですからね…。トモ充実なんて全く期待できませんし、結構体も枯れてます。
ペルフィカもこの斤量は重たいでしょう。52kgだったらディープジュエリーの方を評価しますし、55kgのカフェブリリアントは軽いとさえ感じます。

中京11R
中京日経賞
◎6.タガノエンブレム
○2.ハッピーべリンダ
▲4.アドマイヤライン
△3.メイクアップ
△5.アルテ

先週は通り雨の影響が多少なりとも出た形かと思いますが、中京は芝がある程度残っているのなら内有利ではないかと思うんです。気温が寒いと同時に乾燥するのなら、馬場は硬化するはず。
実際先週も、馬場の大外まで持ち出したかと思いきや、騎手が避けるほどには内目は問題なくて、4角直線と最内を通る馬が上位入線していましたし。まだまだ惰性勝負になるほどにボロボロではないのでしょう。
ハンデ戦で能力拮抗なら、候補を内枠から探したいと思います。

そして今回のメンバーなら、注目したいのはタガノエンブレム。
これまで何度も1000万下クラスで連対している力上位ですが、前走成績がアテにならない上に、走る時だけ思い出したように上がり最速を繰り出す、反データ主義。
前回大敗した時の方が好走期待値が上がるというタイプです。ウォーエンブレム産駒ですし、おそらくひ弱なためか何かで、数戦続けて同質のパフォーマンスを維持する体力がないのでしょう。
しかし季節は問わずに走り、間隔を空ければまずまず良い反応は見せるので、人気が落ちる今回は狙える番でしょう。
ハッピーべリンダは今回展開1位になっていますが、3走前の内容を引っ張れるのなら確かに理解できます。
三面川特別は6着より上は案外レベルが高く、なぜダートから転戦したこの馬が瞬発力勝負寄りのあの展開で4着できたか結構な謎。しかし、おそらくはタメキレ適性がそこそこあるのでしょう。馬体からもいいものを感じます。
2走前は前残り展開、前走は横山典弘騎手が一番伸びない最内ばかり突いていた日。決してリズムは落ちていないはず。マイルで巻き返せる能力はあると思います。
アドマイヤラインは2走前にフェルメッツァ相手に負けてますが、馬はこちらの方がいいと思うんですけどね。それに当日の福島はドボドボの酷い状況で、完全外差し馬場で最内枠はキツかったはず。

阪神11R
リゲルS
◎15.アルバートドック
○6.ダローネガ
▲11.ダッシングブレイズ
△3.グァンチャーレ
△9.ウインプリメーラ
△8.インパルスヒーロー

3歳馬は古馬相手にどれもしょうもない負けを喫していて成長力微妙、かといって古馬の方も大敗続きの馬ばかりでどれも選びようがない。
唯一の前走1着馬しかも2連勝、勢いを評価されてダッシングブレイズが評価されるのもわかります。
ルメール騎手が騎乗停止なのでいい馬が全部浜中騎手に集まる週ですし、ここはちゃんと勝ち星を稼いでおきたい浜中騎手の事情もあるでしょう。
しかし前走の紅葉Sはそこそこの高速馬場で軽量インベタだった影響もあり、IDMが意外に伸びていません。オープン即通用の準オープン勝ち馬なら、66か67ぐらいは欲しかったですね。
ポテンシャルは確かに高い馬ですしベスト条件なのも間違いありませんが、今年の3歳馬はどうも古馬相手に勝ちそびれています。1000万→準オープンの連勝はあっても、準オープン→オープン・重賞連勝が皆無なのも、単純にオープン勝ちそのものも少ないのも気になる所。
展開予想は結構正しいのでは…。

ダッシングブレイズに世間が期待する「新味」という意味では、アルバートドックの初マイルの方が期待できるのではないかと。
この馬は履歴が相当怪しいです。ハイペリオン多重クロスもいいですし松田博資厩舎の事情もあり、クラシック戦線で大いに期待されたディープでしたが、どうもレースぶりを見ているとクラシック重賞で足りる底力が備わっていたのか懐疑的。
レースではやたら気が逸れて折り合いを欠き、競り合いでは全く根性を見せません。人気ほぼ一緒の同格ディープ産駒がいた時は、例外なく同じ血統の馬に負けました。
良く考えればゆきやなぎ賞は8頭立ての1.2倍になれる相手でしたね(本格化前のサトノラーゼンがいたのですが)。それですら道中11秒台ラップたった1回しか記録しないレースで、1馬身差がやっと。
ごまかして長い距離を走っていただけで、本質的に2000m前後で弾け切る馬ではなかった…ということでは。白百合Sの接戦勝ちを見た後にアンドロメダSの負け方を見ると、使える脚が本当に短いなと実感します。
ディープインパクト産駒が無条件で走る阪神外回りマイル。ここへの距離短縮は、存外にハマるのでは。

ダノンメジャーのカシオペアSは、相手関係やレースの中身を思うと3歳が「通用した」と言える範疇に入りません。
それならばIDMが足りている古馬の穴馬に期待したいですね。
ダローネガは前走のキャピタルSで、ボウマン騎手(ワールドエース)が横やりを入れるような無理な位置取り主張の割を食った馬です。いやまさか乗せるとは…。
前走は度外視でOK。1分33秒台半ばでの決着なら足りるはず。もっと遅い馬場ならさらにいいです。
前日にグァンチャーレが人気しているのは、おそらく直前の栗東坂路1番時計で、ですね。能力的に急に伸びしろが増えるとは思ってません。
しかしこの馬はクラシックシーズンに武豊騎手で勝負していた馬。何か工夫が効けば。
インパルスヒーローも、再度ブリンカーを着けるなら評価が届いてもいいと思います。






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