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中山9R
カンナS
◎1.トルークマクト
○5.レディー
▲4.ヨシカワクン

まあ、あれだけの前残りを見せられてはね…。内枠の逃げ馬狙うでしょう。
そして2歳戦で履歴の若い馬同士のポイントとしては、小倉や函館の、「前半ハイラップ」を踏んだ経験のある馬が少ないこと。
条件戦ならチョイチョイ見つかりますが、中山カンナSは、よっぽど意欲的な東上をしない限り、そう言う履歴の馬は出てきませんね。

日曜日の予想でルリニガナが上手く行ったのと、前走札幌1500m組がやけに好走したように、今の中山は序盤に忙しい競馬をした経験が活きる状況です。
終いにいくら脚があっても前が止まりませんからね。
函館1200mで前半34秒1の押し逃げ、小倉2歳Sで前半33秒2の追走(これは揉まれて大敗)をしたトルークマクトが経験上位と見ました。
そして、転圧影響で内伸びの馬場だったとは言え、レディーのすずらん賞前半3F34秒2の粘りも褒められます。

あともう一頭、ヨシカワクンも注目。
前走の新潟1000mは、3鞍あった新潟2歳戦の1000mの中では一番テンに速い競馬。この馬自身の追走は、その33秒8よりもっと遅いんですが。
しかしこの馬結構馬体に見所があるんです。新馬は取消直後で変な癖見せてましたし度外視は可能。
新人騎手が乗ってハミ受けが良くない、という問題点があるようなので、それは外人騎手が乗ったら一気に解決するんでないの…という考えが大きいです。
スピード経験しているのなら、ここで評価は出来ると考えました。

その他の新潟組は、テンにゆったりした競馬で勝ってきた馬ばかり。
今の馬場にはとてもついて行けないでしょう。

★本日のメイン

阪神11R
仲秋S
◎2.ウエストエンド
○6.メモリアルイヤー
▲4.イチオクノホシ

中山ほどではありませんが、阪神の芝も日曜日はかなり前が残る傾向だったようですね。
月曜日はどこまで極端になることやら…。

しかしこのメンバーも、良く見渡すと有力差し馬にちゃんとした阪神実績がありません。
カネトシディオスは、新潟外回りでいい勝ちっぷりしてからいざ昇級阪神!→しかし前残り馬場で届かず…なのが昨年と一緒。
イチオクノホシも、阪神のレースは相手が強いところとばかり当たってたとは言え、4着2回なんです。

イチオクノホシは有力馬として評価しますけど、注目したいのは今回スンナリ逃げ・先行が可能なタイプ。
ウエストエンドとメモリアルイヤーには注目しています。

ウエストエンドは、2段格上挑戦。阪神芝1400mなら、土曜日にあった瀬戸内海特別でも良かったはず。登録はしてました。
しかしそこよりも、こちらの準オープン53kgの方が分が良いと踏んだんでしょう。
白井厩舎はオープン馬が軒並み放牧で、下級条件の馬にも細かく手を掛けられる状態です。
この格上挑戦は、かなり厩舎としても意欲的な挑戦ではないかと見ました。

メモリアルイヤーは、前走が非常に厳しいレース。
明らかにテンのダッシュがとんでもない馬が1頭いて、おまけに開催最終日の荒れ馬場で差し有利展開。
これでは力を出すどころではないでしょう。もちろん前有利馬場が前提の推奨ですが、今回は恵まれる分が大きいと思います。

中山11R
セントライト記念
◎5.ニューダイナスティ
○6.エキストラエンド
▲1.ベストディール
注8.エタンダール
△4.フジマサエンペラー
△3.カナロア

日曜日の馬場を見てしまうと、もうニューダイナスティしか考えられないじゃないですか。
月曜日にもっと傾向が大きく変わらないと、隊列の半分より後ろを進みそうな外枠の差し馬ではどうにも…。
また、今年の3歳クラシック重賞の傾向が、そもそもディープ産駒が6割独占。ダイワメジャー産駒とステイゴールド産駒で2割、残りの2割は短距離重賞。
しかも、ウルトラレコードが出た京都新聞杯は、ディープ産駒の独占でした。

一部の人たちは「これはアカンことだと思いますよ」と言うと思いますし、自分もそういうバラエティのない競馬ってどうなんだ?と感じますが、
それでも「極端な傾向が出ている時は極端な傾向を信じる」べきなのが馬券戦術ですからね。
ここは、内枠に入ったディープ産駒で固めるべきでしょう。

改めて、ニューダイナスティ。
ジェンティルドンナが日曜日に勝ちましたから、石坂厩舎はこれで重賞9勝。
毎週毎週どころではない、毎日どの重賞でも石坂厩舎を拾っておかないと危険という領域に入ってきましたね。
しかも、ニューダイナスティ自身も素質だけの評価ではありません。そもそも京都新聞杯では、上位に入線したディープ組に格負けしていました。
しかし夏を越し、少し甘い馬体で出て来た佐渡特別。これがかなりの好ラップだったんですよね。
中盤でも2度引き離す動きを見せながら、ラスト2Fは11秒4−11秒4。レコードタイムを叩き出したのに、余力十分の走りだったのは明らか。
春のクラシック出走馬も、先行して厳しいラップを踏んで好走したタイプはいないわけです。
これなら夏場の成長力の分で、京都新聞杯の時に付いたかのように見える序列を逆転できるでしょう。

その京都新聞杯のウルトラレコードで好走しているエキストラエンドは、素直に評価すべき所。
弥生賞のような酷い馬場でも見せ場を作りましたが、それよりもスピード優位の馬場の方がいいと言う証明ですし。
その他、中山コースは問題ないタイプに見えるエタンダールやベストディールなど。

ちょっとディープ産駒以外で注目したいのは、札幌記念帰りになるフジマサエンペラー。
古馬の壁に跳ね返されたのは事実ですが、当時よりも明らかに追い切りの動きが良化しています。中山外回りもいいはずなんですよね。
馬体自体は悪くないので、当日見比べて足りるようなら。

フェノーメノは、日曜日の騎乗見ていると「前が残る内有利の馬場とは言え、内で脚を溜める気が全くない」蛯名騎手が騎乗するので、間違いなく大外回しになるでしょう。
別にこれが悪いことだとは言いません。一番強いのは間違いない馬ですし、そう教え込んで勝ってきた馬ですからね。
けどやはり、セントライト記念を勝つ乗り方としては、過去の傾向見比べてもあまり適切なものとは言えないと思います。





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