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【新潟2R】
◎10.ダノングリーン
▲12.ハッピーユニバンス

 ダノンは未勝利では資質上位になる。初出走ながら前走も十分な内容だったし、一度使って慣れも見込める。外回りだと切れ味の限界を心配しなければならなかったが、内回りなら。使っている馬に上積みを期待するのは酷なので、休み明けに注目。ハッピーユニバンスはまだ成長が欲しい体付きだったので、この休養が良い方向に出て成長が見られれば。推定上がり上位が強かった土曜日の芝。上がり最速予想なら面白いか。


【新潟11R】新潟大賞典
◎3.デウスウルト
○7.マテンロウボス
▲13.アズマシャトル
注1.ラングレー
△6.ダコール
▽11.パッションダンス

 過去10年で見ても7歳馬が勝ったことはないが、これだけ充実しているのなら、デウスウルトの初重賞制覇を期待してみたい。切れ味はあるので、このコースは大丈夫だと思う。時計的な意味でも、高速馬場ではなく、むしろ荒れ馬場に近いような状況なら十分勝機。また、ラングレーやマテンロウボスと同ハンデとなったが、実績を比較すれば、むしろデウスウルトが軽いという見方もできる。
 そのラングレーとマテンロウボスだが、どちらも一度OPで負けた内容。だが、ラングレーの小倉大賞典はかなりの道悪。マテンロウボスの大阪ハンブルグCはスローで折り合いを欠いた内容。どちらも見直し要素はある。マテンロウを上にしたのは枠の差。去年もそうだったが、馬場があまり良くなく、上手く外に出せればいいが、内を通るのはあまり良くなさそう。
 アズマシャトルも長い直線で切れ味を発揮できる馬。かつてはスロー限定馬かと思っていたが、白富士Sの勝ち方は展開が向いた面はあるにせよ、これまでの履歴を覆した内容だと思う。休み明けになるが、動ける状態にさえ仕上がっていれば。ダコールも調子を取り戻している一頭で、このレースも3着歴がある。少しでも馬場が緩いと力を発揮できないという履歴だったが、小倉大賞典ではしっかり追い込んできたし、福島民報杯でも内有利馬場ながら、いつも通りの外回しで僅差の内容は評価できる。調子が戻ってきているという意味ではパッションダンスもそうだが、この馬が勝った時は1分56秒台決着の硬い高速馬場。さすがに馬場状況が違うのでは。逆に、ヒットザターゲットがなかなか戻ってこない。天皇賞と同じだけ走れれば勝てる相手関係なのだが。


【東京11R】NHKマイルC
◎9.アルビアーノ
○12.ミュゼスルタン
▲2.グランシルク
注1.アブニールマルシェ
△7.クラリティスカイ
△14.ヤングマンパワー

 丁度10年前の05年。桜花賞を勝ちながらもオークスには向かわず、マイルCを選択して見事勝利したのがラインクラフト。スピードの違いを見せつける形で3連勝のアルビアーノも、桜花賞へ向かっても良い履歴だが、フラワーCの後まもなくにマイルC参戦の表明。フラワーCの時のコラムでも書いたが、1800mは本質的には距離が長いと思っている。フラワーCは相手が弱かったという面もあるが、楽勝の内容は十分評価可能。逃げる形もあくまで結果論であって、他とスピードが違うから先頭を走っているだけ。ある意味、競走馬としての理想形。牡馬相手でも通用していいと思う。
 新潟2歳Sの1、2着馬、ミュゼスルタンとアブニールマルシェはあまり差のある馬だとは思わない。骨折明けを一度使われたミュゼスルタンも、改めて見て、マイラーとして資質の高い馬だと思う。距離短縮のここは当然勝負になるはず。ハイレベルだった共同通信杯でも伸びは良かったアブニールマルシェも乗り方、立ち回り一つだろう。
 NZTからは勝ったヤマカツよりも、出遅れながら僅差まで追い込んだグランシルク。出遅れがなければ勝っていただろう。東京は新馬戦で2着だが、超スローで前を残しただけだし、初戦らしく反応も一息だった。それでいて確り上りも使えていたし、内容は悪くない。
 クラリティスカイは渋太さは認めるものの、東京での決め手となるとこのメンバーでは少し不安になる。今となってはいちょうSも相手が軽かったか。ただし、距離はマイルくらいがベスト。皐月賞より渋太いと考えれば侮れない一頭。ヤングマンパワーは大型馬で不器用なだけに、広いコースの方がベター。加速は遅いが勢いは続くタイプ。流れが向けば。





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