前日情報へ戻る



【中山9R】チバテレ杯
◎1.ブランクヴァース

 新潟では上がり33秒台を記録して差し切ったが、むしろこの内容には驚いた。そこまで切れ味に特化したタイプという印象ではなかったから。南武特別も上がり最速で、転厩で少し適性が変わった可能性も捨てきれないが、本来はある程度の持続力を活かすタイプ。中山なら合うイメージはあるし、馬体的にもここで劣らないと思う。


【中山10R】仲冬S
◎13.ゲンパチメジャー

 休み明けの新潟で見て、休養前とはガラッと変わり、姿勢が良くなって別馬になっていた。層の厚いダート路線で3連勝は楽ではないとも思うが、それも可能に思える充実度と前走の勝ちっぷり。


【中山11R】朝日杯FS
◎13.プレイアンドリアル
○3.アトム
▲14.ウインフルブルーム
△1.ベルカント
△5.サトノロブロイ

 今年の2歳牡馬が勝った重賞は京王杯2歳Sと、東京スポーツ杯2歳Sのみ。他は全て牝馬が勝っていた。そして、その牡馬が勝った2重賞の勝ち馬が不在。阪神JFよりレベルは1枚以上落ちるのは確実で、近年稀に見る低レベルメンバーということだろう。
 その中でなら、レコード決着だった東京スポーツ杯2歳Sで僅差2着だったプレイアンドリアルの能力が抜けている、ということになる。東京スポーツ杯2歳Sは、かつては結果はともかく、クラシックへ向けた中距離路線の一環という位置づけだったが、昨年からは割と完成度も求められるレースに変わってきた感がある。昨年レコード勝ちしたコディーノはここで2着。中心視という意味ならこれで良いと思うし、中山は今年の9月の開催から馬場の作り方を変えていて、マイルでも外枠不利の数字とはなっていない。さすがにフルゲートの8枠にもなると厳しいが、7枠までなら問題ないどころか、内枠よりも成績が良い。昨年のロゴタイプも7枠からの勝利。プレイアンドリアルも十分1着は狙える。
 アトムも素質評価は高い。新馬で負かしたミッキーアイルが土曜ひいらぎ賞で好時計で圧勝した。ただ、体を見る限りはまだ完成形とは思えない。このレースが完成度の高さも必要になるのは昔から変わっていない。そういう意味もあるし、中山の内枠はむしろ詰るリスクが高い。どう乗るかは鞍上に掛かっているが、先述した馬場のこともあり、別に内枠有利でもなんでもない。指数でこれだけ差がハッキリ出ているのなら、人気は逆だろうと思う。それを素直に表現したい。
 中1週というローテは気掛かりだが、ウインフルブルームにも興味が沸く。完成度=スピードを示しているかどうか、という視点で見れば、レコード決着だった野路菊Sでタイム差無しの2着。千両賞も時計は速いし、なかなか良い持続力があるように見える。
 正直、他はあまりイメージが沸かない。ベルカントも多分捕まり役だと思うが、一応スピードだけは評価しておく。案外面白そうだと思うのはサトノロブロイ。淡白という程ではないが、レース振りからも上がりに限界があるのは明らかで、スローではこの馬の良さは活きない。ペースが流れるマイルでも下手に抑えたりせず先行させれば渋太そう。もちろん、マイル以下の経験がなく、スピードもそれ程示していないので課題も多いが。





前日情報へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定||