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東京11R 天皇賞・秋(G1)

 初の古馬相手となる3歳馬は、その距離のスペシャリストたちと戦うことになるだけに、基本的に厳しい戦いが想定される。シンボリルドルフもディープインパクトも、ブエナビスタも敗れてきた。しかし、血の入れ替えが進み、生産馬の質が一気に高まってきたことに加え、育成レベルも非常に上がり、世代を超えた強さを3歳馬たちが見せている。前哨戦の毎日王冠は無敗のマイル王・カレンブラックヒルが制し、ダービー出走のジャスタウェイが猛追して2着と3歳馬のワンツーを決めたのが好例と言える。今後は毎年のように「今年の3歳馬はレベルが高い」と発言することになりそうだ。

 この世代の代表格であるフェノーメノは、菊花賞で2着に健闘したスカイディグニティを完封し、秋初戦を好発進。オールカマーのペースラップが、宝塚記念のアーネストリー以下のラップと類似しており、古馬G1のペースには対応できる。得意の東京コースに舞台が移れば、より高いパフォーマンスを見せる可能性は高く、シンボリクリスエス以来の3歳馬による天皇賞制覇の期待が高まる。

◎フェノーメノ
○ダークシャドウ
▲ルーラーシップ
注カレンブラックヒル
△ナカヤマナイト
△アーネストリー
△ジャスタウェイ




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