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★本日のメイン

新潟11R
北陸S
◎14.アピア
○12.ペイシャモンシェリ
▲5.サンライズネガノ
△4.ブルドッグボス
△15.ミリオンヴォルツ

吉田隼人騎手が、この新潟開催3日目まで、1・2・3・4番人気に5・8・3・2頭騎乗し、(1−0−2−15/18)だそうですね。
どうしたんでしょうかね?常に2kg重いんでしょうか?知らないうちに落馬でもしたのかな?
単純に人気馬に乗っていれば圧倒的有利な、今の新潟ダートでもどうしようもなくなってるようですし、相当なドツボ状態のようです。
冷静に考えればこのメンバー中の履歴で一番の強さを見せた馬ではなく、あくまで成長期待の3歳馬が1頭のみという状況なだけですし、ブルドッグボスしか勝つ候補がいないと早まる必要はないですね。

それにアピアは結構ガチで強い馬だった覚えが…。
大井で最後にA2を制して転厩→芝で大敗してから10ヶ月あり、都合1年も間が空いたので、体つきが変わってしまってないかが一番の心配。
変な風に厩舎で馬体を作り変えてなければ、持続力断然の真っ当なダート馬だと思います。
そしてオープンでも既に通用している、降級ペイシャモンシェリを上位と考えましょう。
穴は馬場状態考慮してミリオンヴォルツ。

東京11R
ブラジルC
◎15.ドコフクカゼ
○2.クラージュドール
▲7.キャニオンバレー
△1.ロワジャルダン
△5.アメリカンウィナー

この条件で4戦3勝、ドコフクカゼを信じます。
5月のブリリアントS組の、先行勢が昇級組4〜5歳馬に変わったという解釈が正しいですかね。
その昇級組のキャニオンバレーとロワジャルダンがそこそこ強力なため、全体の展開が動きにくい、あるいはアンコイルドの捲りのスピード次元が低くて不発必至、隊列が直線まで変わらないと見ました。
なのでカゼノコやナリタポセイドンが来れるほどには流れがブレない、2100mにおいての後半の速力必須の展開でしょう。
ですから、オープンクラスでも2100mがピタッとハマる、あるいはこの条件に来ると能力増しになる先行勢を評価します。

で、隊列のポイントはキャニオンバレーの52kg単騎と、クラージュドールの先行。
クラージュドールは上のクラスになってこの条件でしょっちゅう見ますけど良い馬です。脚の形が合いますし。
ロワジャルダンは金蹄Sは展開がブレたものと度外視してもいいんですが、この条件での好走が2分12秒台。成長伸びしろが考えられるとはいえ、当日見比べてから判断したいです。

京都11R
菊花賞
◎8.ミュゼエイリアン
○7.スティーグリッツ
▲5.ベルーフ
注2.サトノラーゼン
△17.リアファル
△6.レッドソロモン
△12.ワンダーアツレッタ

まず基本的に、この3000m、あるいは天皇賞春の3200mを目指して強い馬を造ろうと、その目的に調教を重ねる厩舎というのはいません。
池江泰寿厩舎ですら、この条件はかなり苦手としている方でしょう。
3冠を獲れるぐらい力がズバ抜けた馬、あるいは秋の前哨戦を圧勝した馬なら、他馬との単純能力の違いでこなすというぐらい。
昨年の池江泰寿厩舎の3頭出しなどは顕著な反例ですよね。サトノノブレス・トーセンスターダム・トゥザワールド3頭ともに、この条件で敗れて、その後それぞれ別の条件の古馬戦で大活躍しています。
しっかり将来的にも戦える能力を備え、S級厩舎を背景にした出走でも、高速化した菊花賞では「適性が合わない流れが合わないから」で圏外へ去ってしまいます。

それとまた別の話で、ディープインパクト産駒がこの菊花賞で全然勝ててない。それは確かに事実なんですが、だからと言ってネオユニヴァース産駒やゼンノロブロイ産駒を、距離が延びてプラスと言って逆転候補評価するのはどうなんでしょうね?
ネオユニヴァースもゼンノロブロイも、さらに言えばメイショウサムソンも、この菊花賞では人気で敗れた馬(=能力評価されても適性が合ってない)なんですが…。
ダンスインザダーク産駒がこの条件で強いのは、父がこの条件で生涯最高パフォーマンスを発揮できた上で、そのような気性や体型が遺伝するからですよね?
ゼンノロブロイ産駒やネオユニヴァース産駒は、やっぱりちょっとダンスインザダーク産駒やスペシャルウィーク産駒とは違いますよ。後肢の付き方やら走法の力点やらが。
むしろ血統でディープインパクトを逆転するには、いっそ菊花賞に全く出走したことのない履歴の父親を選んだ方がいいのでは。

今年の出走馬は、みな春の2冠をドゥラメンテに千切られた馬か、あるいは夏の上がり馬の2択。
皐月賞2着よりもダービー2着の方を上に見た方がいい傾向こそありますが、やっぱりこういう時の「G1:2着馬」の過剰評価は禁物。
適性が中山2000m、あるいは東京2400mにピタリ合ってての好走なのに、この菊花賞で評価?ということになりますからね。
このメンバーで注意するなら、非サンデー血統での夏の上がり馬が勢いで突き抜ける形か、ディープインパクト旋風がいつも起こる春の3歳クラシックで、ディープ産駒と互角に戦っていた馬に出番が回るパターンでしょう。

ディープ産駒の有力馬にやられたら正直仕方ない、と割り切ってしまえば、積極的に父・非サンデーを評価する方向で行きましょう。
毎年サンデー系の仔が前哨戦よりもパフォーマンスダウンするレースですから、相対的に能力強化してるかのようなハマりかたをしてくれるはず。
一番期待しているのは、非サンデーで前哨戦を好走したミュゼエイリアン。
共同通信杯で今年のS級馬やディープ産駒相手に好走し、毎日杯ではディープ産駒の有力馬4頭を蹴散らす大金星。2着がその後ダート路線に行くダノンリバティですから、むしろパワータイプに向いた条件だったかもしれませんが、ディープ産駒とは別のベクトルで強いことをちゃんと証明してますね。
皐月賞の7着も、次走のG1で即巻き返ししたクラリティスカイやサトノクラウンとハナクビの差。ダービーの10着は展開・適性的に仕方なしでいいです。
瞬発力性能に乏しいのに、ちゃんと皐月・ダービーに皆勤し、その後もへこたれたり燃え尽きず秋の前哨戦で成長したところを見せました。
もちろん展開的にアレすぎてIDMも全く出ていませんが、集中力を保てたということは最低限評価したい部分です。勝つのが一番良かったですけども、あの流れではキタサンブラックの方に脚の使い方の差で分があったんでしょう。菊花賞に向かうことを考えれば、あの流れでピタリハマるチョイ脚はない方がベターですからね。
ディープが大活躍していた春路線で、劣勢ながらもそれなりに戦えてた非サンデーは全て強い、と言う説です。デキもいいですし、かなり期待したいですね。

スティーグリッツやベルーフは、京都の高速馬場で活躍しているのがサンデー系だらけなら評価しませんでしたが、土曜日のハービンジャー産駒3連勝を見て改めました。
どうやらまだ京都の芝は硬くはなっていないみたいですね。エアレーション作業を発表した開催の、ハービンジャー産駒の好走率は相当高いんじゃないでしょうか?クッションが効く路盤なら非常に強い産駒。
菊花賞の高速馬場で、飛節角度がおかしいダンチヒ?うーん…と思ってましたけど、実際対応できている活力のある血統。
そろそろ血の入れ替えが必要に思える時勢になって、こういう別主力が出てくる運の良さは評価できるかと。
で、菊花賞にそこそこ続ける九十九里特別勝ち、そしてこの菊花賞での成績がいい内田博幸騎手、友道康夫厩舎。いいと思います。
ベルーフも、川田騎手で行って欲しかったんですが、先週の秋華賞で、あの高速馬場での読みにくい乱ペースを見事な差し切り勝ちした浜中騎手なら構いません。
父非サンデーのこの3頭を有力視したいと思います。

で、サトノラーゼンは、期待の内枠を引き、母方がロベルト×ニジンスキーという血統ですから、まあちょっと…こなせてもしょうがないかと思って人気馬では一番上に。
リアファルは分からないので押さえるぐらいの扱いで。






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