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京王杯はエーシントップとノウレッジという、言ってみれば「変態」的な馬を見ることができて、なかなか面白いパドックでした。サンデー系全盛の時代ですが、こういう特異な馬が活躍してくれるのは競馬として面白いもんです。
【6R】

過去のIDMで52と48を出した2頭に対し、他にそのレベルまでの能力を出せる馬がいるのかどうかが焦点。シュトラールは前走1000万下で通用しそうなレベルの時計で圧勝。多分ここも圧倒的なスピードで押し切れると思う。タイセイロバリーも1000mを勝った時が500万下を上回る時計で圧勝だった。前走は明らかに距離が長かったが、1400mのここならもう少し力は発揮できるはず。

◎シュトラール
○タイセイロバリー


【7R】

中心は前走同条件で1000万並みのIDMで2着したコスモイルダーナ。先行馬が少ない組み合わせで本来ならここは先行できるはず。決め手もしっかりしているので当然勝ち負けに。フランキンセンスはこの枠で先行できればチャンスはある。前走は速い時計の決着にも対応できた。フランスギャルは末脚がしっかりしたタイプ。どの道大外を回すのでこの枠は歓迎。テンが速くならない1300mというのも追走するのが楽になる。アーティクラフティはスタートの上手い騎手に乗り替わりで決め手の良さが活きそう。

◎コスモイルダーナ
▲フランキンセンス
▲フランスギャル
▲アーティクラフティ


【武蔵野S】

いわゆる3歳馬vs古馬という図式だ。例えばダノンカモンやシルクフォーチュン、ナムラタイタンとイジゲンの間には持ち時計で1.4秒以上の開きがあるのだが、それを斤量1〜2kg差あげるから逆転してみせなさい、ということ。3歳馬は夏を越して一戦毎に時計を更新して成長を示していくので、どうしてもIDMは後手後手に回ることになるから、額面通りの差ではないのだが、結局各馬の持っている資質と上積みを想像するしかないのがこのレースの難しい所である。まあ馬券は難しいが、レースとしては楽しみが多い。

イジゲンやナムラビクター、トリップらは強い3歳世代の中で、間違いなくトップクラスの資質はある馬なのだが、前走でハッキリ性能を示したのはナムラビクターだ。2100mで2.09.3は斤量が軽かったとはいえ、レコードに0.2秒差まで迫るタイム。ここに来て急激に力をつけてきている証だと思う。最内枠を引いたので、今回もロス無しの競馬ができる。イジゲンは乗り替わった前走ですんなりゲートを出たのは驚きだった。今回も出遅れずに出れるのか?は分からないが、時計を大幅に詰められるだけの才能は持っている馬だとは思う。トリップは馬体的にもダートだろ、という馬で初ダートだったジャパンDダービーで2着は立派だ。

◎ナムラビクター
▲イジゲン
○ナムラタイタン
○ダノンカモン
注シルクフォーチュン




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