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★本日のメイン

阪神11R
神戸新聞杯
◎4.サトノノブレス
○10.エピファネイア
▲18.バッドボーイ
△2.ラストインパクト
△7.テイエムイナズマ

エピファネイアは、ダービーの時は本当に厳しい仕上げでした。
あそこまでギリギリの仕上げをしておいて敗れてしまったのは、ダメージが結構大きいのではないかと思っています。
フサイチホウオーやリーチザクラウン、エイシンフラッシュのように、ダービー当時に抜きんでた実績・抜きんでた評価をもらってなかった馬の、秋以降の不調は実際にあるんです。
報道では有力馬に関しては、充実した秋を過ごし、春に見せてた弱点も完全に克服し切ったかのように毎年のように言われてますが、ダービーを完勝した馬ならともかく、死闘を演じてしかも負けた馬に関してはかなり難しいもののはず。
ハミを換えたり舌を括ったり適切な対策は取ってくると思いますが、体が膨らんで来ないことにはどうにもならんでしょ、というわけです。
神戸新聞杯か菊花賞か、どちらかは落とすと思うんですよ。いや、神戸新聞杯を半端な負け方したら、なお菊花賞では危険ですか。

なので、今回のメンバーで能力1番なのはもちろん分かっていますが、「皐月賞・ダービーどちらも落とした」「ダービー出走の過程がどう見てもギリギリだった」エピファネイアは、自分はこの秋危険な1頭だと思っているので、評価は下げ続けます。
もともと変な所に骨瘤が出るように脚元に難のある馬ですし、どういう気配で出てくるのか微妙なはずですから。
最低限、過去と同じぐらいの力を発揮して好走することは可能であっても、勝ち切りはしないというのが、今回の主題。
そして春当時よりも厩舎の状況が良くて、馬にもポジティブになれる要素が出てきた馬を推奨したいわけです。

エピファネイアが一切競馬しない時は、もう展開や結果がメチャメチャになってもおかしくないですからそれは除いておいて、しっかり直線でそれなりの脚を使った時の逆転候補とするなら、サトノノブレスを。
この馬は2歳の新潟新馬勝ちした時からかなりソエが酷く、その秋から春にかけてずっと悩まされていて、本領発揮にかなり苦労していたんです。
しかし信濃川Sで見た時は、かなりトモ周りが充実してきてひときわ背丈高く見せるように感じました。
ソエや骨瘤は相変わらずですが、春は痛がっておとなしくあるけないぐらいだったのに、それが固まってマシになっただけでも違うんでしょう。
前走でIDM57が出ていて「この夏にグンと伸ばした」流れですし、体型から距離延長も歓迎。
1000万下条件を勝ってないですし、完全に人気先行型とは言え、ここは押し所だと思いました。

同じく春よりも指数のレベルが一段上がっているバッドボーイにも注目。
かなり頭の高い馬で首の使い方が下手、川田騎手でないと厳しいかもしれないのですが、前走の内容は見所アリでしょう。
準オープンで完全に格上のヒストリカルに出し抜け食らった後に、完全に劣勢だった所から盛り返して半馬身差まで迫ったのはなかなかです。
(もちろん評価的には2着のインパラトールも高まるので、神戸新聞杯には出てもらいたかったですね…)
あとは春シーズンはコロコロ騎手が替わっていて、馬体も細すぎたテイエムイナズマは、厩舎ランクが上がってきて体質かなり変わってきそうな1頭。

中山11R
オールカマー
◎9.ダノンバラード
○13.オーシャンブルー
▲4.メイショウナルト
△15.ダイワファルコン
△16.メイショウサミット

確実にスローになるペースならともかく、オールカマーは知っての通り中山外回り独特のロングスパート戦。
息が入るか入らないかの境目のペースでどんどん仕掛け通しで進み、息が持った方が中山の坂を越えて圧勝していると言うレースです。
なので、今回のようにIDMの上下差が付きすぎてると、ホントどうしようもありません。
ある程度条件戦クラスぐらいのペースで進むか、他の相手がバッタリ止まるメンバーであれば、ある程度持続力適性で持たせる馬もいるんでしょうけども、ダノンバラードのIDMは突き抜け過ぎですね。
仮に宝塚記念を抜いたとしても、IDM68水準はそこそこまともに出しているので、あの外回りコーナーを5頭分ぐらい膨れてまだ押し切れそうな力量差。
格下馬のIDMが61〜64ぐらいの馬が多過ぎて、そもそも展開にすら付いて回れない馬が多いのではないかと感じます。こりゃ上位馬にとっては競馬しやすいこと間違いなしでしょう。
普通だったら神戸新聞杯に有力馬が2〜4頭ぐらいいそうな川田騎手が、わざわざこちらにやって来てくれましたからね。勝負がかりには見えます。

やけに評価半端になっている馬で怪しいと感じるのはオーシャンブルー。
直前の追い切りでダノンバラードに対しグダグダに遅れたことが影響しているのかもしれませんが、アルゼンチン共和国杯のへんちくりんな競馬以外はトップクラスの指数が出てます。
中山自体も問題ないですし、上位入線であれば有力扱いすべきでしょう。
このレースは馬体が8分でも格さえ上なら十分ですからね。

メイショウナルトは、武豊騎手の絡みで評価。
サマー2000シリーズ最終戦の新潟記念をパスし、このオールカマーに出て来たというのはポジティブに考えられますね。
武豊騎手からすれば、トウケイヘイローが怪しいと思っていれば、このメイショウナルトで新潟記念に出ていたはず。
逆に、トウケイヘイローでほぼ連勝出来ると思っていたからこそ、陣営にこの路線変更を主張できたのかもしれません。
前半のペースがやたらと速い小倉記念は、先行勢総崩れでもおかしくないレース。それを序盤好位追走、向正面からスパートを仕掛けて押し切るというのは、歴代の小倉記念で見てもかなり強い方なのでは?
この中山2200mにも、ラップ的な適性はある方だと思ってます。距離も合いますし。

ダイワファルコンは、中山戦の前はかなりちゃんと仕上げますし適性もあるので押さえは必須。
メイショウサミットは、今回楽な単騎逃げが見込めるので、完全ノーマークなら見直ししておきましょう。
毎年、小倉記念を経て次走で楽に逃げられる逃げ馬は、大抵巻き返していますからね。







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