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函館5日目11R 函館2歳S(G3)

 ホッカイドウ競馬から3頭が参戦。6月12日の「ウィナーズチャレンジ1」でエンターザスフィアが勝ち上がったが、敗れた組が世代最初の重賞「栄冠賞」で上位独占を果たした。タケルオウジは、1700mの「ウィナーズチャレンジ2」を勝ち上がり、函館2歳Sの出走権を獲得したが、これは昨年のハッピースプリントを同じローテーションとなる。

 3頭の比較で言えば、文句なくエンターザスフィアが1番、ティーズアライズ、タケルオウジの順だろう。しかし、タケルオウジは勝負根性が抜群で、今回は1200mの距離短縮と初芝という不利が重なるだけに評価を下げたが、この後コスモス賞に参戦するプランがあり、その時は面白い存在になる。

 そのエンターザスフィアだが、田中淳師が

「サンレイレーザーやステルミナートは明らかに芝が合いそうな馬だったし、ハッピースプリントは軽い走りをするので芝もこなせると思いましたが、エンターザスフィアに関してはダート馬の走りなんですよね…」

と、例年函館にチャレンジする馬たちとの比較では歯切れが悪かった。実力はかなりのものがあり、雨予報で時計が掛かる馬場になれば勝機も、と感じ▲とした。

 今年は例年以上に函館デビュー組は粒揃い。特に、開幕週にデビューした2頭はかなりのレベルだ。トウショウピストは、デビュー前から評判の動きを見せた逸材。1分11秒0と時計は平凡だったが、抜け出した時に耳を絞り、完全に止めてしまったとのこと。強い相手と走ればより時計を詰めることは十分可能。スルターナは、急仕上げのデビュー戦でスピードの違いを見せ付けた。叩いての上積みはトウショウ以上、距離延長も問題なく、相手はこの馬。

◎トウショウピスト
○スルターナ
▲エンターザスフィア
注マイネルエスパス
△アクティブミノル
△キッズライトオン
△グランドポピー
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<土曜の狙い馬>
函館1R ◎ジャジャンケン

 サウスキャロライナが勝った新馬戦の再戦ムード。当時は出負けし、想定したより後ろからの競馬を余儀なくされたジャジャンケンだが、大外枠でゲートに入る時間も短く、ひと叩きされスタートの出は変わるはず。ソツなく乗って2着に食い込んだマイネルポルトルスとの実力差はなく、今度は逆転可能。距離延長でナムラオツウの巻き返しが不気味で、相手はこちらを抜擢。その後にマイネル2騎。




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