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★本日のメイン

阪神11R
六甲S
◎13.サンレイレーザー
○3.マイネルロブスト
▲15.ヤマニンウイスカー
注5.トリップ

今の阪神の芝も相変わらず前ばかりが残るようですが、今回の六甲Sのようなメンバーが揃うなら、馬場のことがなくても前残り予想をするのが普通でしょう。
さすがにヒストリカルはいつまでも人気しないようですけれど、いつまでも差し損ねが続くカネトシディオスにトーセンレーヴ、フラガラッハが人気を集めています。
これでいて、まだ中央初勝利がない岡田祥嗣騎手がヤマニンウイスカーに騎乗。まあ、なめてかかるでしょう。本質的にそこまで抜群に強い馬でもないわけですし。これはスローペース濃厚でしょう。
フラガラッハに58kg背負って33秒台の脚を使えというのは、さすがに酷だろうと思います。

そうなれば狙いは好位勢。
一番の注目は、サンレイレーザー。この馬は阪神外回り1600mが2戦2勝。
しかも前走の洛陽Sも、実は東京でフェブラリーSがあり、小倉で小倉大賞典があった裏ローテの京都オープン。今回の六甲Sも全く同様。
その意味で、有力騎手が大レースで不在になる裏回りローテーションでも確実に乗ってくれる、藤岡康太騎手を前走で乗せたのは意味があったと思います。
あの洛陽S当時の藤岡康太騎手は、病み上がりでとんでもない絶不調でした。乗る鞍乗る鞍ブービー最下位ばかりで、ホント酷かった時期です。
あの時の3着から比べれば、今回の適条件+完全に復調した鞍上の上積み分で、十分勝ち負けはイケると思います。
そして、重賞G1続きだったマイネルロブストのオープン戦2走目も狙い所。
この馬はまだスランプに陥ったような気配はありません。毎回追い切りは抜群に動きますし、レースに行けばゲートもバッチリ決まります。
前走のアイルランドTは中盤全く緩まなかった先行勢総崩れラップ。これを東京2000mの大外枠から、4角先頭で動くように乗ってしまったというのも不利分があったはず。
ここは巻き返しを期待したいですね。
ヤマニンウイスカーは、今週マーチSのジョヴァンニとこの六甲Sに2頭、その他厩舎の賞金上位を全部放出(出走)させる勝負週っぽいようなので、仕上げとやる気は十分。
前走もデキ落ちは全く感じませんでした。唯一心配なのはまだ勝ち勘が分かってない鞍上ぐらい。
芝の叩き2走目でトリップを押さえるというところまで。

差し損ねが続く人気の差し馬を、敢えて今の阪神の馬場と遅くなるだろう展開で拾う理由がないはず。

中山11R
マーチS
◎8.サイレントメロディ
○5.トーセンアレス
▲3.ドラゴンフォルテ
注14.サイオン
△1.フレイムオブピース
△16.ジョヴァンニ
△12.ナイトフッド

このレースはホント掴めません。
高松宮記念の裏重賞となる分、宮記念を捨ててこっちに集中という勝負気配の関西の陣営を…と普通は考えるんですが、なかなかそれが実らないのが実情。
シーズンオフのオープンなのに、必要以上にタフなレース展開になりやすい中山ダート1800mで、しかもハンデ戦ですから。
トップハンデの馬がそこそこ来るとは言え、やはり1番強い馬が紛れで何度もコケている実情、強い馬を抱える陣営から見ればここまでローテーションを引っ張る理由があまりないんでしょうね。
連勝中のジョヴァンニのような馬も、レースの質の厳しさの前に着順を落としてしまうと言うのも良く見ます。これも、冬場絶好調→春になるとイマイチ、という変わりようがあるから。
グランドシチーも、東海Sを落としてさすがにデキが落ちているように見えますし、どうしても馬の調子が急変してしまうタイミングというのもあるでしょう。

なので有力どころで注目すべきは、休み明け初戦の一発勝負や叩き2戦目の狙ったローテーション。
サイレントメロディは、昨年勝った条件に向けて、誰がどう見ても「明らかに前走が8分以下、ここでハッキリ上げてくる」と言う過程が読めます。
前走もゲートだけは出ているんです。追走で気を抜きすぎただけ。叩けばかなり変わるでしょう。三浦皇成騎手が直前の追い切りで乗っているのもポイント。
上位厩舎でざっと見直すと、サイオンもそういう叩き2走目のハンデ重賞狙いと言う向きでしょう。追い切りが全くパッとしませんでしたが…。
タカオノボルのように、メンバーがショボすぎるから川崎記念の入着賞金を中10日で取りに行った、みたいのが透けて見える馬は、当たり前ですが疲労を残してしまうので絶対に良くないです。

その他では、浦和競馬場のダントツリーディングである小久保厩舎に転厩したトーセンアレスが、どのような体つきで変わってくるかに注目。
この馬も元々は中山4勝馬。前走の東京スプリントはコーナー2回ですし、ハッキリ合わない条件。そこを59kgで叩いてここ、というのはポジティブに評価してもいいでしょう。
ドラゴンフォルテは、中山だけでしか走らないタイプ。初の中山になるフレイムオブピースやジョヴァンニと比べれば、こちらの方が多少は確率的に良いのでは?

中京11R
高松宮記念
◎7.ツルマルレオン
◎11.ロードカナロア
▲12.ドリームバレンチノ
注17.ダッシャーゴーゴー
△8.マジンプロスパー
△9.サンカルロ

中山のオーシャンSを見ていた人的には、ツルマルレオン一押しですね。
春の高松宮記念に関しては、オーシャンS無関係な結果になってしまうと、もう全部前哨戦が関西なので、完全に思いつきで予想するしかないんです。
ここ最近オーシャンSと高松宮記念の関連性も薄れていますし、なかなか難しいかとは思いますが…。

ツルマルレオンは、腹袋とトモがもともとかなり大きい馬でしたが、それでも前走は多少太め。
賞金が足りない立場でありながら、一度使って次こそ良くなるだろうと言う、昔ながらの先を見越した仕上げで出てきてて、良くそんなことやるもんだなと思いました。
しかしそれでも、大分胴芯やお尻周りが充実してきたのか、昨年のダラダラした6着とは全然違う内容を見せてくれたのです。
当日は電車が止まるほど強風が厳しい日で、ある程度射程圏にいて4角エンジン掛かり切ってるなら差せますが、ツルマルレオンは3コーナー過ぎから8頭か9頭分ほど大外をブン回し。
これで良く最後まで脚が続いたものです。競馬振りとしては、G1制覇前のデュランダルの阪急杯4着と似たような気配があったと思います。
ああいう、目の前のレースを攻略するためにはとても無理、と言う競馬をしながら、周りとは全然質の違う脚の使い方をしたと言うパターンは、生命力の強さの証明でもありますし、ちゃんと先に繋がります。

フラットに予想をするなら、もうちょっと適切に印を振りますが、自分が手にしているアドバンテージで何かを、ということならツルマルレオンですね。
バルジュ騎手は相変わらずスランプを脱していないようですが、中京コースで2日乗っていて、この大舞台で経験が多少でも活きれば…。






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