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★本日のメイン

新潟11R
新潟大賞典
◎7.マテンロウボス
○3.デウスウルト
▲11.パッションダンス
注14.マイネルディーン
△5.アルフレード

新潟大賞典は、馬場状態が必ず絶好だと言う前提。2000mで2分を切る決着、レース上がりが33秒前半と言うのが常だと考えるべき。
そして、とにかく大型馬・大トビなんです。小回り競馬でテン中終いと力を等分できて優等生にレースを制するタイプよりも、外回りの長い直線で一気の挽回が効く条件です。
過去には上がり3F31秒台で間に合った追い込み馬などもいますし、破壊力のある脚を使う可能性がある馬を拾うレース。
その意味で、マイルや1800mの平均ペースに対応してそこそこ形が固まってる馬は、この条件に距離を延ばしても上手く脚が合わないんですね。
とにかく脚長、とにかくパワー、それで絶好調なら評価はかなり高まるということです。

福島民報杯を勝った、マイネルフロストに出てきてもらいたかった…のはありますが、素質で考えるならマテンロウボスだと思っています。
かなり内容が良いなと思ったのは、寿Sの4F上がり勝負での圧勝。全体時計・上がりともに優秀なレースで、ピカイチの持ち味を見せたものでしょう。
この最後の2Fで、11秒4→11秒5と、最後にガタッと落ちずトップスピードをキープしたままと言うのがポイント。
こういうラップで2000m以上のレースで好走した馬が、全馬の直近の好走例の中にないんですね。デウスウルトの5走前に見つかるぐらいですか。
この馬のベストの条件は間違いなく2000m。大阪ハンブルグCは序盤から掛かり通しの追走でガス切れしたものですし、逃げ馬が連対しまくる特殊な荒れ馬場でした。
ひと叩きして引き続き四位騎手騎乗、上積み要素も多いと思っているので十分足りると見ています。

レベルの高い2000m重賞で好走したことがここでも通用するので、中山金杯や中日新聞杯で好走しているデウスウルトとパッションダンス(前走脚元良化があったようですね)は上位扱いに。
マイネルディーンは2000mの方がツボがハマるタイプのように見えたので評価しておきます。
アルフレードは長らく脚元に悩まされていた馬ですから、やけにいい動きをしていて厩舎もなぜかこの距離を選択、550kgある巨体。ひょっとしたらの押さえで。

京都11R
鞍馬S
◎7.ニンジャ
○13.キングオブロー
▲8.スギノエンデバー
△2.マコトナワラタナ
△10.ヘニーハウンド
△14.ウイングザムーン
△4.サクラアドニス

鞍馬SはNHKマイルCの裏開催となってしばらく経ちますが、なぜかは正確に判明しませんが「追い込み馬が物凄い上がり脚を駆使して差し切る」レース。
京都の内回り芝1200mは、他の条件では逃げ馬が上がり33秒台を出して押し切る淡白な性質のレースもあるのですが、なぜかこのレースは追い込み馬が32秒台の究極の上がりを出して間に合うんです。
むしろ消耗戦適性のある馬が全く活躍できず、京都の平坦部分で切れ味を活かすタイプがいいということ。
そして、このレースに適性を見せた馬はその後他の短距離戦に出してもしばらくダメ…ということがチョコチョコ起こります。
このレースを以前勝ったことがあるヘニーハウンド、マコトナワラタナともにしばらく勝ち星が遠のきましたし、昨年のルナフォンターナは3連勝の勢いがパタッと途絶えました。
ツボの狭いところでしか通用しない能力を見せてしまう、すなわち他のレースで対応できなくなる、ということでもあるようなんですね。

ポイントは2つあると思います。
この場面でしか通用しない究極の速力勝負に対応するからには、それまでの実績が半端過ぎて(まともな消耗戦レース実績がなくて)斤量が軽いこと。
その上で、これまで上がり最速かそれに近い脚を毎回見せるのに、いつもレースの流れとかみ合わず中途半端に負けてること。
過去の京都コース適性などではなく、そういう惜しい所がある馬を、この場面で敢えて買うというのが重要だと思います。
前回復調気配を見せ馬体も明らかに上向いてきたニンジャに本命は打ちましたが、キングオブローのような馬はこういうレースでないと走らないのでは、と思っています。
ハイペースになっても流れに乗ろうとしない追い込み馬。いつも馬群の大外回し。厩舎の馬作りもちょっとピントが外れてるんでしょうけど、だからこそという考えです。

東京11R
NHKマイルC
◎7.クラリティスカイ
○9.アルビアーノ
▲4.グァンチャーレ
注17.ニシノラッシュ
△14.ヤングマンパワー

皐月賞路線の馬は激戦を戦った疲れと、1分32秒台にもなる超高速決着への対応力が問題になり、いつもいい結果が出ません。
しかしこのクラリティスカイは、新設2歳重賞のいちょうSを圧勝していますね。
テンに速いラップながらもサッと好位で流れに乗る追走スピード、そして1分33秒台半ばでまとめる総合走破力。
新潟2歳Sは全然NHKマイルCに直結しませんが、このいちょうSはNHKマイルCに向けて直結しても良いと思える内容でした。
そしてその後、朝日杯や明け3歳の2戦で、能力を伸ばしていることを(IDM)で示しています。一介の一発屋ではないことを証明していると思います。
今年の3歳マイル路線は、速いタイムで決着したレースが全く存在せず、どれも1分34秒〜35秒台の低速戦。直線で先頭に立った馬が確実にバタッと止まる流れでの差し比べばかりでした。
そういう意味でも、スピード慣れしているクラリティスカイのアドバンテージは大きいのではないでしょうか。
クラリティスカイが皐月賞の1600m通過時点で踏んだ時計が1分34秒7で、これがまたNZTと結構似ているんですよね。そこからさらに踏ん張りの上積みがあれば…ですよ。

NZT組の評価をそんなにしていないので、ほぼ別路線から相手を拾います。NZT組から積極的に拾いたいのは、致命的な不利を2回受けてレースをやめていたヤングマンパワーぐらい。
明け3歳以降のレース経験の質は、クラリティスカイの方がアルマワイオリよりも遥かに高いと考えています。朝日杯で2着3着ハナ争いした同士ですが、その後の開きは大きくなっているのでは、と思っています。
アルビアーノは、こちらの思惑を超えて成長していればいいなあ…と思っているんですがどうでしょう。
グァンチャーレとニシノラッシュは、実績から考えて不当評価だと思いますね。6番人気前後になるぐらいには強いでしょう。






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