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【東京8R】河口湖特別
◎7.オホーツク
○6.リアルプロジェクト
▲2.プリサイスエース
注15.トーセンマイティ

 注目は3歳馬。オホーツクはこのクラスでも通用する馬だと思っている。懸念材料は枠。大型馬なのであまり包まれたりはしたくないのだが、その点、幸か不幸か、福永騎手が負傷乗り替わりで、結果を出している石川騎手なのはプラスと見る。リアルプロジェクトも1400mなら十分やれそうな馬だと思う。京都1400mはスタートの芝でダッシュが付かないという内容だったので、スタートからダートの東京なら先行も可能なはず。プリサイスエースは展開待ちの面はあるが、末脚は堅実な方。トーセンマイティも一度使って息持ちが違ってくれば。


【東京11R】天皇賞(秋)
◎3.サトノクラウン
○8.ラブリーデイ
▲15.ショウナンパンドラ
注13.ヴァンセンヌ
△7.ラストインパクト
△1.ディサイファ
△9.エイシンヒカリ

 本来は毎日王冠を予定していたサトノクラウンだが、そこを使えなかったという過程は、正直、良いとは言えない。休み明けでも好走する馬のローテは大体決まっていて、宝塚記念、札幌記念がほとんど。3歳馬が好走するケースでも、全て秋に1戦使っていて、ダービーからぶっつけというローテは過去に例が無い。だが、今の馬場状況や今年の3歳馬のレベルを考えれば、狙ってみる価値はあると思っている。
 今の東京は高速馬場ではなく、気持ち程度だが、時計も上がりも掛かる。結果にどこか福島や中山らしさを感じるのもそのせいだと思う。それはBコースに変わっても同じ。スピードに特化した状況ではなく、スタミナも求められているという印象。超スローだとそうでもないのだが、ペースが流れればよりその傾向は顕著になる。そういう意味で、今年はスタミナ面にも気を使って選んでみた結果、サトノクラウンはアリではないかという結論。切れる脚もあるし、流れてスタミナが求められても問題ない。血統面が引っ掛かる気持ちはあるが、母父サクラバクシンオーのキタサンブラックが菊花賞を勝ったように、馬体に説得力があれば大丈夫。ダービーの内容も、当時は内有利状況があり、サトノラーゼンは内枠からロスなく回れたが、外を回していったドゥラメンテとサトノクラウンはちゃんと強い競馬をしている。
 一つだけ、古馬相手で通用するかどうかは当日見比べて見ないと。アンビシャスのように見劣ってしまうようならスッパリ諦める気持ちは持っておく。

 無難さを取り、あくまで軸として見るならラブリーデイの方が良いと思う。京都大賞典組がゼンノロブロイを最後に好走馬を出していないが、ゼンノロブロイ以前は普通に好走馬を出していたステップ。何故こうも毎日王冠組が優勢になったのかはイマイチ掴みきれないが、加速の良さや立ち回りの性能など、非常に高いレベルにあるし、何より今年の充実振りは著しく絶対に無視はできない。懸念材料としては血統になる。キングカメハメハ産駒もいろいろなタイプがいるが、多くの場合、スピードの立ち上がりが良い=加速が速い、ことが特徴の一つ。しかし、今の東京の芝では加速の良さよりも末脚の持続力が問われている。言うなれば一瞬脚ではダメなのだ。そして、一瞬脚になってしまうのは、ミスプロ系らしい硬さに原因があることがほとんどなのだが、その点、ラブリーデイはしなやかさを兼ね備えているし、それこそ前走でも3Fキッチリ脚を使えている。1年前のラブリーデイなら適性が低いとバッサリ言えるが、今年なら。

 ショウナンパンドラも力を付けて来た一頭で、前走の内容も強かった。小柄な点は気になるが、東京でも末脚が劣ることはないと思う。それこそ、中山的な結果が多いと感じるのなら、未だ勝ち馬を送り出せていないオールカマー組でも。8枠不利は顕著だが、7枠なら問題ないし、土曜も外枠有利が顕著だった。

 ヴァンセンヌはペースが流れてくれれば。いわゆる、トライアルよりも本番向き、というタイプなのだが、今年はエイシンヒカリを突いていく馬もいなさそう。カレンミロティックが追いかけても良いと思うが、福永騎手が落馬負傷で乗り替わりでは、あまり冒険もしないのでは。すると、エイシンヒカリにとっては、いわゆるGTでペースが厳しくなる、マークが厳しくなる、と思われがちだが、案外今回も楽に行けるかもしれない。さすがに勝ち切るイメージは持っていないが、楽に行ければ残せるだけの持続力はある馬。スタミナ方向で見ればラストインパクトもケアしておきたい。春は長距離でも好走したが、本質的には中距離がベスト。ディサイファも蹄が良くなって良化顕著。内枠も得意な馬で、絶好枠を引いたが、土曜の馬場傾向からは、内枠はプラスではないかもしれない。外を回るのなら問題ないが、この枠ならイン差しを狙うだろう。それが嵌りにくい馬場。あくまでスタミナだけに注目するとダービーフィズも拾えないことはないが、さすがに格下感が強い。





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