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京都4日目11R 天皇賞・春(G1)

 前残りの傾向が強かったダービーを除くと、昨年はG1・3勝を含む5戦5勝のゴールドシップ。そのダービーでフェノーメノに先着を許しており、フェノーメノの充実振りからもステイゴールド産駒2頭の注目度は高い。しかし、見た目以上に強さが際立っているゴールドシップは、まだG1勝ちのないフェノーメノと比較し、距離実績を含め明らかに優位な立場に位置する。

 1頭になるとソラを使う面があり、上がり3Fが目立たないことが多いが、前に強い馬がいれば有馬記念のように獲物を捕らえるような凄い脚を使え、早めに抜け出す形でも後ろから来ればもうひと伸びするのがゴールドシップでもある。いくら京都とはいえ、長丁場なら極端に速い上がり勝負となることはなく、タフな競馬に強いゴールドシップの強さが期待できる。

 問題は相手。フェノーメノはデキは絶好でも、やはり距離未知数の不安がある。それなら、直線で追えないシーンがあったジャパンCでフェノーメノと0秒2差のレッドカドーは、香港ヴァーズでジャガーメイルを完封し、距離不足のドバイワールドCで馬群を捌いて2着に食い込んだ実績は、このメンバーでは威張れる存在。日本の競馬も2度目なら前進が見込め、手薄な長丁場のG1なら食い込む余地は十分ある。

◎ゴールドシップ
○レッドカドー
注デスペラード
△アドマイヤラクティ
△トーセンラー
△フェノーメノ
△マイネルキッツ




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