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★本日のメイン

札幌11R
キーンランドC
◎14.マジンプロスパー
○15.レッドオーヴァル
▲7.ローブティサージュ

サマースプリントシリーズを歩んでる馬を主路線組とするなら、今年は別路線組に注目したい年ですね。
なぜなら、アイビスSD・函館スプリントSの勝ち馬が出ていないからです。
いったい勝ち馬はどこに向かったのか、なぜ連戦しないんだ、と考えると、セイコーライコウもガルボも、もう結構なお年を召されています。それまで連戦していたためもあって、狙ったレースを制した後、勢いで…という2番が効かないのでしょう。もしスプリンターズSを最終目標とするなら、疲労をしっかり抜かないといけないんでしょうね。
そういう微妙な馬にやられた2着馬というのも、そもそも不安あり。そしてさらに、この2つのレースを能力で圧倒するほどの馬なら連戦も効きますが、フクノドリームとローブティサージュは大混戦僅差での2着。ある種、恵まれた部分も無きにしも非ずです。
なので、今回のレースを迎えるにあたって、何かここでも有利なバイアスが発生しない限り、能力上位扱いも有力扱いもしたくないということです。
なので今回は、別路線組がフレッシュで疲労がない分、有利でないかと考えます。ローブティサージュはここを勝てばまだシリーズ制覇の可能性はありますが、他をあえて推します。

重賞を既に3勝していて、鉄砲も走るマジンプロスパーの巻き返しと、重賞格は既に足りているレッドオーヴァルに期待。
マジンプロスパーはG3だとかなり重たい斤量を背負っていても大崩れしていない馬です。外枠も理想、以前の主戦騎手だった福永騎手に戻りました。G2だと妙なレースぶりになってしまい、その時の評価で信じきれない人が多いと思うんですが、短距離重賞級ほぼ不在のこのメンバーなら押し切りも可能でしょう。
レッドオーヴァルは、おそらくベストは1400mの方かと思うんですが、それでも前走で札幌の芝OK、短距離でもキッチリ脚を使い切れることを示しました。差しが決まる札幌なら、外枠はむしろ良いでしょう。

小倉11R
小倉日経オープン
◎9.サトノジュピター
○11.フレイムコード
▲4.シゲルササグリ
▲7.サンシャイン

いつも重賞の裏開催にて行われ、メンバーも騎手も揃わない格下オープンです。
なので、毎年「このメンバーなら楽になるはず」という視点で人気が構成され、実際「巻き返せるかどうか微妙」という馬がこのレースでだけ馬券に絡んでます。
それはどちらかと言うと、確実な適性発揮の条件とは思えません。レベル自体は確かにかなり落ちますが、メンバー自体はいつも入れ替わりがあり、自身の実績に対して斤量加算もあります。1年で一度だけこの番組を狙いに来てて、ここだけしか走るチャンスがないというのは、新規の馬に対して分が悪い考えだと思います。
今年は、相手が楽だから、というのを意識して挑戦して来た陣営に注目したいですね。

サトノジュピターの今回の格上挑戦は、かなり意欲的な過程だと感じます。
1000万下を勝った後、若干体が減って力を出せない状態でしたが、それでも重賞に連続挑戦。
おそらく堀厩舎も、この馬の体力かスタミナを結構買っているのでしょう。
そして前走の小倉で大幅増と同時に、巻き返し気配を見せました。新潟開催があるのに小倉に遠征というのは、右回りのスタミナコース狙いのはず。今回も引き続き小倉に滞在していて、準オープンではなくこの空き巣オープンを狙うというのは、やはり相手関係を読みながらチャンスがあると踏んでのものでしょう。こういう過程は、小倉日経OPの過去歴見ても全然いなかったパターン。新しいローテーションを開拓しに来たというのを評価したいんです。
また、フレイムコードも今回は格上挑戦となります。前走は結構展開に恵まれたパターンでしたが、競り合って強いタイプなので流れが合いそうですね。ミキノバンジョーは突拍子もないペースで行ったりしませんし。

新潟11R
新潟2歳S
◎15.ワキノヒビキ
○1.ブリクスト
▲7.アヴニールマルシェ
△2.ニシノラッシュ
△8.ヒルノマレット

現時点で、ワキノヒビキのアドバンテージは結構大きいはず。

まず、レースの数を使われてて、唯一の2勝。成長力を見せて(大幅に時計を詰めて)性能を伸ばしたと実証してる点は強みですね。
そして2歳オープン戦を上がり最速+0.3秒差以上の着差で圧勝。
今年のダリア賞は、全頭が前走1着馬、かつ頭数も多めで、適性はともかくレベルはなかなか悪くなかったんです。
この後も重賞戦線でやっていける、昨年上位馬と同じ性能があるかどうかは、あくまで別の話。
新潟2歳Sに向かう上で、好勝負できるかどうかという観点なら、経験上位の強みが大きいということです。覚醒できてもいますし。

そしてその他の馬は、あくまで「この馬は伸び代が大きい、のではないかな…」という推測にしかなりません。前走のレース振りそのまま、他の馬を大きく圧勝するような1勝馬は、関東馬ではまずいません。2頭3頭と同時に登場したりしない、というのが感覚的にあります。
アヴニールマルシェとミュゼスルタンが、今はその期待を背負わされてますが、前者はそれもありえるかという所でも、2頭同時に急成長を遂げるとは思えませんね…。
追い切りを見ても、やはり関西馬の方が「長く良い脚が続くように鍛える」ことに関しては上手(うわて)だと感じますね。
そういう部分で、プリクストとヒルノマレットは、いい競馬ぶりそしていい追い切りをしているように感じました。








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