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阪神11R
ローズS
◎1.デニムアンドルビー
○10.レッドオーヴァル
▲8.ローブティサージュ
△6.セレブリティモデル
△5.エバーブロッサム

ローズSのポイントは、クラシック組超有利。
そしてなぜか、内2000m→外1800mになってから、さらに差し馬に有利になっていることです。
もちろんコース形態もありますけど、普通なら展開次第で先行馬が残ってもいいんでないの?と思う所なんですが、「前走時の脚質」で見比べるとこんな感じ。

前走時脚質コース不問 勝率 連対率 複勝率 

逃げ 0- 0- 0- 8/ 8 0.0% 0.0% 0.0%
先行 1- 0- 0-23/24 4.2% 4.2% 4.2%
中団 2- 5- 5-23/35 5.7% 20.0% 34.3%
後方 3- 1- 1- 8/13 23.1% 30.8% 38.5%
マクリ 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0%

※繰り返しますが、「前走脚質」です。「今走ローズSの脚質」ではありません。

この前走先行で勝った1頭はダイワスカーレット。
しかも、阪神改装直後の1800m初年度の時で、まだみんな阪神外回りをどう攻略して良いのか迷っていた時だったと思います。
当時あんなミエミエの展開は酷過ぎだろ、とも言われていたぐらいのスローでしたしね。
それを除けば、前走およそ8番手よりも後ろで控えて競馬していた馬しか、このローズSでは来ていません。2桁通過位置ならなお良し。
前走で控える競馬をして上手く行ってる場合は、ホエールキャプチャなどのようにローズSを先行して勝つこともありますが、それも前走の折り合い重視の競馬があってこそという考えですね。

もちろん脚質の分類分けに異論はあるでしょうけども、前走4角先頭・4角4番手以内で競馬するような、「気性やスピードが勝ったタイプ」は、このローズSに向きません。
時期的に言うと、小倉の3角下り坂でスパートを仕掛けて持続力で押し切るような上がり馬は、全然ローズSとハマらないのです。
そしてクラシック皆勤組で言うなら、桜花賞→オークスの800m距離延長で「なぜか後方で折り合って競馬する」タイプこそがローズSのハマりキャラ。
単純に2桁位置で競馬している馬をチョイスすると言う考えでもいいです。
つまり、元より追い込み脚質の馬でもまあそこそこ好走していますが、「明らかに追走ペースが緩くなっている場面でも、しれっと位置取りを下げて脚を溜めた方がいいと、騎手に思わせるタイプ」がいいわけですね。
追走で緊張せず適度に気を抜くことが出来て、オンオフがかなりハッキリしているタイプでないと、ローズSで先行しても控えても味気がなくダメになるということです。

そして今回は、折からの大雨。
中盤でポジション争いどうのこうのを考えている方が割りを食う馬場状態になること間違いなし。
雨が降れば、阪神外回りの高額条件は不公平なぐらいに外伸びになりますからね。
なので方針はごく簡単で、2走前よりもオークスでさらに控える競馬をしたタイプ(4角通過位置が2走前<前走で後ろになってる)を選ぶと。
上がり4位以内の脚を見せてればなおいいんですが、一応今年のメンバーなら不問にしておきましょう。2桁位置で追走してるなら、上昇下降気にせず関係なしで。

オークス組で3頭選ぶなら、デニムアンドルビーがまず筆頭、そしてレッドオーヴァルとローブティサージュを推奨したいですね。
レッドオーヴァルは明らかにオークス体調不良だったので、それが回復していればという前提もありますが、中間の内容見る限り復活していそうです。
ローブティサージュもそう。秋山騎手のままならまだしも、オークス本番で岩田騎手に乗り替わったのは陣営の選択ミスのはず。まあそれでも実質距離長いので無理は無理だったと思います。
しかし今回、岩田騎手が連続騎乗というのは非常に気になる材料ですね。1800m以下になればパフォーマンス3割4割増しの血統なので、ここはぜひ拾っておきたい場面です。

メイショウマンボは、飯田明弘厩舎が未曾有の大不調期にドハマりしているようなので、しばらく見送りします。
絶好調だった時期にオークスを勝てて、それで売り切れたっぽい成績しているのもイヤですね。本当にここでちゃんと仕上がっているんでしょうか…?

中山11R
ラジオ日本賞
◎3.インカンテーション
○16.ナムラビクター
▲6.ベルシャザール
△15.マーチャンテイマー
△2.ツクバコガネオー

大雨の影響凄すぎでは?水浮きまくりのドボドボの不良馬場のはずです。砂が流れるぐらいの異常事態もあるんでないかと。
正直予想なんてつくはずがないです。極端に枠の有利不利が起きるかもしれませんしね。

ざっと見て注意すべきは、馬の強さを測って云々すべきではなく、斤量ではないでしょうか。
これだけスピード必須となっている馬場状態、多分1分50秒ぐらいは切るのではないかと思うんですが、まず間違いなくポジション勝負隊列勝負のはず。
単純な軽量、過去の持ち時計比較、そして出脚効くかどうかの体勢。これだけで8割決まってしまうのではないかと思っています。
そこで、3歳にしてもう1分50秒台を2度記録し、実績がやや低いために54kgで出られるインカンテーションはかなり有利な条件をもらったのではないかと思っています。
出遅れしそうなキャラなのは不安ですけども、大野騎手だと2度ともキレイに出ているように相性は抜群。
ここを目標に調整してきたような過程も好感持てますね。

ナムラビクターは本来かなり能力高い馬のはずなので、この人気なら注意したいところ。
まあ何より当日見比べてみて、というところですね。
ベルシャザールは超大型超骨太タイプなので、ツルツルの馬場状態で揉まれてアッサリコケるなどは考えられそうです。
こう言う難しい場面で引き受けるのが吉田豊騎手というのも怖すぎ。かわいそうとも言えますが…。






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