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★本日のメイン

阪神11R
シリウスS
◎2.ケイアイレオーネ
○15.ハートビートソング
△1.グラッツィア
△5.チョイワルグランパ
△13.ナイスミーチュー
△14.マルカプレジオ

重賞であっても特殊過ぎる条件だということで実績馬が敬遠気味になりメンバーが揃わず、道中のラップが毎年必ずどこかで13秒後半〜14秒台にまでガクッと落ちる箇所が出るレース。
一度完全に緩んで馬群が凝縮し、コーナー周りからロングスパートで速い上がりを繰り出すと言う流れについて行ける馬が勝ち負けするんです。
ですから、ダート小回り用の一瞬の加速力だったりは通用しません。中型体型で腰つきがしっかりしていても、伸びの大きな走りが出来るタイプに必ず負けます。
そして、この条件を以前勝っている馬ですら、57kg以上を背負うと勝負所の加速力〜トップスピード比べと後手を踏む形になりがち。
過去6回この条件でシリウスSが行われてから、前走準オープン勝ち馬(当然斤量が軽い立場)が5勝、芝重賞勝ち馬が1勝。
ダートのオープン戦、重賞路線でバリバリやれそうなタイプがことごとくコケる特殊条件だと考えるべきです。

なので、このレースで注目すべきは「ダートの1800mでも短いと思える超脚長+それでいて速い上がりを出したことがある性能」と、できれば「まだ実績が足りないために軽量ハンデをもらえる」ということ。
過去の阪神ダート2000m実績で言うなら、マルカプレジオやナイスミーチュー、グランドシチーが上位候補に上がると思うんですが、ハートビートソングの目黒記念2着や宝塚記念6着の「バネ性能」を見るとやっぱりそれには屈するように感じます。
ただのズブ馬だから距離を延ばす…という発想ではこのレースは勝てません。

というわけで、世代的に実力がどうなのか、ですけれどもケイアイレオーネに一番期待しています。
レパードSでも抜きんでて背が高かった1頭で、2歳の頃から540kgを超えるような巨漢馬。
本当動かすのに苦労するだけでなく、1800m以下だとどうやっても大外から捲るしかできないズブさと半端なスピード感。
この距離にまで延びてこそでしょう。内枠引いたのは正直残念ですが、ハートビートソングも内枠から好走してますし、このレースは道中13秒台に落ちる時にどう捌くかがポイントで、そこを上手くやれば枠は関係ないです。

その他超穴馬なら、過去このレースで3着がある、チョイワルグランパに、突然の一変を期待したいところ。

中山11R
秋風S
◎9.ホーカーテンペスト
○13.ミヤビファルネーゼ
▲12.オリービン
▲3.ゼンノルジェロ
△10.コスモソーンパーク
△8.ターフェル

長岡Sとは全く条件が違う風になると思っていますが、同路線の馬同士でどれがいいかを考えるより、別路線の馬の方がデキがいいのでは。
何よりクッカーニャは、絶対に馬場の緩い中山コースで上手く合う走り方ではありません。人気もし過ぎですし、マークが集まりすぎだったら変な展開もあるでしょう。

ここでこそホーカーテンペストを狙うタイミングじゃないでしょうか。
このクラスは既にクリア済み、しかしこの夏は上手く条件が合うレースがなく四苦八苦していたようです。
この夏も連戦の予定だったところ、除外を食らったので放牧入れた判断が正解だと思います。
このあと府中開催に行っていい条件があるわけでもないですし、ここは一発勝負濃厚の場面だと思います。
そして、そのホーカーテンペストと韓国馬事会杯で同時に来たミヤビファルネーゼも、放牧から帰ってきて体調が上がっていれば当然要注意の1頭。

予想としてはハマるかどうかにもう少し条件が必要とは思いますが、どちらもあそこまで後方待機するタイプでは本来ないので、ある程度中山らしい馬場状態と展開になれば…と考えています。
長岡Sを使った馬が、結構一杯一杯に思えるんですよね。
なのでこのメンバーの中では、そこが叩きになるゼンノルジェロの上がり目に期待している所。






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