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★本日のメイン

函館11R
巴賞
◎6.クィーンズバーン
○4.エアソミュール
▲2.メイショウウズシオ
注12.サンディエゴシチー
△3.サトノギャラント

単騎逃げ濃厚なクィーンズバーンでしょう。
帯同馬なしに函館滞在している理由を探ってみたら、どうやら函館スプリント除外食らったからこちらに回ったとか…。
いやいやいや、あなたどう見たって函館スプリントSにバッチリ間に合うような調整過程じゃなかったでしょう!
直前追い切りがモヤで計時不能になったのも、煙幕になって良い感じのオッズになってるはず。

巴賞は毎年逃げか2番手の馬が残るレースです。その理由は、ちょっと特殊な斤量設定のせい。
例えば、昨年のサンディエゴシチーや今年のクィーンズバーンのように、重賞を勝った実績があるにも拘らず、直近成績重視の賞金別定なので、「4歳夏に賞金半分」を経た強力な馬が、毎年出てくるんです。
北海道シリーズの他のオープン戦は、このような別定の穴がなく、ちゃんと実績なりに加算されるので、北海道シリーズはこの巴賞だけ出て、函館記念には別に出る気がない…ような、合理的に見えないローテーションの馬がいるわけですね。
(ちなみに、函館記念の狙いは、この巴賞の時が必要以上に重たくて、函館記念のハンデがグッと下がる馬)
性差があるとはいえ、重賞勝ちしたことのある単騎確実な逃げ馬が53kgというのは、これはかなり大きい。
ほぼ逃げ馬不在でスローも見えるレースですから、序盤上手く貯金を作れればなおさら効きそうです。

サトノギャラントは、前走は確かに強い内容でした。超スロー展開を58kg背負って、上がり32秒台の脚使って差し切り。
しかしこういった脚の使い方は、あまり函館中距離には合わないように思いますね…。
どう見たって差し展開だったスプリングSで4着、金鯱賞で6着だったことがこの馬に関しての大きな不満。
実はコーナーで押し上げることができず、直線でも一足しか使えないタイプなのでは?ということです。
IDMも70を楽々越したわけではありません。準オープンの府中で強いかのような競馬を見せておいて、相手が強化されると意外に性能が伸びない。そんなタイプに見えます。

というわけで、IDMで一枚上の性能を毎回出しているエアソミュールを上に見ておきましょう。
それと、四位騎手に乗り替わってなぜか北海道にまで連戦しているメイショウウズシオも怪しい馬。
飯田明弘厩舎の成績がグンと上向いてずっと注目してる馬ですが、ここ2戦はどう見ても四位騎手がお試しなのか探りなのか、全然合わない乗り方をしています。
こんな乗り方をしていて降りないことも不思議なのですが、手応えがあるのかも?IDMで足りる相手関係になって改めて注目。
サンディエゴシチーも、昨年と同じローテーションで斤量も一緒。サトノギャラントは昨年のルルーシュほどの器だとは思いませんから、相手も弱化してると言えます。


中京11R
CBC賞
◎6.ザッハトルテ
○4.サドンストーム
▲13.ヤマカツハクリュウ
△1.バーバラ
△14.マジンプロスパー

相変わらず逃げ・先行馬が厳しく、外差し優勢っぽい中京開幕芝のようで。
まあ、馬群が通過するたびにかなり掘れていたようで、路盤が緩んでいた影響もあるんでしょう。
かなりパワー必須のように感じました。

そして今年のCBC賞ですが、当然のように高松宮記念で僅差の好走をした馬が人気を集めています。
しかし今年の高松宮記念は、序盤に34秒3という稀に見るスローペース。いつになく、速力適性の方が求められてたように感じます。
高松宮記念で上位に好走した馬が、次走まともな消耗戦展開になると、ことごとく大敗していますね…。
ハクサンムーンなどは、追い切りも軽めですし、かなり怪しい馬に思えます。

何よりエーシンダックマンが出て、マジンプロスパーが好位づけ。それにハクサンムーンが加わるんですから、展開は間違いなく速いはず。
中京でまともに先手争いをしてくれるのなら、上がり最速馬がちゃんと仕事してくれるはずです。
追い切りもメンバー中1位だった、ザッハトルテに期待をしたい場面です。
サドンストームも、追い切りの動きを見る限り、前脚の使い方がだいぶ改善されてきていて、以前よりも重賞でやれるような脚捌きになってきたのではと思います。
ヤマカツハクリュウも、そろそろ復調気配を見せても良い頃。
根拠は追い切りの動きと今の力の要る馬場、それと今回の外枠ぐらいですが、ヤマカツリリーの仔らしい大舞台での一発をそろそろ見たいな、とは思います。


福島11R
ラジオNIKKEI賞
◎15.インプロヴァイズ
○12.ミエノワンダー
▲14.ダービーフィズ
△3.アドマイヤドバイ
△4.カシノピカチュウ
△8.ダイワストリーム

56kg評価されることが不利、というわけではないんです。
福島の小回りなので、勝負所で馬群が必然的に密集。その隙を突いて脚を使うには、相手よりも斤量が重たいと俊敏に動けない。
同時に、斤量が2kgでも3kgでも軽い馬が、相手を見やった上で仕掛けのタイミングを遅らせても間に合うので、競馬に融通が効く。その差が大きいんです。
特に究極の上がり勝負だったり、逆の最後バタバタの脚色になる消耗戦だったりすると、その有利はさらに増すと。

なのでこのラジオNIKKEI賞は、斤量の重たい馬をどうしても買いたいのなら、馬群に包まれず横綱競馬をしに行く先行脚質か大外枠の捲り馬オンリー。しかし2〜3着づけまで。
絶対的に、500万を勝ち上がった直後の軽量差し馬を推し続けた方が得なレースなんです。
特に、福島のように「内外フラット」で行われることがめったにない競馬場だと、やはり枠順の影響も大きくなるでしょう。

ですから、多少追い切りの動きに不満があったとしても、インプロヴァイズに行きます。
やはり戸崎騎手+堀厩舎の福島の強さが手強過ぎて…。ここで大外枠を引く運は、味方に付けておいた方がいいように思いました。
その他、若竹賞が良かったダービーフィズも、この枠なら大いに評価すべきでしょう。
ミエノワンダーは、小回り適性最上位で55kg。なるべくなら、ガイヤースヴェルトと同じような位置で勝負してもらいたいですが。

このレースはどうしても、芝読みと枠順で直前まで思考がブレまくってしまいがちなので、前日に決め切るのは難しいです。
ラジオNIKKEI賞用のベストチョイス、という馬が必ず毎年勝つわけでもありませんから。






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