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【東京2R】
◎4.モンテネオ
○2.メイショウトラクマ
▲7.インストアイベント
注9.トゥールモンド

 土曜は風の影響で、先週までよりも上がりが掛かるレースが目立った。明日がどうかは分からないが、標準的な東京のイメージでなら、トゥールモンドではやや決め手に欠く印象があり、メイショウトラクマも良い目標になりそう。モンテネオは前走も追い出してからは良い反応だったが、一瞬脚で終わってしまった。上がりが速かった分や休み明け、距離など、見直せる点はいくつかあるので期待したい。インストアイベントもまとまりがあり、動ける態勢だが、この血統は兄弟みな上がり勝負は不向きに出ている。内容自体は悪くなかったので、距離短縮という味付けでどうか。


【東京8R】
◎3.ジョングルール
○9.マイネルシュライ
△12.バウンシングライト

 芝も風の影響か、または、さすがに最終週で芝状態も少し痛んできたか、土曜は非力なタイプには厳しい印象を受けた。切れ味重視の体型ではなく、ある程度のパワーが欲しい。となると、500kgを超えるジョングルールはそろそろ頃合か。本質的にはもっと距離があって良いタイプで、1800〜2000mばかり使っているのは謎。まだまだパンとしてこないが、このクラスは上位なだけに。相手も馬体重の大きい馬からマイネルシュライを。細身で明らかに非力タイプのラスヴェンチュラスは少し割引か。比較的小柄な部類になるローレルブレットやオメガブレインも前日傾向としては強調できない。ソルレヴァンテも馬体的には上位だが、時計・上がりが掛かる中山の方が向いている。となると、バウンシングライトまで出番があるか。


【東京11R】フェブラリーS
◎8.イジゲン
○7.ガンジス
▲2.グレープブランデー
注14.テスタマッタ
△16.シルクフォーチュン
△4.ナムラタイタン

 出遅れが心配されるイジゲン。JCDは大外を回るのが厳しいレースなので、出遅れた時点で終了だった。しかし、フェブラリーSは昨年のテスタマッタ−シルクフォーチュンの後方から大外一気があるように、挽回の効くコース。東京新聞杯で同厩舎のリアルインパクトの+20kgはさすがに驚いたが、イジゲンは太りやすい体質ではないので、あまり心配はいらないだろう。仮にスタートを決めれば武蔵野Sの楽勝があるように、力は通用する。得意の東京でなら出遅れ込みでも中心視できると考える。
 同じくらい頭の期待ができる馬としてはガンジス。矢作厩舎は、ディープブリランテもそうだったが、前哨戦は明らかに叩き台という仕上げで挑んでくる傾向がある。馬体重こそ安定しているが、もう少し実が詰まる余地を感じた。成長力ある若い馬なだけに、上積みは大きいと見る。
 グレープブランデーの近走の充実振りは目を引く。それと若さを評価するが、どうしても気になってしまうのは、ユニコーンSで牝馬に負けてしまったという履歴。本質的にはコーナー4回のコースの方が向いている可能性が高い。また、浜中騎手も先週東京で騎乗したが、掴めていないのか、どうにも嵌っていない結果だった。鞍上にも不安が残るが、もう世代交代の時期と見て、この3頭に期待を掛ける。
 他は相手候補まで。特に注目しているのはテスタマッタ。叩き良化型なのは周知の通りだが、前走はそれでも大分良く映ったし、レースでもしっかりとした伸びを見せていた。予定通り一叩き+岩田騎手への乗り替わりなら。

ワンダーアキュートは使いすぎの気がある。勝ち切るためには500kg台がベスト体重のようだが、調教後発表の馬体重では534kg。さすがに太いのではないか。エスポワールシチーがどの位置で競馬をするのかも微妙だが、それなら外した方が懸命だろう。追っても大して味のない馬なのは昨年示した通り。カレンブラックヒルが前日1番人気というのは、気持ちは理解できるものの、データ的には全く無し、となるのも知られているはず。過去に何度も、この馬ならどうか?という例はあった。しかし、その全てがダメだった。昨年のグランプリボスはパドックでの馬体比較なら全く劣らないどころか、上位の部類だったが、そういう問題ではないということ。人気ならむしろ切る。





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