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【東京3R】
◎9.コスモジグ
○16.ゴールドシェンロン
▲2.コスモキングダム
注3.オウトラヴェス

 今週も天気は微妙だが、どちらにしても時計の出易い馬場であることは変わらない。そうなると、オウトラヴェスの持ち時計には不安を覚える。1分40秒を切れず、前走も並びかけるところまでいきながら再び離されてしまった内容で、時計や上がりの限界が垣間見える。一方で、高速不良馬場というおまけ付きではあるが、初ダートで、差す形でも確りした内容を見せたゴールドシェンロン。こちらの方が安定株として見れる。
 が、期待してみたいのはコスモジグ。唯一の好走がダートでのもの。2走前で、勝ち馬からは1.7秒、2着馬からも0.5秒離されての3着だが、これはその2頭がハイレベルだったし、この馬自身の時計も2歳のものとしては悪くない。適度な馬格がありつつも、あまり重さを感じないのは、今の軽いダートでは好材料と見れる。もう一頭注目したいのはコスモキングダム。残念ながらこちらは馬体重の通りかなり重いタイプなのだが、前走のような高速馬場ではまず無理があるし、体型的に距離不足感もあった。このメンバーに入れてもスピードという観点では劣ると思うが、上手く体力勝負に持ち込めるようなら。


【東京12R】
◎4.サクラディソール
○1.イントロダクション
△9.レッドマニッシュ
△11.サトノオー
☆15.ノウレッジ

 一応午後は雨という予報なので、渋っていく方向で考える。時計が掛かるのなら、サクラディソールからで良いだろう。人気になりそうな3歳馬が相手だが、その中でならイントロダクション。きちんと不良馬場で勝利がある履歴は尊重したい。春菜賞の時は雪の影響での重馬場発表だったが、そのレースに限らず他のレースでも、ほとんど良〜稍重程度の時計は出ていた。前走も相手が悪かったが、上がりを使って見せたし、もうこの末期馬場なら可能性はあると思う。
 一方で、コスモエルデストやダイワジャストは1分21秒台と速めの時計で好走している履歴があるが、コスモは前走伸びきれずの内容。サクラとは僅か0.2秒の差だったが、サクラと、この2頭がセットで好走するということは難しいのではないか。それなら少し穴目を考える余地ができる。
 上がりが掛かる方向で考えるなら、レッドマニッシュとサトノオーが面白そうか。レッドマニッシュは体が増えたことが大きいのだろう。近走の末脚は安定味があり、あとは展開一つという内容だ。サトノオーもあまりスピードのあるタイプではなく、前走も3走前も上がりが速くてダメだったパターン。今更感もあるが、新馬勝ち以来となる東京1400mで、ということは考えても良いかもしれない。ノウレッジはなんとも困った存在。前走の出遅れはダービーでまた2着となった鞍上の動揺なのかは知らない。本質的な意味ではやはりダート向きだと思うが、降級すれば馬体は上位だし、荒れ馬場なら追走スピードで苦労することもないだろう。穴としてなら面白い、というタイプであって、人気だとあまり手を出したくはない。





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