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★本日のメイン

中山11R
フェアリーS
◎9.エヴァンジル
○15.ローデッド
▲13.アドマイヤピンク
注1.テンダリーヴォイス
△10.カービングパス
△16.トーセンラーク
△3.ヤマタケマツリ
△8.マラケシュ

毎年、阪神JF組の2勝馬が「あの負け方はどうだった、実績では上だから」とこのレースでの格上ぶりを期待されるレースですが、現実には毎年ノーマークの関東馬が激走しています。
なぜノーマークになるのか?を考えてみると、単純にデビュー時の期待度が低かった馬であったり、改めて見直して能力や体つき、馬体評価がイマイチだったり、ローテーションが微妙だと思われてるからですよね。新馬や未勝利勝ちが、全然目をひく内容ではなかったというのも含みましょう。現場で見ても馬力不足を感じたり、マイルを戦うにしてはバランスが悪いと感じる馬だったりにむしろ走られてる印象があります。背が間延びしていたり極端な前傾姿勢だったり、馬体的な傾向を掴みにくいという印象はありますね。
なんでそういった激走ができたのか?他の有力扱いされてた関西馬は、ちゃんとしたマイラー評価されたはずの馬は何をしてるのか?と考えるに、まず関西馬の方は、大抵10〜12月に見せたパフォーマンスを輸送含む1月中山で再現できないから、という答えに行き着きます。あの時の出来をこのレースで維持できない、阪神JFで崩した競馬のリズムを中盤の激しい中山マイルで取り戻すのがそもそも難しいし筋違い、という面もあるでしょう。
その上で激走してる馬は、ほぼ前走1着馬ですね。体調が整いきれず輸送が怪しい、消耗戦展開も微妙という馬に対して、この冬場でも上積みを見せて我慢が効いた馬が、たまたま流れにうまくハマれて能力格差を解消し、適性をもごまかしたという流れがあると思います。
要するに、今の1月中山はクラシック向きのタイプが力を発揮しにくい馬場条件、適性だったというだけではなく、寒すぎて仕上げにくいんですよね。体も硬くなりますし。直前追い切りの映像を見ても、栗東は雪が降ってました。成長曲線を全馬に対してイーブンで期待できるレースではないということです。悪い例では前走の反動を克服しきれず、馬がしぼむ例だってあるでしょう。

なので、一番期待できるのは、底を見せていない前走1着馬が、この冬場に独特の勢いを見せていろいろな帳尻を見せるパターン。エヴァンジルは前走中山芝勝ち。格上挑戦を苦にしない血統ですし、体のラインが悪い馬でもここは良化前提で期待したいところです。
ローデッドも、ラップ比較する限りマイル戦は全く向かなさそうなのですが、スピードを持ってる・勢いのあるディープだからここでは引きます。血統は筋が通ってますしね。
あとは、使い詰めになりながらも冬場にいい走りをして見せたアドマイヤピンクを重視。
今年のメンバーなら、重賞で実績のある厩舎かどうかもケアしておきましょう。

IDM比較はあまり意味がありません。1400m以下の2勝歴も、正直このレースで役に立つとは思えません。
超人気薄は先行馬を必ず押さえておきましょう。

京都11R
淀短距離S
◎1.ラインスピリット
○4.アイラブリリ
▲15.ニザエモン
注13.アンバルブライベン
△9.ダノンプログラマー
△10.サドンストーム
△2.サクラアドニス

まず、京都芝はどうも外枠の差し馬が足りるようになっていて、グリーンベルトの思惑がイマイチハマらないようです。それでもパワーが効かず大型馬がダメで、単純な外回し有利の惰性競馬ではなさそう。もうちょっと情報は欲しいんですが、むしろ小柄であることがアドバンテージになってるようなので、そこを重点的に考えてみます。
そして、IDMではトップに出るようですけど、エイシンブルズアイは怪しすぎですね。馬体は3歳当時から増えておらず、1200mで勝たないまま人気ばかり先行してますが、味気のない外回ししかする気がなさそう。血統的にも淡白なところがあるんでしょう。前に行けば差され、後ろを見れば前が残り…。芝1200mを制する根本的な素養が足りないのでは?最初はここから入りそうになりましたが、考え直します。

というところで、改めて内枠に注目。例年通り先行馬を重視したいと思ったのです。
おそらくすぐ通用してもいいと思えるのがラインスピリット。馬は正直良い方と思いましたし、前回のように競馬に幅を見せたことからも十分やれると思うので、当日次第ですね。
アイラブリリは、調教のタイプ的にこの転厩が合いそう。
アンバルブライベンは、やはり3kg増で逃げるリズムが変わってしまう不安はあります。ここ最近の充実ぶりでどこまで耐えていけるか…。
差し馬を見るなら5枠の2頭からでしょう。






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