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京都10R
白菊賞
▲4.ダンツキャンサー

相変わらず圧倒的に逃げ馬が有利になっている京都の芝。
そして、WIN5対象レースに何と2歳牝馬限定の500万下条件。
そもそも抜きんでた馬がいない番組なので、相当目線を落として考えるべきでしょう。
未勝利を勝つために仕上げて、クラス上がるともう通用しない…みたいな馬も多いはずです。420kg台の牝馬ばかりなのもねえ。

そこでちょっと目を掛けておきたいのがこのダンツキャンサー。
新馬戦を制した直後に、中1週で重賞に挑戦してきたというのがそもそもムチャな方。
ウメのようにどんな番組でも突っ込んできてて、そもそも入着しか狙ってないような使い方の馬ならまだしもねえ。
ファンタジーS出走馬の中では実質最少間隔だったはずです。
それだけ期待する所もあった、という裏返しでしょうか、しかし重賞の壁に跳ね返されます。実際のレースでは痛恨の外枠、そして揉まれてアウト。

しかし改めて出直しの今回は、大幅な相手弱化。おまけにテンに速いタイプもほぼ不在。
京都の内回りコースで内枠を引きましたし、改めてスンナリの逃げを狙える場面でしょう。
小ぶりでガリガリのメンバーばかりの中、体格が良い方の先行馬という強みを評価したいですね。


★本日のメイン

東京11R
ジャパンカップ
◎4.エイシンフラッシュ
▲1.ヴィルシーナ
▲16.ヒットザターゲット
○7.ジェンティルドンナ

出走メンバー比較、そして展開面での一番のキーポイントは、ゴールドシップの出方でしょう。
東京2400mダービーを完敗してる上に、上がり35秒以上掛かるレースでしか好走してない、おまけにピンかパーかしかないタイプの戦略が一体どういうものか。
どこにもそれらしき作戦を口外してる様子はないものの、おそらく2年前のウインバリアシオン(安藤勝己騎手)のように向正面〜3角大捲りしか手立てがないと思うんですが。
その展開急変に対し、大外枠に押しやられたジョシュアツリー(先行馬ですが完全に持ち時計不足=高速馬場適性ゼロ)辺りが乗っかってくれると、少々面白いことになります。

そしてジャパンカップでの有力馬取捨のポイントとなるのは、「ジャパンカップに大して本気『という調整過程』」だと思うんですね。
最近、天皇賞秋→ジャパンカップ→有馬記念を、毎年ダメなデキ前提で皆勤するような馬はほとんどいません。
ジャスタウェイが天皇賞秋を勝った後すぐ秋冬止めると言い出した時は確かにガッカリしたものですが、そういう「馬をボロボロになるまで使わない」「ピークで出られないなら止める」というのが最近のトレンド。
いつぞやのメンバーよりも今年の相手が弱いから、そりゃ出なければいけないでしょー…という「能力一番手」の人気馬が足元を掬われやすいのではないかと思います。
天皇賞秋の直前追い切りよりも、ジャパンカップの直前追い切りの方が明らかに本気という馬を推奨するべきなんです。

ジェンティルドンナはそこが気になります。
「ベストの条件」「昨年よりも相手が弱い」うん、確かにそうですね。それは誰が見ても、指数を比べてもそうなるでしょう。
しかし、ジェンティルドンナが引っ掛かるのは「今年は未だに未勝利(成長ピークではない、ズバ抜けてもいない)」「天皇賞秋の時と比べ、追い切り指数も上昇せず調教タイムも目立ってない」というのが気になる部分です。
レースの賞金は天皇賞秋<<ジャパンカップなんですから、他の陣営も本気仕上げで出てくるもの。
「他の馬よりも若干強さが・適性が上」という考えでジャパンカップを買うのではなく、「他の馬よりも本気で仕上げて来たから」という考えで買いたいという主張です。

その部分で、4回目の挑戦になり上積みは乏しいと思われていそうな、エイシンフラッシュの本気度が一番気になります。
厩舎的には、トーセンラーをマイルCSに、エイシンフラッシュをJCにという使い分け。
ここ最近発揮してる能力では、トーセンラーをJCに出した方が上位の着順を狙えるもんなんじゃないのと思うんですが、厩舎の手応えではそうではないんでしょう。
エイシンフラッシュ単独でJCを狙える気でいるからこその使いわけだと思います。
追い切り指数比較では、実質的に今回の方が上向いていますし、デムーロ騎手も2走目。前回の反省は大きいはず。
エイシンフラッシュ自身、距離延長ローテーションが合う馬で、外人騎手シーズン2走目に必ず結果を出してくれるキャラでもあります。おまけに、今までのピーキーなキャラではなくなってますしね。
ポジティブに考えられる材料が結構あるので、ここで推してみたいと思ってます。

そして追い切り過程を見て、非常に面白いと思えるのが、ヴィルシーナとヒットザターゲット。
ヴィルシーナは、エリザベス女王杯を1番人気で敗れ、中1週で追い切りをかなり強化してきました。
本来、エリザベス女王杯からジャパンカップというのは間隔が詰まりすぎて全然ハマりにくいローテーションなんです。
しかし、エリザベス女王杯を信じられないヘコい負け方をして、+追い切り一変がある場合は話が変わってきます。いい形のガス抜きとして役立つわけです。
たまたまですが岩田騎手が連続騎乗となりますし、スローペースOKで距離も府中も大丈夫な先行馬が1枠。運は向いて来てるはずです。
ヒットザターゲットは、今週の坂路の追い切りが生涯最速?ぐらいのタイムですね。
京都大賞典を制しましたが、天皇賞秋はまだチンタラした競馬ぶりで後方からちょっと脚を使っただけ。
適距離が2400m、そして賞金的にもここが本気の仕上げ本気の勝負と考えれば、過程的にかなり面白い1頭だと思います。


京都12R
京都オータムリーフプレミアム
◎4.キズマ
○1.スリーボストン
▲3.タイムズアロー
注2.ノーザンリバー

京都のダートは、気持ち時計が掛かっているようですね。
だからと言って、先行馬がバタバタになるようなレース展開は起こってなさそうです。
上のクラスに行けば、ラストの平坦部分の加速力が効かないといけませんし、好位キープが命題のようです。

そして今回のメンバーは、ざっと見渡して高いIDMを出している馬が内に固まってしまった感。
特に人気のキズマとスリーボストンは、アッサリ隊列を決めそう。ノーザンリバーもそれに連なるでしょう。
それに対して、半分より外の枠を引いた馬は、せいぜいIDM64〜61程度しか持ってないと言うのがキツイところです。少しばかりの上がり目があったとしても、外回しロスで相殺されてしまっては…。
結構良いポテンシャルがあるタイムズアローに、ワンチャンスの期待を。






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