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★本日のメイン

中山11R
ニューイヤーS
◎13.タマモトッププレイ
○11.オメガハートランド
▲6.オセアニアボス
△15.オウケンサクラ
△2.サンライズプリンス

タマモトッププレイは、未勝利をようやく脱出したのが9月の4回阪神最終日、ラストチャンス未勝利だったにもかかわらずそこから急変。
500万を連勝しただけでなく、その次にいきなり準オープンに挑戦してクリアしてしまいました。充実一途の3連勝でしょう。
しかも、1000万下を一度飛ばしてオープン入りしたので、本賞金がたったの1800万。
そのため、賞金別定のこのレースでは、他の5歳以上古馬よりも概ね1〜2kg、コスモセンサーとは4kg軽い54kgで出走できるんです。
どうしても勝利即昇級の現行ルールでは、強気の格上挑戦に成功してもあまり得することが少ないんですが、この例はルールの穴を突いた一種のボーナスだと言えます。

ここ最近の南井厩舎の勢い、中山遠征で乗り替わりなのに和田騎手が追い切りに騎乗、馬場が荒れてきて差し馬場に変わっている状況を狙っての遠征など、いろいろと丁寧に番組を選んでる背景も感じます。
南井厩舎に入ったホットプレイの仔(全てフジキセキ産駒)は、みなオープンでそこそこ通用する所まで成長してきます。先週も重賞で3着していました。
4連勝も十分視野に入る一戦だと思います。

改めてレースのメンバーを見直すと、昨年の勝ち馬コスモセンサーと重賞勝ち馬レッドスパーダが58kgで登場。
例年、3番手以内通過の先行馬を買わないと当たらないレースなんですが、今年は先行勢総崩れも見える相手関係ですよね。
やはり注意したいのは差し馬、特にコーナーワークでアドバンテージがある斤量の軽い馬です。
そういう意味だと、500万下を勝った後しばらく3歳クラシック戦線を歩んでいて賞金加算のない明け4歳馬は、軽量をもらえる意味でもプラスに取れます。
タマモトッププレイ、オメガハートランドの明け4歳コンビには、注目して然るべき場面でしょう。

その他、オセアニアボスは前走着けたブリンカー効果がテキメン。中山コースに実績もありますし、中団で追走出来るようになってるのなら注意。
オウケンサクラは、スプリント路線で壁だったのでマイルに戻ってきました。単純に本来の体型から、距離が延びるのはいいはずです。
それとこの馬、中山コースは1戦1勝、生涯最高実績の重賞勝ちあるコース。実は上がり勝負に全く適性がないからこその低迷で、中山コースは得意なのでは?


京都11R
日経新春杯
◎11.エキストラエンド
◎6.サトノパンサー
▲1.ムスカテール

日経新春杯の京都2400mは、テイエムプリキュアのような出し抜けを食らわない限りは基本的に道中の位置取りは無関係。
外に出す馬は4コーナーの惰性で外に膨れすぎてしまうのと、その直線の入り口の詰め方捌き方であっという間に3馬身ぐらい短縮できるからです。
内側の馬場がいいのなら、コーナーで内を突いて、京都外回りの直線全部使って爆発力を活かすような乗り方がベスト。
ダコールの烏丸Sやメイショウカンパクの京都大賞典のような惰性アンド惰性の外回しよりも、1枠好走実績・中山や京都阪神2000m内回り好走実績、小回り実績を同時に持つ馬がむしろ好走します。
なぜかと言うと結局、内有利グリーンベルト開催Aコースの影響がかなり強いからでしょう。
ダコールの烏丸Sは開催10日目ですし、メイショウカンパクの京都大賞典は全面的に馬場がいい4回京都前半の時。当時とは状況が違うからこそ、上手くハマりにくいと思っています。

ルーラーシップのような、重賞複数回勝利が可能なちゃんとしたG1.5級クラスの馬ではない限り、このレースで外回しは損。
今年のように準オープンからの格上挑戦が7頭もいるような大混戦フルゲートなら、能力の差から考えて4角内を突いた馬が、距離得した結果半馬身差ぐらいで勝つレースだと考えましょう。

今のところ注目しているのはエキストラエンドとサトノパンサー。
エキストラエンドは、ステップとしてこの日経新春杯と相性の良いオリオンSで、大外枠を引いてずっと外を回して負けた馬。
準オープンを負けている分ハンデももらえますし、外を回して負けた反省がある分+軽量で機動力が使える分+基本的な力では負けているという陣営の負い目があって、必ず内を突く計算も立つと言うプラスが大きいんです。
サトノパンサーは、中山でも期待している南井厩舎所属。そして、プロミネントJTを勝った馬。
WSJSの中でも、準オープン2000m+58kg定量で戦うプロミネントJTを勝つことは、外人の叱咤に耐えたタフネスの証明でもあります。
毎年この条件を勝った馬は、どこか重賞戦線でも通用していますよね。
サトノパンサーはそもそも昇級して即通用するタイプではなく、クラス慣れが必要な方。また距離短縮がハマらず、1600m→2000mで2勝しているキャラで、本来ロングスパート戦の方が得意。
それが朝日CCで早仕掛けして0.2秒差なら、十分戦えることの証明ではないでしょうか。距離も当然延びた方がいいタイプで、今回は内枠を引きました。これは巻き返しがあると思います。

カフナは、条件的にはいいと思うんですが、さすがに鼻血出して取り消しレースをしてない後で重賞に出るのはどうなのかと…。
これ多分前走出走する前から予定通りのローテーションを歩んだつもりなんでしょう。
レースを無事回ってくるだけでもここで上位評価にしたんですが、この過程では推せません。





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