前日情報へ戻る



★本日のメイン

函館11R
ポプラS
◎8.テーオーケンジャ
◎10.アーデント
▲15.スーパームーン
△12.スマートリバティー

今週から函館芝はCコース。1996年以来の仮柵8m移動です。
内外で28mぐらいのコースで、8m隠すわけですし、実際の所函館の大外ラチ沿いは追い切りで使っているため結構蹄跡がありますから、馬場のど真ん中を使うような競馬になるでしょう。
コーナーカーブは、かなりの大回りになるはずです。
スパイラルカーブの効果もちゃんと効かなくなるかも知れませんし、今までの函館データになかった欠陥が突然発生するかも。
何もかも手探りの状態でスタートするものと考えるべきです。
しかし、こう言う状況でこそ生まれる特殊な現象、特殊な偏りもあるはず。
枠順、馬体重、脚質など、使えると思ったものはどんどん使って行きましょう。

とりあえずこのポプラS。
自分はCコースになっても馬場はボロボロ、捲って動く展開必至だと考えているので、かなりのスタミナ争いではないかと見ています。
そうなった時に注目したいのが、追い切り指数。
先週かその前からチェックはしていますが、やっぱり今週以降も通用するのではないかと。
函館開催末期の中距離以上の芝では、適性がどうのこうのではないはず。
時計が異様に掛かって馬場もボロボロ、上がりが36秒台と言うダートのような世界。展開次第で脚の使い方も変わるわけですし、状況に対応する構えで備えていても思い通りになるわけがないんです。
他の馬に先んじて、いい場所いいルートを奪い、精根尽き果てるまで追い倒す。そう言う競馬の方が実際に上手く行ってますね。
そして大抵そう言った競馬が出来るのが、函館滞在調整でむしろ調子が上がる馬。具体的には、実質的に軽いと思える函館の調整でも、レースを経るごとに高い追い切り指数をバンバン出せる馬です。
そして今回のメンバーを見渡して、高い追い切り指数を直前で叩き出しているのが、テーオーケンジャとアーデントというわけ。

特にテーオーケンジャは、まともに中央場の上がり勝負では通用しないタイプ。
激走したのは、昨年の札幌のハンデ戦で54kgとなった時。なぜかドスローの展開を最後方から進み、直線でごぼう抜きすると言う競馬でした。
ラップの質がどうたらこうたらではないはずです。これを別の競馬場で再現できないんですから。
大回りコーナーでアップダウンが少なめ、直線が長いと集中できないので一息で一気に脚を使うような展開。そう言う条件が理想なのでしょう。

また、テーオーケンジャは前走もなかなか良い仕上がりで出てきていましたし、あの時も追い切り指数は高かったはず。
前走時点で梅田厩舎の厩舎一番手だったと言うことにも注目。
ショウナンマイティとアドマイヤラクティ、ずっとG1で頑張ってきた2頭がこの夏場は放牧に出ていて、入れ替わりにこの馬が厩舎の稼ぎ頭となっています。
決してスランプに陥っている体調ではないと思っているので、どこかチャンスがある鞍を厩舎は狙って使っているはずです。
この函館Cコースという、かなり特殊な条件を狙ってきて、ビッシリ追い切って臨んでいる以上、それなりに通用する手立てはあるはずです。
古川騎手もこの函館芝はかなり調子が良かったですし、もう一丁穴を空けてもらえないかと。

小倉11R
TVQ杯
◎13.プルーフポジティブ
○11.ブライトジェム
▲2.ワンダーコロアール
注9.コルージャ
△6.キングブレイク

これはさすがにプルーフポジティブで仕方ないでしょうか?
キングヒーローとドリームハヤテに、もっと競ってくれと言えるわけもありませんし…。
同型はそこそこいるものの、ズバッと行き切れるスピードのある馬はいないはずです。
後ろで控えて一気に脚を使うタイプの馬が、どれだけ早めに仕掛けるかですね。

もしIDM50〜52周辺で決着するのであれば、ブライトジェムに注目。
出脚が毎回悪いながらも、控えて押し上げる戦法で、今まで何度も上がり最速を叩き出している追い込み固定キャラです。
2000mや2400mのような長い距離だとうまくハマらず、なぜかコーナーカーブが急で前が止まりにくいはずの新潟ダートでバチンと弾けて圧勝したタイプ。
ただの鈍足馬でこういう真似はできませんから、何かしら尖った特徴を持っているはずです。

実は出足が悪いにしても、短い距離の方がいいタイプなのでは?
あるいは、直線平坦の方が持ち味を活かせるのでは?
もしかしたら、単に固定観念に縛られているだけで、追い込みキャラではなかったりするのでは?
騎手が変わってタイミングが合えば先行もできる?

と、いろいろ思わせるフシがあるんです。
前走は勝ち馬がその後重賞制覇、5着&8着馬が次走即1000万を勝ち上がった超高レベル戦。
小倉ダートは初挑戦&1700mは過去最短距離。
WSJSで、トップクラスのジョッキー相手にスキルで通用する所を見せた山口勲騎手に乗り替わり。小倉は乗り慣れたものでしょう。

新潟11R
佐渡S
○8.アロマティコ
▲3.アロマカフェ
▲7.ポールアックス

アロマティコは、確かにこの相手関係なら能力はズバ抜けていますが、なぜ新潟から始動なんでしょうか?
過去に十分な実績がある小倉でいいはずです。もしなんだったら、小倉記念に軽いハンデで出られたかもしれません。

こういう過去実績断然上位の追い込み馬に、新潟イマイチな騎手が乗り、平凡な縦長ドスロー展開でまんまと前を残す。
そういう光景が、毎年どこかしらで繰り返されるのが新潟と言うコースのはず。
福永騎手は、今年の夏の新潟でダントツに冴えているわけでもなさそうなので、なおさら心配です。
元々は中団差しキャラだったのに、福永騎手が2度騎乗して2度とも4角2桁通過位置というのもどうでしょ。
加速力が違うので軸に置くのはアロマティコでいいと思うのですが、2〜3着流れ込み要因、場合によっては出し抜け押し切りが可能な先行馬に気持ちを置いておきたいですね。

まずは超脚長キャラで、持続力先行で強いアロマカフェ。
冬場はずっと裂蹄テープを巻いていて、トモも寂しさが残り万全と言える状態ではありませんでした。
時間かけてしっかり乗り込まれて立ち直っていそうな気配は見せているので、果敢に仕掛けてくれれば。
実力的には底を見せているわけですし、もう古馬になってからの好走パターンは先行押ししかないので、鞍上もある程度出して行くはずです。

また、ポールアックスは久々のブリンカー装着。
過去遡ってみると、5走ほど装着したことはありますが、最初のダ→芝替わりで成功した時を除くと、全てハマらない条件かつ揉まれる展開でのもの。
今回のように、中距離で自分のリズムで走れるタイミングでブリンカーを付けたことはありません。
前回は揉まれて全く競馬になりませんでした。久々にだらしない負け方をした、と言える内容です。
しかも今回は、月曜日の登録の時点で予定していたのが2走続いてた嶋田騎手だったのに、五十嵐騎手に替わっているということもポイント。
ん?2週前から五十嵐騎手自身で追い切りを付けているとは言え、これはかなり怪しいですね。
ブリンカーだけではなく、+@が何かあったりしますか?拍車とか…。
超ズブ馬にやる気を引き出させるために、あらゆる手を使う心づもりかも知れません。





前日情報へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定||