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【中山11R】スプリンターズS
◎7.リトルブリッジ
◎15.エピセアローム
○14.カレンチャン
注5.ラッキーナイン
注16.ロードカナロア

 土曜のレースを見ていると、先週一雨降ったものの、相変わらず馬場状態が良く、時計も速いままの様子。それで馬場が乾いていれば外差しにはなかなかならず、内有利前残り決着も多かった印象です。ただ、土曜の11Rだけは良く分からないですけどね。明らかにスローなのに後続は全く動かず、勝負所で差を詰めようという動きすらなかった。騎手が全員勘違いしている可能性もあります。さすがにGTで「ただのスロー前残り」なんて起こらないと思いますけども…。明日の天気も少し心配ですが、とりあえずこのままの馬場で想定しておきます。

 頭候補としてはリトルブリッジとエピセアロームに期待。リトルブリッジはスプリントシリーズ優勝ボーナスがかかっています。外国馬にありがちな問題点として、時計性能がどうなのかということですが、例えば3走前のバウヒニアスプリントトロフィーはなかなかの好時計。直線1000mで54秒台なんて日本(新潟)でしか出ません。香港スプリントがかつて1000mで行われていた時代は56.4秒が最速(シャティン競馬場)。サイレントウィットネスでさえ56秒台です。そういったことを考えれば、時計性能としては十分じゃないでしょうか。レースVTRを見てみると、少し走りの硬いタイプ。土曜を見ているとそれでも大丈夫そう。今の馬場にもマッチしている可能性があると思います。

 エピセアロームは馬キャラとして、アストンマーチャンに近いんだと思います。春は距離を延ばしても良いことがなく、短距離に活路を求めて一気に頂点まで駆け上がったのがアストンマーチャン。当時は確かに雨でそれほど速い時計性能が必要ではなかったというのはありますが、パドック的視点ではそんなの関係ないですね。ただ、当時と違い、今年は昨年の上位馬など、相手は楽ではないと思います。そこは3歳馬の斤量差でなんとか太刀打ちできるのではないかと。本当は逃げるくらいのアイデアが欲しいところですが、この鞍上ではそれは期待できないか。

 カレンチャンは前走は明らかに太め。さらにテンからガリガリやりあって、結構消耗も激しかったレース。直線での失速はやむなしでしょう。一叩きで確り作ってくれば。ただ、あまり差しに拘ると、差し遅れしそうな馬場ではあります。鞍上が馬場を掴めるかどうかにかかっているでしょう。相手候補でならラッキーナインも有力で良いと思います。改めて去年のレースを見ると、パドトロワが絶妙に邪魔してるんですよね。今年も何かに邪魔される可能性はありますが、スムーズなら着は狙えても良さそう。

 ロードカナロアは、函館SSは鞍上が無駄に控えすぎたミスがあったので仕方無いですが、セントウルSは負けちゃいけない内容だったはず。たとえ相手が4kg軽かったとしても。高松宮記念もそうですが、力は示していても、何か「そこまで」という感じで、正直負け方が良くない。果たしてGT取れる馬なのかどうか、そこに疑問を感じざるを得ない。





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