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この東京開催は2歳戦で儲けたレースが圧倒的に多くて、キャリアの浅い2歳戦こそパドック派のアドバンテージを最大に活かせる場だということを実感した開催でした。とくに11/10の3Rで16頭だての16番人気に○を打てたのは、我ながら馬を見るスキルが上がってるな、と思いました。裏を返すと競走成績が揃っている古馬戦ではIDMが有効で、パドックが示せることなんて少しなんですな。それでも、まだまだ上を目指したいと思います。
【3R】

レッドラウディーは初戦で直線だけの競馬で2着。馬体的にも中距離馬で距離延長のここは適条件のはず。「上位有力」評価のラインハーディー、スパーブデイは上限が知れていると思うので、仕上がりさえ良ければ勝ち負けになるはず。

◎レッドラウディー


【シャングリラ賞】

いろいろとメンバーは揃っているが、降級馬のヴィンテージイヤーを中心視したい。前走は出遅れたのが致命傷。大外回して最速上がりを使ってもそりゃ間に合わない。今回は乗り替わり。普通に流れに乗ってくれれば勝ち負けして当然の実力。ダンシングミッシーも2走前は3着に5馬身差をつけて時計も優秀。前走が案外渋かったが、スムースに好位追走してくれれば上位争い。ストーミングスターもやはりダートが良かった。良馬場の今回はもう少し伸びシロがあってもいい。クロムレックは時計を詰めてこなければならないが、資質は良いモノを持っている。ランドシャークはスピードがある馬でこの条件は面白そう。

◎ヴィンテージイヤー
○ダンシングミッシー
▲ストーミングスター
注クロムレック
△ランドシャーク


【ジャパンカップ】

海外組がいないので今一つ盛り上がらない代表の試合みたいだ。「最有力」評価のジェンティルドンナはバネもスピードもある馬で、昨年はオルフェーヴルをキレ味で切り捨てて魅せた。今年は逃げ馬が不在のメンバーで流れは速くなりそうになく、この馬の競馬になりそうだ。弱点を挙げるとすれば、宝塚記念で見せたように速い流れではスタミナ面が弱いということだろう。

その宝塚記念を勝ったゴールドシップはスピードがなくてスタミナしかない馬だと言える。好走歴は時計の遅い状況ばかり。前走にしても「あの程度の時計で走れないとは」という感じである。この馬を見て一度も「良い馬だ」と思ったことがない。現代の競馬において、スピードを感じない馬なんて良く見えるはずがないのだ。分からない馬について「パドックでのジャッジを求められても困る」というのが正直なところ。過去3走にしてもパドック評価と競争成績が逆だということで察して欲しい。予想として2分22秒台前半なら負ける。そういうことだと思う。

エイシンフラッシュはスローの上がり勝負が得意の馬だ。が、昨年そのスローで9着に負けているのでアテにする訳にはいかない。ただ当時はルメールでの敗戦で、今回は昨年の天皇賞を勝ったM・デムーロだ。分かっている騎手が乗っているのはポイントが大きい。

アンコイルドは目下絶好調。格こそないものの京都大章典で3着だったトーセンラーが先週マイルCSを勝ったように恵まれて2着とは考えない方がいい。同じように中盤が緩む展開なら力を発揮できそうで、鞍上は絶好調の後藤だ。伸びシロのある4歳馬で上位人気に不安材料がある以上、チャンスはあると思う。

アドマイヤラクティは前走でまあそんなもの、という結果。これはルルーシュも同じだろう。ただ脚が速いのはルルーシュの方で、スロー前提で予想をするのなら後者を上位に取りたい。

◎ジェンティルドンナ
▲エイシンフラッシュ
注アンコイルド
△ルルーシュ
△アドマイヤラクティ




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