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東京12日目10R 日本ダービー(G1)

 キズナが前売1番人気というのは正直驚いた。弥生賞を上手く捌けず、脚を余した5着の後、毎日杯と京都新聞杯を大外一気で快勝している。しかし、前半ゆったり行った割には使った上がり3Fはいずれも34秒台と特別凄い、という数字ではない。特に、前走は下り坂から直線平坦となる上がりが速くなりやすいコース形態の京都外回りで34秒5は、見た目ほどの凄みは感じない。

 キズナはダービーでも、前半のリズムを崩さずに乗ることが予想され、後方からの競馬になると思われるが、それなら皐月賞でタフな競馬ながら中団から上がりもまとめている上位組の方が明らかに上だ。その皐月賞を着差以上に強いレース振りを見せたロゴタイプは、1週前にビシッと追われ、直前軽めのスタイルでダービーも挑む。物足りなく感じるかもしれないが、父のローエングリンがビシビシ追い切られていた馬で、血統背景は明らかに中長距離向きながらマイル、1800mが得意距離になったことを考えられてのスタイル。折り合いはつきやすく、少なくともこのメンバーでは最もレース巧者なのは誰もが認めることだろう。

 相手はコディーノ。掛かる面があるとはいえ、ここまで大崩れはない戦績はひと際目立つ。ウィリアムズ騎手への乗り替わりは、この2戦よりさらに前で競馬をし、折り合いをつけるためのものと考えるべき。距離不安はない。

◎ロゴタイプ
○コディーノ
注マイネルホウオウ
△エピファネイア
△キズナ
△テイエムイナズマ
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東京12日目12R 目黒記念(G2)

 この中間は少し軽めで、仕上げに関しては物足りなさが残るデスペラードだが、内有利だった1月の京都開催で外から差し切った万葉Sのレース振りが強烈に残る。阪神大賞典でも2着に好走し、内回りコースで差し届いた点から我慢に我慢を重ねる必要はない。ハンデも考慮し、強気な競馬でも好結果は期待できる。

◎デスペラード
○アドマイヤラクティ
▲カフナ
注ルルーシュ
△ムスカテール
△カポーティスター
△タッチミーノット




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