ｽﾀｯﾌｺﾗﾑ

★本日のメイン

中京11R
東海S
◎8.ナムラビクター
○13.グランドシチー
△4.インカンテーション
△6.コパノリッキー
△9.ソロル
△10.ランウェイワルツ

東海Sが中京に移って今年で3年目。まだまだダート路線は改善余地が多いようで、なかなか路線が固まりません。
昨年末にジャパンカップダートが中京に移り、チャンピオンズカップとなって、今回の中京ダート1800mと条件が被ることとなりました。フェブラリーSへの優先出走権ありと銘打ってますが、やっぱりこの条件もいつかは移動になるのではないかと見ています。
そしてチャンピオンズカップ初年度、中京ダート1800mを2連戦できるというのが今年のローテーションのアドバンテージであるはず。しかしチャンピオンズカップ上位馬が、軒並み東京大賞典に回っていて、東海Sに腰を据えて獲りに行くという陣営がナムラショウリしかいなかったと。
これはアドバンテージがそれなりに大きいのではないかと思います。まず中京ダート適性をきちんと示してますし、コパノリッキーのようにキツキツのローテーションでもないです。
チャンピオンズカップを大敗した馬は、基本的に巻き返しロジックになると思うんですが、唯一この馬だけは順調にこれさえすれば有力扱い出来ると。
まあもちろん地方交流の方は獲得賞金順で出走権が厳しかったのは本当のところですが、G1で僅差2着するような有力馬が、確実に相手が弱化する東海Sに脇目もふらず獲りに行った姿勢は評価できます。

そして、こういう大掛かりな路線変更をすると毎回気づかされるのですが、ダートのトップクラスの争いでは本当にコース適性が重要。
東京ダートで鬼のような強さを見せてたヴァーミリアンは、阪神のJCダートがテレテレにダメでした。同じく阪神ダートで本当に強かったワンダーアキュートは、中京ダートではお話にならず。逆に、ホッコータルマエやローマンレジェンドは、阪神ダートで全くピントが合わなかったのに、中京ダートで力を見せました。
チャンピオンズカップで敗れた馬を、隊列が悪かっただの仕掛けがおかしかっただの、たった一つの要素のみを取り上げてすぐ巻き返せると考えるのは尚早かと思います。致命的にこのコースとはリズムが合わない、となる可能性だってまだ十分残っているからです。
だからこそナムラビクターはその意味で信頼できるんですね。どれだけ調教で動けなかろうが。
同時に、中京ダートがメチャメチャ合ってるタイプという大穴の可能性も考えておくべき。

グランドシチーは、昨年外人騎手で2着したことがあります。当時は強力ハミ変更＋ブリンカー装着と仕掛けもありましたが。地方交流までほとんどバラエティに富んだレースに出てますが、重賞で連対したのは確かここだけ。今回久々にブリンカーを装着と、ここ一番の力を発揮する可能性は秘めてるはず。近走内容や最大実績での評価で人気薄になりますから、それも十分理解できますが今回の狙いも十分立つかと。

中山11R
◎8.ゴールドシップ
○14.ミトラ
△10.フェイムゲーム
△17.ショウナンラグーン
△9.エアソミュール

ゴールドシップは、超高速馬場だったり究極に緩んでの上がり性能特化勝負だったりしてなければほぼ負けてません。荒れ馬場や外差し馬場大歓迎で、よっぽど特殊な馬場補正されない限り大丈夫でしょう。本当にガチンコになれば、フェイムゲーム程度では逆転の目はありません。
ただ、ミトラは非常に気になる存在ですね。これまで脚部不安が長引いて明け7歳の割にはレース数を使っておらず、中距離実績も皆無。まともなコーナー4回のレースが前走福島記念ぐらい。
福島記念は完全なトラックバイアスレースだったので、端的な評価は低いといえば低いんですけど、ロングスパート地点がかなり早めで、一介のマイラーでは出せないトップスプード持続力を発揮していたのは事実。
スタミナ条件の重賞実績豊富な萩原厩舎ですし、体を作り込んで行った結果中距離馬に変わっていた、という可能性はあるでしょうね。
その他では、やっと適距離に戻るショウナンラグーン。AJCCという末期馬場レースに限り、スタート直後に馬場の良い大外をスムーズに回れる16番より外は絶好枠のはず。

京都11R
石清水S
◎3.イリュミナンス
○9.ダイシンサンダー
▲7.ドリームトレイン
△16.マルタカシクレノン
△10.ウインプリメーラ
△2.トーセンソレイユ

馬場がかなり悪いようで、正直何が来てもおかしくないと思ってますが、巻き返しを考えるなら2000m以上の距離がどうも苦手に見えるイリュミナンス。
引き締まった展開で比較的高いスピードで差すというタイプで、必要以上に緩むとタメが効かないタイプのようですね。力も足りるはず。
今回得意距離に戻るドリームトレインは気掛かりですね。展開も楽になるかと。

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