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【東京10R】東京優駿
◎13.リアルスティール
○14.ドゥラメンテ
▲11.サトノクラウン
△17.キタサンブラック

 今年、このハイレベル世代の頂点を狙える馬となると、実質3頭だと思う。皐月賞の内容からだとドゥラメンテに勝てる馬がいるのか疑問だが、個人的に、気性に不安のある馬をダービーで中心視することは絶対にしない。ディープブリランテのように、当日のハミ替えがピタリと嵌って突然折り合ったというケースもあるが、予想の中心にはしない。だが、そうは言っても、それこそディープブリランテ程酷いわけではない。十分許容できる。
 競馬振りに全く注文が付かないリアルスティールの総合力の高さを評価する。皐月賞は完璧な内容だった。それで負けてしまうのは相手が強かったと言わざるを得ない。が、下げ過ぎが原因とはいえ、スプリングSでは上がり勝負で前を残す形。どちらかといえば広いコースの方が向く。東京に替わるプラスは大きいと思う。エピファネイアのような気性的不安もなく、高い位置からでも競馬ができる自在性の高い馬。正直な気持ちを言えば、この馬でダービーを勝てないようだと、福永騎手がダービーを勝つことはもうないかもしれない。
 サトノクラウンも完成度が高い。皐月賞はいろいろと不利があってのもので、巻き返す根拠としては十分。人気を落とすなら妙味が生まれるが、極端に落ちることはないか。
 基本的には3頭。これらに喰らいつける馬となると、キタサンブラックだけか。スプリングSは展開利があったとはいえ、皐月賞でも3着というのは立派。マイペースでいければ渋太い。


【東京12R】目黒記念
◎15.ダービーフィズ
○8.トウシンモンステラ
▲2.レコンダイト
注3.ファタモルガーナ

 Cコースになって速い時計が出ている。基本的にスタミナ条件だが、スピードも必要になりそうだ。そうなると注目したいのは2頭。トウシンモンステラとダービーフィズ。トウシンモンステラは京都でだが速い時計でも走れているし、京都記念はハープスターに前をカットされる不利。超スローであの不利は致命的だったが、上がり勝負自体あまり得意な方ではない。この条件ならチャンスは広がる。一昨年3着したカフナの全弟。2500mは初だが、血統背景的にも問題はないだろう。ダービーフィズは再びOPに上がってくるのに少しかかったが、蹄の関係だけではなく、ずっと斤量を背負うケースが多かった。そこにきて、今回は54kg。東京での切れ味は馬場不問だし、今回のハンデは魅力的。休み明けよりは適度な間隔という意味でダービーフィズを上にした。
 長距離では安定のファタモルガーナが56kg。ボーダー的扱いになるだろう。レコンダイトは2500m以上の経験はないが、レース内容からはスタミナ条件は向きそう。器用に立ち回れれば。





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