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★本日のメイン

福島11R
吾妻小富士賞
◎12.カイシュウタビビト
○13.イトククリ
▲3.レオパステル
注14.メロークーミス
△6.ロングスローイン

馬場状態無関係に福島芝1200mで通用するコツというのは、前々からずっと言ってますが新潟直線1000mで好走するタイプがここにも直結すること。
胴がかなり短くてパワーも十分、ちゃんとした腰高。しかし普通の高速芝1200mだと持続力が足りない。みたいな項目が共通するからです。
実質的にはスタート地点が低く、ずっと上り坂ばかりのコースなので、一息で手持ちの馬力を全部グワッと出すような脚の使い方がいいんです。
だからこそ、前走別コースの大敗を気にしなくても良し。新潟直線と同じく、前走2桁負けからの巻き返し比率がかなり多いコースでもあるわけです。

それともう一つある大きなポイントが、もう一生キングカメハメハ産駒だけ買ってればオッケーということ。
震災の影響で路盤を新装した影響も多少はあるはずですが、昨年1年の集計で、全69鞍あった福島芝1200mで全出走頭数は1042頭。そのうち39頭の産駒が10勝2着6回と言う好成績。
実際の履歴も、4頭追いかければ必ず1頭勝ち負けしていたように、どんな馬場状態でも1年を通してコンスタントにまんべんなく走っていたように、これこそ本質的な「適性の高さ」と言える現象だったと思います。
いきなり開催通して全滅する、みたいなことはないと思いますから、これは追いかける価値があるはず。

というわけで、1000万下条件で好走履歴はまだないのですが、明らかに福島開催に照準合わせて来たカイシュウタビビトが狙い。
レオパステルは現状まだ太いのに追い切りが軽すぎるのが不安。その他の馬も、短距離レースだと言うのにまるで時計が出てません。
真っ当な追い切りで臨んで来ただけでも、今回はアドバンテージになっているはずです。

福島は開催の最初こそ顕著な前残り・内伸びの傾向を示しますが、ちょろっと雨の影響が出て湿り気があるようなら、7鞍も消費すればすぐ外伸びになります。いやなるでしょう。
下級条件でメチャクチャ前残り傾向が出て、人気が先行馬に集中すると同時に騎手もそれに気づいて、このメインレース辺りがペースや仕掛けが早まる頃合いかと思います。

阪神11R
阪神牝馬S
◎9.シュプリームギフト
○13.カラフルデイズ
▲15.イチオクノホシ
注1.アイムユアーズ

どうやら阪神の方はそこまで雨が降ってない様子で、ちゃんとした良馬場でやれそうですね。
だとしたらなおさら、ここ数年の傾向を引きずることになるはず。

古馬の牝馬限定重賞の中で、この阪神牝馬Sは一番距離が短い1400m。
しかし、京都牝馬Sや中山牝馬Sを勝った馬は、この阪神牝馬Sとはとにかく相性が悪いんです。
また、単純なローテーションだけを見ても、前走京都・中山牝馬Sを使った馬は、この阪神牝馬Sではスピード差で気後れして勝ち切れない傾向が続いています。
じゃあどういうタイプが勝っているのかと言うと、準オープンからの格上げ初戦だったり、阪急杯や牡馬混合G1を使ってきた馬だったりと、平均的に速くて厳しいラップを刻んだレースを経た馬。
牝馬限定重賞だからこそ、それまでの牝馬限定戦ローテのステップで出走しやすいタイミングに配置されているレースですが、年末年始のなあなあメンバーを相手に切れ味勝負をしてきた馬はスピード的に怠けているというわけ。
ヴィクトリアマイルを前にして、ちゃんと刺激を与えてスピード性能の低い馬を篩にかける役割は果たしているんですね。

というわけで、狙うは牝馬限定戦とは別路線で頑張ってきた馬。
オープンに上がってからの成績こそ地味になっていますが、シュプリームギフトは今回はかなり相手が楽になっていて、評価出来るタイミング。
UHB賞やキーンランドCは実際に優秀、阪急杯で牝馬最先着+ロードカナロアに0.3秒差というのはかなり健闘しています。
重馬場情報で、専門紙の評価がグンと落ちた今回はかなり買いだと思います。
また、カラフルデイズも芝短距離路線に転戦して完全に復調しました。
元ダート馬ということで走りがズレていたのを、今回は芝コース調教で修正しつつ、距離延長になるアドバンテージもあると思います。
過去にはこのレースをエイジアンウインズで制したこともある藤原英昭厩舎ですし、ここに来てグンと本格化する可能性もあり得るでしょう。
イチオクノホシは、前走は体重増もあった上に完全に前が残る馬場状態。それを大外を回してしっかり最後まで伸びてきたレース振りが良し。
絶好調だった頃のアイムユアーズやヴィルシーナ辺りと接戦していた能力のある馬なので、能力格下とはまだ言えないはずです。

サウンドオブハートは、アグネスタキオン産駒よろしく、とにかく脚元がいつも怪しくて、間隔を空けつつ直前に無理しない軽めの坂路調教しかしてない点が重賞だと不満。
能力は確かに凄く高いんですが、あの歩様見てしまうと正直手が出にくいです。格上げ戦では、期待半分で扱いたい馬。
メイショウデイムは、重馬場でもない上に54kgだと、ちょっと評価しづらいと言う印象。

中山11R
ニュージーランドT
◎12.エーシントップ
○6.プリムラブルガリス
▲11.サクラディソール
注1.ゴットフリート
△15.マンボネフュー

中山は今馬場状態がメチャクチャなことになってるので、当日見てみないといろいろ分からない所はありますが、エーシントップは馬場を選べる外枠を引きました。
これはさすがに評価せざるをえません。朝日杯も変なタイミングで仕掛けなければ勝ち負けには持ち込めたと思ってますし。
その他の馬は、どうしても当日の成長力次第になるでしょう。このレースに関しては、あまり良いアイディアは閃きませんでした。
追い切りでかなり良さを感じたのは、プリムラブルガリスとサクラディソール。サクラディソールは結構楽しみなのですが。
マンボネフューは、超外伸び馬場なら当然候補に挙がる1頭です。                                  







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