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【新潟3R】
◎1.ゼンノビッグワン

 ダートは時計が速めになっていて、パワーだけでは押し切れなくなってしまった。パドック的には少々面倒だが、脚腰が確りしていてスピードのあるタイプを優先させた方が良い印象を受けた。それならここはゼンノビッグワンに期待したい。前走の福島の時は硬いタイプが苦戦していたが、土曜の傾向としてはあまり気にしなくていい。メンバー的にはスローペースもありそうで、そうなるとサンマルヴィグラスが展開恩恵を受けそうだが、スローならスローで決め手が必要というのなら、ゼンノの方が上だと思う。


【新潟7R】
◎13.ヴィオラーネ

 芝も使われてきた分か、あるいは毎週1cmずつ芝が伸びてる影響か、外回りでは腰でジャッジできそうな手応えはある。それならここはヴィオラーネ、ということになる。牝馬にしてはガッシリとした作りで、フジキセキ産駒でも牡馬のような印象だが、それは言い方を変えればスピードに不安があることでもある。実際マイルというのは微妙な印象。1800mくらいがベターだと思うが、他指数上位馬や人気馬が軒並み腰の甘い馬となれば、相対的に評価を上げてもいいのではないか。ヤヤラーラは比較的腰付きはマシな部類だが、これはどちらかというとスタミナ寄りの印象。上がりが掛かれば、というところ。


【新潟9R】
◎14.ウエスタンスマイル
○7.コスモイルダーナ

 コスモイルダーナの前走勝ち馬ルチャドルアスールは連闘の昇級戦も一発通過。0.7秒も離されてしまったのは仕方がないか。接戦の2着争いを演じたフランキンセンスは土曜9Rで勝った。出来が上がってきたという味付けもあったが、コスモイルダーナも勝ち負けできる位置付けのはず、だったのだが、さすがにウエスタンスマイルがいるのは相手が悪いか。ウエスタンスマイルは単純に馬体上位。もうそうそう負けてられないはずだ。


【新潟10R】荒川峡特別
◎8.キタサンパイロット
○6.アルティスト

 どの馬も上がり性能が低い。土曜も似たような構図の外回りレースはあったが、土曜の外回りレースのレース上がりはいずれも35秒台だった。少々ペースが速かった分もあるだろう。逆に時計が速かった。それなら時計性能でここも計ってみたい。するとこの2頭でいいのではないか。キタサンパイロットは基準だと今回も微妙な人気のようだが、馬体は悪くないし、前走のレース内容も悪くない。決して強調できるとまで言えないところももどかしいが、ここ2戦は差す競馬をして末脚が安定している。2走前は不良馬場だったので参考外でいいはず。アルティストは前走の通過順を見ればわかるように、新潟外回りコースなのに3コーナーでポジションを上げていった。さすがに早仕掛けだった面はあるだろ。それでもジリだが脚は続いていたことは評価できる。


【新潟11R】駿風S
◎13.ビラゴーティアラ
○12.バルスピュール
▲11.アンヴァルト
注7.ヤマニンパピオネ
△6.メイショウハガクレ

 土曜の千直の時計が55.1秒。上がりが32秒台に突入。馬場のせいもあるのだろうが、ずいぶん速い印象を受ける。開幕日の邁進特別(1000万下)を勝ったアンヴァルトがここにも出走しているが、その時計は56.1秒。500万下の方が1秒も速いというのは明らかに馬場が変わってきたのだろう。しかし、土曜の千直は蓋を開けてみれば、持ち時計上位での決着だった。3着オーパルスは1戦しか経験がなかったが、1秒以上も時計を詰めた。時計は出てしまうもの、と考えて良さそうだが、ここも持ち時計を見れば、ビラゴーティアラとバルスピュールが上位になる。他ではアポロノカンザシなどもいるが、昨日のコラムでも言及しているように、体の硬いタイプでは厳しい状況だ。そういったもろもろを考えれば、ビラゴーティアラとバルスピュールは上位扱いでいいと思う。アンヴァルトは千直のキャリアがまだ1戦。オーパルスのように時計を詰める可能性は考えておく。
 千直のキャリアの少なさという面ではヤマニンパピオネも気になる。スピードがあるのはご存知の通り。1回の経験も僅か0.1秒差の4着だ。気性的にハナ条件というのは本来はこのコース向きの気性。メイショウハガクレは千直は初。それほどハンデが恵まれているわけでもないのに指数が足りるというのは興味深い。きちんと上がりも使える短距離馬なら、考える余地はあるのではないか。


【東京11R】優駿牝馬
◎4.アユサン
○13.エバーブロッサム
▲9.ローヴティサージュ
注16.クロフネサプライズ
△5.デニムアンドルビー
△1.レッドオーヴァル

 桜花賞が指数的に大したことがない、という年は過去に何度もあるのだが、だからといってそれがオークスを考える際にどうかというと、イマイチ関連性が見えてこない。逆に、高い指数を出していてもオークスで負けてしまう桜花賞上位馬もたくさん居たのだ。いつまでたってもオークスは予想するのが難しいレースだと思う。
 馬体面から推していくなら、筆頭はアユサンになるだろう。大型のディープ産駒というGTを勝てる条件は持っていた馬だったが、まさか桜花賞を勝ってしまうとは思っていなかった。それだけ成長急だということだろう。この辺りはディープインパクト産駒の怖さだと痛感する。同じように、脚の長いディープ産駒となると、エバーブロッサムが次位になるか。フラワーCの時点ではまだまだ完成度が低いと思っていたが、長く脚が続く強みを発揮できれば争えるのではないか。そのエバーブロッサムにフローラSで勝ったデニムアンドルビーは直に見たことが無いだけに、なんとも言えない部分はある。小柄なだけに速い脚はあるはずで、スローの瞬発力勝負なら強いということか。同じことがレッドオーヴァルにも言えるのだろう。
 他では一応阪神JF1、2着のローヴティサージュとクロフネサプライズを見直してみたい。クロフネサプライズの前走は、結果論的には少々展開も厳しくチグハグな競馬になってしまった印象がある。今回の外枠というのも厳しそうだが、折り合い一つで粘り込みはできるのではないか。ローブティサージュはチューリップ賞の頃は本当に出来が悪かったのだろう。もう終わってしまったかと思ったが、桜花賞ではレース振りに僅かだが復調気配を感じた。元々スタミナは評価されていた馬だったし、クロフネサプライズよりも距離に対する不安はなさそうに思う。





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