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★本日のメイン

中山11R
ジャニュアリーS
▲8.ケビンドゥ
▲11.マルカバッケン

昨年は仕上げの良し悪しと軽ハンデの絡みがあって超大穴が出ましたが、このレースも金杯と同じような事情が絡んでいると思います。
変則的な日程のためにいつもと同じベスト調整ができず、当日に甘さが出る馬が多いということと、そういう時こそを陣営が狙っててここでの仕上げがバッチリハマって、能力の差を軽ハンデと仕上げの差で逆転してしまう現象があったりするんだろうということです。
単純な馬柱比較ではわからない部分で決着するのではないかと。
直近の様子がわからない関西馬が多いですし、関東馬はなんだかんだでこういう変則開催の時はほぼ例外なく仕上げがグダるので信頼感皆無。単純にカペラSの着順を鵜呑みにはできません。

それでも、カペラSで見てる馬でチェックしてるのは、ケビンドゥとマルカバッケン。
ケビンドゥは騎手が変わります。例年追い込み有利になりやすいカペラS、外枠から1.5列目で行ってたらキツイ方でしょう。リュンヌがダートで戸惑い行けないようなら単騎逃げもある場面。
マルカバッケンはちゃんと強い馬ですが、前走は転厩ゴタゴタもあった時で、レースでも直線塞がれて追えず。斤量こそ重くなりますが、増本厩舎から中村均厩舎に移った馬は軒並み好走してるので、この馬にもそれを期待してます。

京都11R
万葉S
◎7.トップカミング
○10.タニノエポレット
▲9.ファイヤー

トウカイトリックは相変わらずのローテーション。
ステイヤーズSで本腰いれた勝負をして、この万葉Sにもほぼ皆勤。
しかしかなりタフな流れになるステイヤーズSとは違って、この万葉Sは案外安定してませんね。
それもそのはず、下り坂から直線平坦の京都ですから、上がりの性能やトップスピード持続力の高さが必要になるわけです。
で、加齢を経てどんどん筋肉が固くなってきてるトウカイトリックでは、要求される速い動きについていけないのです。下手に実績がある分、斤量を背負うというのも不利になってるはず。
さすがに10歳を超えてきてから、ステイヤーズSと万葉S両方で万能に走るようになることはあり得ません。
いくら相手が弱いといっても、バテないこと我慢が効くことしか表現できてなかったキャラですからね。

この馬こそこの舞台で絶対安定と思っているのは、タニノエポレットの方です。
体調が整わずグダグダのシーズンが長いためかわかりませんが、夏場にそれほどいい仕上がりに上げられず、結果的に全く消耗がないまま1年が過ぎました。
それで結局準オープンで1年結果が出ないまま、昨年と同じく軽量のまま格上挑戦でこのレースを迎える形になってます。ここ2戦ともに直線で一足使っただけの競馬。成長はないのでしょうけど、昨年とほぼ同じ立場で臨めるのはいいことだと考えます。

そして条件と相手関係から、トップカミングとファイヤーを推したいですね。
トップカミングはしばらくスランプが長続きしてますが、厩舎の低迷や好調とリンクしているはず。今はかなり足捌きがまともになってますしね。
ファイヤーは陣営がステイヤーではないかと考えてるフシがありそうなローテーション。
障害におろしたり、ダートの2100mには出すのに1800mを使うのにはひどく消極的だったり…。
出世するタイミングが遅れて、使うべき番組が見つからず、しばらくイングランディーレのように能力が隠れるようなレースを使うしかなかった事情っぽいものを感じます。ステイヤーだと思ってちゃんと出走させてるなら、これは高く評価するべきでしょうしね。






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