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【中山3R】
◎15.パッシードジビッボ

 馬体重的には確かに小柄なタイプですが、比較的完成度が高くスピードは確りある馬。ただ、初戦の大出遅れの原因が「ゲート音を怖がる」ではさすがに予期なんかできない。前走はチークピーシズを装着してスタートダッシュを決めましたが、音に対してチークは無意味。メンコを重ねて被せるなどの方が適した対策だと思うんですけども。とりあえずゲートを出るということ前提で。前走時の馬場は、内を通る逃げ先行馬にとってはかなり厳しい状況。後半のレースともなれば4角を回りきれずにバテる馬が続出。メインの福島記念ですら、OP馬でもそんな状況でした。ダートは未知数ですが、外枠なら包まれることもないでしょうし、土曜の雨で前が有利になっているの状況はプラスのはず。


【中山10R】仲冬S
◎12.キョウワダッフィー
▲10.サマーソング
注14.トーホウプリンセス
注16.ワールドエンド

 雨は降りましたが、それでも展開が速くなると差し馬に向くよう。もちろんここの鍵はエーシンジェイワン。ただ、例えば前走のテン3F32.8秒はとんでもない速さですが、仮に同じラップを中山で刻んだ場合、さすがに止まる可能性が高いと思います。そうでなくても、速いラップを刻むことは間違いないでしょう。外からワールドエンドも行きたいクチ。なので、ここは差し馬を中心に考えたい。それなら前走の内容が優秀なキョウワダッフィーを昇級・人気でも。ワールドエンドは1200mでも大丈夫。ただ、腰が甘すぎるので坂コースは基本マイナス。3走前の敗因はスタートの後手を挽回しようとして脚を使ってしまったこと。できればハナが理想ですが、単独番手という隊列は可能な組み合わせなので、揉まれないという形ならハナでなくても、の可能性は保留しておきます。他は時計性能を買ってトーホウプリンセス。差し馬に注目というのなら上がり上位のサマーソングなども。


【中山11R】朝日杯FS
◎5.コディーノ
○1.ザラストロ
▲9.エーシントップ
注6.ラブリーデイ
△14.ロゴタイプ

 毎年のことながら、このレースは将来性より完成度が求められるレース。なので、過去に50以上の指数を出したことがある馬から考えたい。そういったレースはいくつかありますが、取捨をするなら、まずはデイリー杯を下げたい。レースを見る限りではただのスロー前残りという感じで、果たして中身があるのかどうか懐疑的。テイエムイナズマもマイネルエテルネルも次走京王杯で人気になりながら大敗。同2着のクラウンレガーロも特に評価しようがありません。

 レース振りから完成度を測ればやはりコディーノが中心。兄ラヴェルソナタ、姉パストフォリアも同じ藤沢和厩舎でしたが、ラヴェルソナタは全く仕上げないまま使っていましたし、パストフォリアも当時はまだまだ完成度が低く勝ちきれない履歴でした。しかし、3頭目のコディーノは早くから始動し札幌2歳S、東スポ2歳Sを勝利。この血統の育て方もようやく掴めて来た感じでしょうか。

 人気を分け合いそうなエーシントップ。これはレース振りは確かに強く見えます。が、馬体的にはまだ未完成の印象もあります。血統的にも1400mベストなところもあり、さらに大型馬で、小回り中山が果たして向くのかは分かりません。それでも強かったら仕方が無いのでこの評価で。

 ザラストロはいろいろ状況が向いている可能性が高い。枠も良いですし、本来は時計が掛かる状況の方が向いている馬。むしろ新潟2歳Sを勝ったことの方が驚き。前走は休み明けということよりも、あのレコード決着は無理だったということでしょう。今の中山の時計の掛かり具合ならチャンスはあるはず。

 ラブリーデイは立回りに自在性がありそうですし、父キングカメハメハで馬体重もコディーノとほぼ同じ。凄く似た印象を持ちます。前走の内容を見ると、エーシントップとは勝負付けが済んでしまった感じもしますが、京王杯はスローだったので、ペースが違えば違う面が見られるかも。

 ロゴタイプは外枠がとにかく痛い。特にロゴタイプは先行馬で、ずっと馬群の外を回らされる形になってしまうでしょう。それでも、他から推すならこれ。同じローエングリン産駒でもゴッドフリートとは能力差があると思います。枠の差があっても。昨年はきんもくせい特別からアルフレードが勝ちましたが、さすがにゴッドフリートに同じものを期待するのは酷だと思います。





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