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札幌5日目11R 藻岩山特別

 芝の長丁場のハンデ戦。長距離戦は酷量を背負わされてもあまり苦にしない傾向にあるだけに、準オープンから降級したヒルノドンカルロは、約3カ月振りをひと叩きされての変わり身に期待したいところだが、今週の函館での追い切りがまだピリッとしたところがなく、評価の難しいところ。これなら、前走の北海ハンデキャップで2着に好走したフィルハーマジックは、函館でのウッドの追い切りが最後の反応も良く、ここに来ての上昇ムードが窺える。前走からの斤量増も1キロに止まり、52キロはまだ軽量。前走は道中12秒前半が繰り返される、意外と厳しい流れを乗り切り、ラブラドライトと大接戦を演じただけに、一発の魅力を秘める。

◎フィルハーマジック
○レッドセインツ
▲ヒルノドンカルロ
注セミニョン
△ルミナスレッド
△エスペリア
△カンタベリーナイト
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<土曜の狙い馬>
札幌10R ◎トーセンラーク
 函館2歳Sでは馬群を捌き4着に好走。「決して1200m向きの馬ではない中で、よく4着まで追い込んでくれました。今後が楽しみです」と、レース後に吉田隼騎手も好感触を得ていたが、函館での調整も終い重点の好調教を披露。距離延長での巻き返しに期待する。

 ホッカイドウ競馬勢では、実績や芝適性ではオヤコダカが最も評価が高くなるが、最後の坂路での追い切りが、終いの反応がひと息でやや重い可能性も。当日の馬体重には注意したい。大穴はネガティヴ。アジュディミツオー×フォーティナイナーの配合から芝?と思われがちだが、全体的に薄い体型で跳びも軽く、芝の走りは個人的に見てみたかった1頭。こうしたタイプが一発の魅力を秘めるだけに、トーセンとのワイドは買ってみたい。

札幌5R ◎フローレスダンサー
 先週の札幌ダートで松田博厩舎が同じ時間帯に5頭、馬場に姿を現し、3頭+2頭のような形で実戦形式の併せ馬を消化。その中の1頭だったアドマイヤガストが先週の新馬戦を快勝しており、血統面から期待の大きいフローレスダンサーへの注目度も増すところ。ダートより芝での動きが変わることが多いハービンジャー産駒、確かに今週の芝での追い切りは軽さが全面に出ていた。先々も注目の1頭、まずはきっちりデビュー勝ちを決める。




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