スタッフコラム一覧へ戻る



昨年は雨の影響が大きかった、ということなんでしょうか。今年、とりあえず初日は至って普通な決着が多かった新潟です。わけが分からないのは千直くらい。コーナーコースの芝は枠はあまり関係なさそうですが、通るルートは明らかに内有利。大外ぶん回しキャラ(騎手)は敬遠したいところ。
【新潟2R】
◎6.シンボリジャズ
○7.サンライズムーン

 シンボリジャズの弱点は体が硬いこと。どうしても最後の一伸びが足りなくなりがち。しかし、今回のコースなら許容できる。能力的にもそろそろ。相手探しだと思うが、サンライズムーンに注目したい。休養を挟んで指数を伸ばしているし、前走は展開が厳しかった様子。新馬戦時並みの上がりが出せれば食い込める。


【新潟5R】
土曜の芝外回りは馬体にしなやかさがないと絶対に勝てない馬場だった。体の硬い馬はどう頑張っても2着まで。それならジプシースウィングの2着付け、ということを考えたくもなる。福島の時もコラムでは指摘したが、ジプシースウィングは硬いタイプ。新馬戦で上がり33.0秒を出しても勝てないのは、そういう適性だと捉えて良い。かといってどれが勝つかとなると、指数からはトウカイバイタルしか居ないか。馬体は見たことがないが、キングカメハメハ産駒が今の馬場に合っているという印象はない。一発を狙ってみるならサンデー系のキタノフェニックスやピースオブウィーク辺りが面白そう。エーシンザヘッドは芝もこなせるとは思うが、今のダートなら勝ち負け出来る体型。なぜダート1800mに出ないのか、勿体無い。


【新潟10R】わらび賞
◎9.ブロードソード
○12.ポルスターシャイン
注11.ダイコウキ
△6.ウインラヴェリテ
△8.ナムララオウ

 ダート1800mは基本的にはデカイ馬を買えばOK。ブロードソードはかつて福島の芝で見たことがあったが、血統通りダートということだったか。出来も良さそうだし中心視できると思う。他大型馬の中では腰の良さでポルスターシャインを上にしておきたい。以下500kgオーバーのダイコウキ。大型な部類だが、ウインラヴェリテだと少々腹袋の大きさが物足りない。ナムララオウは馬体重は合格点だが、トモが流れすぎで機動力が心配。


【新潟11R】新潟大賞典
◎2.ナカヤマナイト
○4.ダコール
▲16.サトノアポロ
注7.アドマイヤタイシ
△11.パッションダンス

 土曜の傾向と馬体のパターンから、一番気になっているのはダコール。瞬発力は劣っても良い脚を長く使えるタイプ。土曜12Rのテンペルと似たイメージがある。仕上がりは鍵だが、休み明け好走の例もある重賞だけに。新潟は初だが、案外合うのではないか。
 能力比較をすればナカヤマナイトが中心。しなやかさも十分だし、内有利の馬場で立ち回れる強みと好枠。超スローになってしまうとやや分が悪いが、ある程度流れてくれれば勝てる相手関係。中日新聞杯上位の3頭はいずれも馬体に見所有り。サトノアポロはグングン馬が良くなっている。アドマイヤタイシも引き続き順調か。一頭になると気を抜くという癖があるようだが、それを差し引いてもこの安定感は魅力。パッションダンスはキッスパシオンの仔ということで、このジリ脚もやや納得。アドマイヤキッスは牝馬で軽い馬だったので速い上がりも対応できる馬体構造だったが、アドマイヤキッスの全兄にプラズマという馬がいた。プラズマも500kg前後の大型馬だったが、骨量が多くて「重い」タイプだった。それが勝ち切れなさにも繋がっていた印象がある。どちらかというと上がりが掛かって欲しいクチだった。パッションダンスも似たタイプなのではないかという想像はしている。


【東京11R】NHKマイルC
◎15.エーシントップ
▲7.ゴットフリート
▲9.コパノリチャード

 皐月賞が余計だが、コパノリチャードは折り合い一つで勝ち負けできるのではないかと考えている。しかし、腰が甘い点が気掛かり。東京は時計もかなり速そうだし、ほぼ全馬が未知の領域の時計になると思う。また、おそらく逃げると思うが、逃げ馬には非常に厳しいコースでもある。昨年はカレンブラックヒルが逃げ切ったが、ペースはスローだった。コパノリチャードも、白梅賞、アーリントンCは息の入る流れだったが、Hペースだった千両賞では脚が上がってカオスモスに差されてしまった。今年もスローなら、だが。
 中心視はエーシントップ。指数を伸ばせていない点は確かに気掛かり。この辺りは外国産馬の成長力の低さというのはあるのかもしれない。しかし、今回の対戦相手ではコパノリチャード、ガイヤースヴェルト辺り以外とはもう勝負付けが済んでいると思う。NZTも僅差だったが、内有利馬場で外から捻じ伏せる勝ち方で強かったと思う。逆に、終始内ピッタリを回る絶好の競馬をしながら勝てなかったレッドアリオンは能力面で強いとは言えない。NZT組みで逆転があるとしたら、スタートのミスで競馬にならなかったゴットフリートだけだろう。東京では共同通信杯でほぼ完璧な内容で2着だったが、あの瞬間だけ妙に折り合ったメイケイペガスターに負けたのは仕方が無い。距離も長かったし、広いコースの方が良いだろう。





スタッフコラム一覧へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定 ||