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★本日のメイン

中山11R
ステイヤーズS
◎6.エックスマーク
○10.クリールカイザー
▲1.フェデラルホール
△4.デスペラード
△3.メイショウタマカゼ

10歳馬が3頭も出ていますよ…。どこぞの国の障害レースみたいなものになってきましたね。
トウカイトリックの成績を見ればわかるように、ステイヤーズS適性というのはまず通常の〜2500m条件と比較して完全に異質ですし、ステイヤーズS自体も何べんも何べんも挑戦して良さが出てくるようなものではありません。
ステイヤーズSに適性を合わせてしまうと、もう他の条件を走れなくなってしまいますし、かと言ってここがベストだとしても、さすがにG2賞金狙いで若い馬がどんどん来ますから、何年も独占できるようなレースではないです。
この馬はステイヤーなんじゃないか、という自分の目利きだけではなく、厩舎の判断も仰ぎたいところだったりします。

そういう意味でも、重賞級を何頭も抱えている角居厩舎が、この条件に駒を進めてくると言う意義は大きいはず。
まだ履歴の浅い3歳4歳馬を、2000〜2500mの重賞が他にあるのにこの3600mに出してくると言うことは、それは明らかに厩舎の大きな判断だと言えます。
菊花賞でも強さを見せる角居厩舎ですが、2年前のこのレースのイグアスや、2010年にメインストリームをダイヤモンドSに出して4着だったように、中距離重賞か長距離向きかの判断がかなり正確。
エックスマークもそこまでトモがいい馬ではない方。ディープインパクト産駒にしては加速力が渋いのですが、オープンに上がってたった2戦目でここに出て来たということは、いろんな弱点を理解しつつの結果なんだと考えます。

その他、ある程度厩舎ランクが上の方で、2500m以上のレースに5戦以上出てないのにここに駒を進めてきた馬を高く評価したいですね。特に若い馬を。

中京11R
金鯱賞
◎5.シャドウバンガード
△11.カレンミロティック
△13.ラブリーデイ
△4.ウインバリアシオン

使い詰めで息切れしていたり、ハードなレースを経てスランプに罹っている5歳以上の古馬ばかりに見えます。
勢いがあって若い馬の出番じゃないでしょうか?
特にシャドウバンガード。ここ最近、飛ぶ鳥を落とす勢いにある須貝厩舎ですが、先週JC開催日に出た馬を急遽連闘でここに向けて来ました。
馬の疲労回復が早かったこともあるかも知れませんが、相手関係をかなり見下していないと出走に踏み切るのは難しいと思います。
中京コースには実績のある馬、今年のメンバーなら十分チャンスはあるでしょう。
ラブリーデイは走りが独特過ぎて、あまり中京向きと言う感じがしないんですよね…。

阪神11R
ゴールデンブライドルT
◎11.クリノスターオー
△15.ハリケーン
△13.マストハブ
△7.トミケンアルドール
△3.アメリカンウィナー

4戦あるWSJSの中で唯一のダートレース。
58kgを背負う上にガチンコで行われることが多く、先行+差し決着ばかりなように、タフな競馬で我慢し切った馬が勝つというレベルの高いレースになってます。
なので、当日1番人気はだいだい強いものなのですが…。

ちょっと今年のWSJS、お年を召された騎手が多過ぎじゃないですか?
もちろんどの人もレジェンド級、ゲイリー・スティーヴンスが日本に来てマジな騎乗を見せてくれるなんて凄いことなのですが、50歳ですよ?
さすがにこのラインはレジェンドとして扱うのは理解できても、日本のトップクラスのジョッキーより上だと思えないです。
ダントツで力が上の馬を扱うなら素晴らしいものがあるんでしょうけど、能力が僅差でコースも知らないわけですからねえ。
ギュイヨンやムーア辺りが無双してくれないかと思ってるんですが。
ダートのロングスパートの叩き合いだったら、若い騎手に期待、でしょう。

というわけで連勝してる勢いが凄いクリノスターオーにズラしました。
前走で534kgのアドマイヤボス産駒。そりゃもう、体が出来切ってない頃だと日本の中級騎手では厳しいものがあったかも知れません。
こう言う舞台に出て来れるほど強くなったのなら。






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