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★本日のメイン

阪神11R
ローズS
◎3.アンドリエッテ
○8.ミッキークイーン
▲13.トーセンビクトリー
△12.ディープジュエリー
△9.サンクボヌール
△6.ライトファンタジア

どうしてもアンドリエッテは評価したいです。
まず特殊な展開になりがちで特定タイプに好走が偏りがちな桜花賞や、どの馬にも本質的に距離適性合ってなんてないオークスでは、3歳牝馬の本質的な適性を測るのは正直難しいことです。
G3で勝ち負け〜G1で掲示板近辺に載れる馬であれば、何かしらのポイントで他馬より優れる性能は一つ持っているはず。
その上で、それに出走した全員が4ヶ月休んで、このローズSに同じタイミングで大挙して出走。
となれば、何を持って上積みを測るべきか?なんですよね。
厩舎ランク的な発想では、それをランクの改善に求めます。
アナログ的な観点で履歴を追うなら、春先はとにかくやること為すこと上手く行かなくて、一杯一杯の造りだった馬が、ゆったりしたローテーションを経てやっと本来の仕上げができる可能性を見ます。
桜花賞→オークスを経て今回休み明けの馬同士で見比べるなら、ローテーションが一番まずかったのがアンドリエッテだったはず。

まず今年の初戦、クイーンCに出走した時に、輸送で大幅に馬体減となり、レースでも目一杯の競馬をしたにも拘らず0.1秒差4着。キツイ過程だったのに結果も落としてしまい、非常に厳しい立場になりました。
ミッキークイーンも同様に輸送ダメージがありましたが、重賞2着賞金が得られたので桜花賞に直行可能となり、レースを一つパスできてゆとりがあったのですが、アンドリエッテは重賞に出るためにも結果が必要。
実際桜花賞へのラストチャンスは、中2週なのに馬体を戻しつつの仕上げにならざるを得なかったチューリップ賞です。
しかもこのレース、映像見ての通りドボドボの馬場状態で泥まみれ。脚元がぬかるむ厳しい馬場で、3角包まれて進路がありません。完全に追い出しが遅れる格好。
そこから他の馬が半ば諦めようとしてる場面で(実際クルミナルはレースを投げました)、凄い脚で猛然と伸びます。
厩舎としては非常に難しい調整過程で見事に仕上げたと思いますが、それでもこのクイーンC→チューリップ賞の過程は、物凄い心身ダメージが残ったものと思いますよ。
レースを制したココロノアイもその後桜花賞→オークスと全然ダメでしたが、このアンドリエッテも馬体維持が精一杯。440kgを割る細身の牝馬にとってはキツイシーズンだったことでしょう。
これだけ不利なシーズンにおいて、桜花賞・オークスと相当見所満点の末脚を繰り出すのですから、G1を勝つ水準とは言わなくても、才能が抜きん出ている部分は間違いなくあるはず。

ですから、間隔を空けて万全の調整で臨めて、同じスタートラインに並べたのなら、レッツゴードンキやミッキークイーンに劣らないはずなのです。
数字こそ430kg台なのですが決して小柄ではなく、後肢の管が非常に長くてむしろ背丈高く見せるタイプ。それとあの飛節のセンスもあって、あれだけの弾ける脚を使えるのです。
輸送のある関東でもなし、むしろ得意としてる阪神外回りコース。伸びしろはかなり大きいと思いますね。

痩せて結構ギリギリの体つきながら能力でオークスを制したミッキークイーンは、確かな瞬発力性能があります。
このローズSで大崩れするタイプには全く思えないので、当然上位扱い。
そしてレース振りを見ても、1000万クラスですら持ったまま楽勝でパスしたトーセンビクトリーを、単純能力で評価。
瞬発力優位のローズSで選ぶなら、この3頭だと思います。
レッツゴードンキやシングウィズジョイは、弾ける才能で二枚ほど劣るので、今回は下げ。春シーズン何の負担なしにG1に登場してあのパフォーマンスというのも…ですね。
クイーンズリングは可能性あってもいいタイプですが、極端な腰高体型なのでひと脚しか使えない馬。本当なら短距離で。この馬も春は順風満帆の流れで目一杯の性能を見せてます。スタートラインに同時に立つと不利になる方でしょう。
どこか良い所で揉まれた別路線組を評価したい所ですね。

中山11R
ラジオ日本賞
◎2.ストロングサウザー
○10.キクノソル
△3.ダブルスター

中間追い切り見て絶対に消せると思っていたフィールザスマートが、日曜前に早々に取り消しでショックが大きいです…。
ラジオ日本賞は今年も少頭数のようですね。
ダートオープンを行うには若干中途半端なタイミングにあります(ここを踏まえてだと日程的に重賞に向かいにくい)し、2場開催なのにローズSの裏中山にあるというのも、いい騎手で向かいにくいですよね。
必然、今回のように上がり目ゼロの高齢馬、あるいは衰えきった芝馬が突っ込んでくるだけ、と言う形になります。

なので別に何も深く考える必要なし、無理のないローテーションで近走真っ当に動けている馬を評価しましょう。
まあ個人的には、新潟性能ゼロのストロングサウザーを推したいです。
馬自身中山がいいというのもそうですが、今回集まった騎手メンバーで、大野騎手や石川裕紀人騎手は中山ダート1800m成績が終わってるからです。
大野騎手がこの条件の内枠本気で下手というのは、今調べて知りました。
石川裕紀人騎手は、未だにこの条件で勝ててません。ノンコノユメで負けるということもありましたが、今日の土曜中山2Rのコパノビジンで負けてしまうというのも大概ヤバいです。
もろもろ考えると、アーデントが逃げて残ってしまうということがあってもいいのかもしれません。






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